技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

FIH試験/早期臨床試験における投与量算出の検討と試験継続の可否の判断

FIH試験/早期臨床試験における投与量算出の検討と試験継続の可否の判断

~初回投与量/安全係数の設定根拠にむけた非臨床データ活用と信頼性と実施前〜実施中の注意点~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年12月11日〜22日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年12月11日まで承ります。

開催日

  • 2023年11月30日(木) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 治験薬概要書における非臨床成績の留意点
  • 薬理安全性と薬物動態のFIH非臨床安全性への活用
  • 一般毒性試験の投与経路と用量設定等の試験デザインと実施時期
  • 非臨床成績からの安全係数の根拠と活用
  • 実施医療機関におけるFIH/早期臨床試験での実施体制、どのような視点で実施しているか

プログラム

 ヒトへ初めて投与するFirst in Human (FIH) 試験を含む早期臨床試験では、それ以降の試験に比較し前もって得られるデータが非常に少ない。
 今回は、第1部にて企業目線からヒト初回投与量設定への非臨床試験 (投与経路・用量設定・検査パラメーター等) 実施、並びに試験成績とネガティブ情報による安全係数に至る留意点などをご解説いただき、第2部では実施医療機関側における臨床医の立場でどのようなことを考えながら実施しているのか、ステップアップ及び継続の可否の判断などについてご解説いただく。

第1部 FIH試験/早期臨床試験にむけた初回投与量/安全係数の設定根拠にむけた非臨床データ活用と信頼性

(2023年12月11日 13:00〜14:40)

 新医薬品の開発では、動物からヒトへの治験には非臨床の有効性と安全性情報は欠かせないが、臨床試験のIII相期間中に動物とヒトとの感受性による差などにより、約80%が脱落するとの報告もある。動物への倫理やリソース資源の効率化には、in vitro試験への代替、in silico情報の導入、あるいは非臨床試験実施時期を臨床試験とのタイミング調整が考えられる。また、臨床試験被験者への安心・安全に考慮して健常人への第1相試験 (早期探索試験を含む) デザインに係わる非臨床試験は、ICH (医薬品規制調和国際会議) – M3「臨床試験のための非臨床試験の実施時期」ガイダンスと質疑応答集に定められている。
 今回、ヒト初回投与量設定への非臨床試験 (投与経路・用量設定・検査パラメーター等) 実施、並びに試験成績とネガティブ情報による安全係数に至る留意点を解説する。また、添加剤を含む製剤の安全性を含めた信頼の置ける文献情報や治験薬概要への活用も紹介する。

  1. 非臨床試験と臨床試験の流れ
    • ICH規制ガイダンスと試験実施時期・目的
    • 剤形・物理化学的・薬効・動態と安全性
  2. 非臨床安全性試験における投与経路と用量設定
    • 臨床第I相試験と早期探索的臨床試験とは
    • 薬理作用と安全性薬理・薬物動態
    • 有効成分の単剤と配合剤における一般毒性試験
    • 有効成分、添加剤、不純物の遺伝毒性試験
    • 生殖発生毒性と小児を見据えた幼若毒性試験
    • 新剤形を含むその他の非臨床試験
  3. 非臨床試験検査パラメーターとヒト初回投与量/安全係数
    • 無影響量/無毒性量と推定最小薬理作用量の活用
    • 有効性と安全性ネガティブ情報 (類薬を含む) の活用
    • 質疑応答

第2部 FIH試験・早期臨床試験における実施前〜実施中の注意点 (実施医療機関の臨床医の観点から)

(2023年12月11日 14:55〜16:30)

 ヒトへ初めて投与するFirst in Human (FIH) 試験を含む早期臨床試験では、それ以降の試験に比較し前もって得られるデータが非常に少ない。特にFIH試験ではヒトでのデータはなく、非臨床試験のデータからヒトへ外挿した場合を想像して、さまざまな副作用発現を考慮しながら実施しなければならない。本セミナーでは実施医療機関における臨床医の立場でどのようなことを考えながら実施しているのか、注意点を中心に私見を述べたい。

  • 概要書の非臨床データの捉え方
  • 早期臨床試験のチェックリスト
  • 試験デザイン
  • 過去の事例、事件について
  • 実施中の有害事象 (検査値、自他覚症状など) の判定
  • ステップアップ及び継続の可否の判断
  • 質疑応答

講師

  • 飯島 護丈
    AEIC研究所
    代表 非臨床開発コンサルタント
  • 蓮沼 智子
    北里大学 北里研究所病院 研究部 臨床試験センター
    センター長 / 教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,900円 (税別) / 33,990円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,900円(税別) / 33,990円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2023年12月11日〜22日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 本邦におけるDecentralized Clinical Trial (DCT:分散型臨床試験) の現状と取り組み オンライン
2024/12/13 本邦におけるDecentralized Clinical Trial (DCT:分散型臨床試験) の現状と取り組み オンライン
2024/12/19 臨床試験を行う上で知っておくべき統計的知識 オンライン
2024/12/27 臨床試験を行う上で知っておくべき統計的知識 オンライン
2025/1/27 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Aコース: 製造・品質試験/分析編) オンライン
2025/1/31 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Bコース:非臨床安全性評価・臨床開発編) オンライン
2025/2/4 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2025/2/10 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Bコース:非臨床安全性評価・臨床開発編) オンライン
2025/2/26 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/3/4 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン