技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

レオロジーを特許・権利化するための基礎科学、測定技術、データ解釈

レオロジーを特許・権利化するための基礎科学、測定技術、データ解釈

~そのレオロジーのデータ、特許として権利化できるかもしれません~
オンライン 開催

このセミナーは2023年8月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2023年12月22日まで受け付けいたします。
(収録日:2023年8月28日 ※映像時間:約2時間57分)

概要

本セミナーでは、工業材料の代表として高分子と微粒子分散系に焦点を絞り、レオロジー数値を特許とするために必要な粘度や粘弾性量の定義、測定技術とデータ解釈、メカニズムの基礎理論について経験をまじえてわかり易く解説いたします。

開催日

  • 2023年12月22日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • レオロジー物性を的確に把握するための粘度・粘弾性測定のノウハウ
  • 権利化に向けた機能と数値範囲との関係の定量的な説明方法
  • レオロジー量の権利化とパラメータ特許の留意点
  • 特許要件としての進歩性に基づいてレオロジー値を評価する手法
  • 高分子材料と微粒子分散系について粘弾性的現象論と構造論的メカニズムとを関係づけて解釈できる

プログラム

 新材料の発明に際して特許を申請するとき、その請求項としては構造あるいは組成が主であり、物性はそれに付随するものとして取り扱われるのが普通です。しかし、ある機能を実現するためにレオロジー的性質が極めて重要で本質的である (臨界的意義を有する) 場合、既存の材料であっても進歩性という観点からレオロジー量やレオロジー式が特許として権利化されることがあります。技術的対象を特定するために数値範囲を限定した特許はパラメータ特許と呼ばれていますが、権利化のためには機能と数値範囲との関係を定量的に説明できることが要件となります。
 本セミナーでは、工業材料の代表として高分子と微粒子分散系に焦点を絞り、レオロジー数値を特許とするために必要な粘度や粘弾性量の定義、測定技術とデータ解釈、メカニズムの基礎理論について経験をまじえてわかり易く解説します。特許においては科学技術とは別の切り口で対応しなければならないこともあります。特許戦略という観点から実際の事件にも触れますので、権利解釈とその判断についても理解を深めていただけるものと考えます。

  1. パラメータ特許の概要
  2. 粘度および粘度曲線の特許化
    1. 粘度挙動の基礎
      1. 粘度の定義とニュートン流動
      2. 非ニュートン流動 (擬塑性流動とダイラタント流動)
      3. 粘度の時間依存性挙動 (チクソトロピー)
      4. 技術用語「チクソ性」のあいまいさ
    2. 工業技術としての粘度測定法
      1. JISに規定されている粘度測定法の特徴
      2. B型粘度計における粘度測定
      3. 粘度の履歴現象と平衡流動曲線
    3. 高分子と分散系の粘度挙動に関する材料科学の基礎
      1. 高分子の分子運動と分子形態
      2. 低濃度高分子溶液のゼロ剪断粘度と分子量
      3. 高分子鎖のからみあい
      4. 高濃度高分子溶液の非ニュートン流動
      5. 微粒子分散系のおける粒子間相互作用と凝集
      6. 凝集分散系の非ニュートン流動
      7. 降伏応力の測定と評価
    4. 粘度挙動に関する特許の例
      1. 粘度値による特許
      2. 非ニュートン流動を要件とする特許
      3. 粘度特許の解釈と技術的あいまいさ
  3. 動的粘弾性値の特許化
    1. 粘弾性の基礎
      1. 弾性と粘性の基礎
      2. 粘弾性モデル (マックスウェルモデルとフォークトモデル)
      3. 動的粘弾性 (複素弾性率) の定義
      4. 動的粘弾性曲線の特徴
      5. 動的粘弾性曲線による固体と液体の判別
    2. 高分子と分散系の粘弾性挙動に関する材料科学の基礎
      1. 高分子の分子運動と温度
      2. 無定形高分子における時間 – 温度換算則
      3. 高分子の粘弾性挙動と分子量
      4. 高分子における高次構造性と粘弾性
      5. 分散系における微粒子の凝集と三次元網目構造の形成
      6. 凝集分散系の動的粘弾性曲線
    3. 粘弾性に関する特許の例
      1. 粘弾性値に関する特許
      2. 粘弾性特許の解釈と技術的あいまいさ
  4. パラメータ特許に関わる具体例 (事件) の解説
    1. 権利解釈と判断
      1. 異議申立と無効審判に関わる判断事例
      2. 効果 (発明の課題) とレオロジー量との関係についての判断事例
    2. パラメータ特許取得に際しての経験と留意点
      1. 権利化しない選択
      2. 米国特許取得の経験談
      3. 学術論文と特許
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,900円 (税別) / 33,990円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,900円(税別) / 33,990円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/3/4 機械学習による高分子の劣化診断、予測技術 オンライン
2024/3/5 粘弾性挙動によるプラスチック成形品の残留応力の発生と解放のメカニズム オンライン
2024/3/5 他社特許の分析手法と弱点の見つけ方 オンライン
2024/3/6 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2024/3/6 ダイコーティングの基礎理論とトラブル対策 オンライン
2024/3/6 コーティングプロセスにおける界面化学とレオロジー解析 オンライン
2024/3/8 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2024/3/8 プラスチック系の複合材料を使いこなす勘所 オンライン
2024/3/11 UV硬化型樹脂の基礎と硬化過程の測定法及び評価・解析手法 オンライン
2024/3/11 熱伝導性フィラーを用いたポリマー系コンポジットの設計・開発ノウハウ オンライン
2024/3/12 高周波対応基板に向けた材料の表面処理、接着技術 オンライン
2024/3/12 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) 中におけるブリードアウト & ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2024/3/12 ポリウレタンの基礎知識および応用展開と高機能化技術 オンライン
2024/3/12 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2024/3/13 知財インテリジェンス活動の進め方と組織体制、他部門との連携の仕方 オンライン
2024/3/13 バイオシミラーへの診療報酬評価と開発、普及への取り組み オンライン
2024/3/13 日米欧におけるプラスチック容器包装リサイクルの現状と法規制、戦略 オンライン
2024/3/14 スラリーの特性・挙動と評価・制御の勘どころ 会場・オンライン
2024/3/14 単細胞緑藻細胞を直接的に利用し生産される細胞プラスチックス オンライン
2024/3/15 ポリ乳酸の自己組織化が切り拓くバイオプラスチックの未来 オンライン

関連する出版物