技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

研究開発部門へのDX推進に向けた各社取り組み事例とDB構築の進め方

研究開発部門へのDX推進に向けた各社取り組み事例とDB構築の進め方

オンライン 開催

開催日

  • 2023年12月8日(金) 10時30分 16時15分

修得知識

  • 研究開発現場におけるDX推進やテーマ選定の事例
  • データ駆動型研究開発サイクル普及の進め方
  • DX導入後における研究手法の効率化・短縮化

プログラム

第1部 東レにおける研究開発DXの取組みとマテリアルズ・インフォマティクス (マテリアルインフォマティクス) 普及の加速

(2023年12月8日 10:30〜12:00)

 近年材料開発の現場では、デジタル技術の導入により開発期間の短縮や新材料創出を加速させる取組みが積極的に進められている。
 本講演では、研究開発のDXを推進するグループに所属する講演者が、日々の業務で有効だと感じた施策やテーマ推進体制について述べるとともに、デジタル要素技術の開発とその適用事例についてご紹介する。

  1. はじめに
    1. 自己紹介
    2. 会社紹介および研究開発体制
  2. 研究開発現場におけるDX推進
    1. マテリアルズ・インフォマティクス・シミュレーション技術の概要
    2. DXテーマ選定・テーマ推進体制・他部署連携についての考え方
    3. デジタル技術の社内普及への取り組み
  3. 高分子材料開発を加速させるためのデジタル要素技術の開発・適用事例
    1. 高分子材料開発におけるデジタル技術活用の課題
    2. 社外連携を活用したデジタル要素技術の開発
      • シミュレーション
      • マテリアルズ・インフォマティクス
      • データベース
    3. マテリアルズ・インフォマティクスによる少数データを用いた樹脂材料設計
    4. 分子シミュレーションによる高分子表面設計
    5. マルチスケールシミュレーション・サロゲートモデルによる粘弾性データ生成
    6. シミュレーションデータの転移学習による材料特性予測
    7. 材料コンシェルジュ・サービス
  4. まとめ
    • 質疑応答

第2部 DICにおけるR&D部門へのDX推進と社内DB構築/管理

(2023年12月8日 13:00〜14:30)

 この講演では、企業の研究開発DX導入に焦点を当てる。当社では従来の帰納型研究開発サイクルからマテリアルズ・インフォマティクスを中心としたデータ駆動型研究開発サイクルへの研究開発DXを推進している。本講演では当社における研究開発部門へのDX導入経緯、データベース構築、事例などを紹介する。

  1. 会社紹介
    • DICの歴史とビジョン
    • 研究開発部門の役割と重要性
  2. データサイエンス導入の取組み
    • DX導入前の社内文化
    • 研究開発部門のDX組織 設立と役割
  3. 開発テーマへのデータサイエンスの浸透
    • データの価値
    • データ駆動型研究開発の意義
    • DX推進の課題と克服策
  4. データベース化への取組み
    • データの種類と収集方法
    • データ品質の向上
    • 社内データベース (EDBS) の構築と管理
  5. 事例紹介
    • データ駆動型の新製品開発
    • 研究効率の向上
    • 失敗事例とその背後にある原因、解決策
  6. 総括と今後の展望
    • 質疑応答

第3部 素材産業の研究開発部門へのDX導入の取組み

(2023年12月8日 14:45〜16:45)

 研究開発の国際的な競争が激化し、より短期間・低コストでの研究開発が課題となっている。この課題に対し、日立は研究開発を加速するLumadaで展開されるソリューション・技術を活用し、研究部門で発生する各種データに対してAIを用いて、研究者間で研究手法やノウハウを最大限利活用するためのサイバー・フィジカルシステムの導入を推奨している。これにより、日立は新たな研究知見の獲得や迅速な研究探索を可能とするなど、研究開発のさらなる高度化・効率化を支援する。
 本講演では、そのサイバー・フィジカルシステムの概要と各種ソリューションについて説明する。

  1. 研究開発を取り巻く背景・めざすべき姿
    1. 研究開発を取り巻く背景
    2. 研究開発業務におけるめざすべき姿
    3. 研究開発業務における課題
  2. めざすべき姿を実現する、日立マテリアルDXソリューション
    1. 日立マテリアルDXソリューションとは
    2. サービスの概要
  3. 研究部門へのサイバー・フィジカルシステムの導入
    1. 導入パターン
    2. 進め方のご提案
    3. 計測機器との連携
    4. 企業への導入事例
      • 三菱ガス化学様
      • 積水化学様
  4. ソリューションのご紹介
    • DX支援サービス
    • 分析支援サービス
    • 分析環境提供サービス
    • 実験データ収集サービス
    • 質疑応答

講師

  • 北畑 雅弘
    東レ株式会社 先端材料研究所
    研究員
  • 今田 知之
    DIC株式会社 技術統括本部 データサイエンスセンター
    センター長付
  • 森田 秀和
    株式会社 日立製作所 公共システム事業部 デジタルソリューション推進部
    部長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/1 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2024/5/2 脳波計測・処理・解析・機械学習の基礎と応用および脳波データの活用方法 オンライン
2024/5/8 AI関連発明の出願戦略のポイントと生成AIを巡る知財制度上の留意点 オンライン
2024/5/10 R&D部門での生成AI活用およびDXによる材料設計の加速化 オンライン
2024/5/10 「DXの70%は失敗」と言われる状況を打破し、食品業界を事例としたDXを阻害する3つの課題と進め方の極意 東京都 会場・オンライン
2024/5/14 研究・実験データ収集、管理への仕組み作りと蓄積データの活用 オンライン
2024/5/15 ソフトウェア開発への生成AI・ChatGPT導入と活用 オンライン
2024/5/15 企業間データ連携の推進・課題と材料開発への活用 会場
2024/5/16 農業・食関連産業のDX実現に向けた政策 東京都 会場・オンライン
2024/5/17 AIを巡る主要国の動向と日本におけるAI実務対応のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/5/17 スパース推定の本質の理解と実装応用技術への展開 オンライン
2024/5/17 ChatGPTの実務活用 オンライン
2024/5/17 計算科学シミュレーション技術の基礎と材料設計への応用 オンライン
2024/5/20 生成AIを業務で利用する際の法的留意点 東京都 会場・オンライン
2024/5/22 化学分析担当者が知っておくべき分析データの取り扱い基礎講座 オンライン
2024/5/23 ベイズ統計から学ぶ統計的機械学習 オンライン
2024/5/24 マテリアルインフォマティクスの材料開発への適用と活用事例 オンライン
2024/5/24 ChatGPTによる「丸投げ統計解析」の実施法 オンライン
2024/5/27 機械学習による適応的実験計画 オンライン
2024/5/27 医療・ヘルスケア分野参入に向けた新規事業・研究開発テーマ企画応援 全2日間セミナー オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/12 世界のマテリアルズ・インフォマティクス 最新業界レポート
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2022/4/28 プラントのDX化による生産性の向上、保全の高度化
2022/1/13 DXを未来のビジネスに結びつけるための情報収集利活用ノウハウ
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2020/12/30 実践Rケモ・マテリアル・データサイエンス
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/8/1 材料およびプロセス開発のためのインフォマティクスの基礎と研究開発最前線
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術