技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ニューモダリティ医薬品 (抗体、核酸、中分子、再生医療等) の特許明細書/クレーム作成方法・ノウハウと対応の新たな視点

ニューモダリティ医薬品 (抗体、核酸、中分子、再生医療等) の特許明細書/クレーム作成方法・ノウハウと対応の新たな視点

~最近の特許審査、登録特許、裁判例の傾向に配慮して~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年11月6日〜17日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年11月6日まで承ります。

概要

本セミナーでは、医薬品モダリティの特許調査の基礎と実践として、的確な特許調査の手法について解説いたします。
ニューモダリティ医薬品の特許明細書・クレームの最適な作成方法、ニューモダリティ医薬品の特許審査の現状とその対応、最近の裁判例からの教訓として特許明細書・クレームの作成方法、最新の登録特許の事例から最適な特許明細書・クレームを詳解いたします。

開催日

  • 2023年10月27日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品に関連する研究開発担当者、事業開発担当者、知的財産担当者

修得知識

  • ニューモダリティ医薬品の特許明細書・クレームの最適な作成方法
  • ニューモダリティ医薬品の特許審査の現状とその対応
  • 最近の裁判例からの教訓として、特許明細書・クレームの作成方法
  • 最新の登録特許の事例から、最適な特許明細書・クレーム

プログラム

 近年、ニューモダリティ医薬品として、抗体医薬、核酸医薬、再生医療・遺伝子治療などの研究開発が推進され、研究成果が積極的に特許出願されています。このような状況に伴い、ニューモダリティ医薬品の特許実務の重要性が高まっています。
 ニューモダリティ医薬品の特許実務を適切に行うためには、特許明細書・クレームの作成方法として、医薬品モダリティに特有の運用を習得することが重要です。とくに、最近の特許審査、登録特許、裁判例の傾向に配慮して、最適な明細書・クレームを作成することが重要です。また、ノウハウとして管理すべき発明は明細書に記載しない判断も重要です。
 本講演では、このような観点から、ニューモダリティ医薬品の特許明細書・クレームの作成方法とノウハウ対応の新たな視点について解説します。また、具体的な登録特許の事例についても解説します。

  1. ニューモダリティ医薬品の特許動向
    1. 抗体医薬
      • 抗体の構造改変
      • 薬物抗体複合体
      • 二重特異性抗体
      • 次世代抗体など
    2. 核酸医薬
      • 核酸の構造改変
      • 核酸 – リガンド – 複合体
      • 脂質ナノ粒子の利用など
    3. 低分子医薬・中分子医薬
      • プロドラッグ
      • 結晶多型・水和物
      • 改変ペプチド
      • 環状ペプチドなど
    4. 再生医療・遺伝子治療
      • 免疫療法
      • 遺伝子治療
      • ゲノム編集
      • オルガノイドなど
  2. ニューモダリティ医薬品の特許明細書・クレームの作成
    1. 技術分野に対応したクレーム作成
      • 改変抗体、抗体薬物複合体、二重特異性抗体のクレーム作成
      • 改変核酸、核酸 – リガンド – 複合体のクレーム作成
    2. クレームの種類に対応したクレーム作成
      • 有効成分、医薬用途、用法用量のクレーム作成
      • 機能的クレームの有効活用
      • プロダクト・バイ・プロセス・クレームの可能性
    3. クレームと明細書の対応関係
      • 医薬用途クレーム、数値限定クレームと実施例
      • 機能的クレームと明細書の開示
    4. 実験データの開示の程度
      • 実験データの開示の程度と記載要件の適否
      • 実験データの開示とノウハウの選択方法
      • 出願後における実験データの追加の可能性
    5. 発明の効果の主張
      • 進歩性の主張に配慮した明細書の作成
      • 記載要件を満たすための明細書の作成
  3. ニューモダリティ医薬品の特許審査
    1. 産業上の利用可能性
    2. 新規性・進歩性の要件
    3. 明細書・特許請求の範囲の記載要件
    4. 特許出願とノウハウ管理の比較
    5. 拒絶理由への対応、面接審査など
  4. 最近の裁判例からの教訓
    1. 「ボロン酸化合物製剤事件」知財高裁令和2年7月2日判決
      • 医薬発明のサポート要件と開示の程度(科学的な証明の必要性)
    2. 「5-HT1A受容体サブタイプ作動薬事件」知財高裁令和3年12月25日判決
      • 医薬発明の開示要件と技術常識(特段の事情)の考え方
    3. 「ウデナフィル組成物事件」知財高裁令和4年1月19日判決
      • 実験データと発明の効果の主張(統計的な有意差の必要性)
    4. 「PTH含有骨粗鬆症治療剤事件」知財高裁令和4年6月22日判決
      • 医薬発明の進歩性の考え方(明細書に記載されていない効果の主張)
    5. 「PCSK9に対する抗原結合タンパク質事件」知財高裁令和5年1月26日判決
  5. ニューモダリティ医薬品の登録特許の事例分析
    1. 登録クレームの最近の傾向
    2. 日米欧の登録クレームの比較
    3. 必要な実験データの開示の程度
    4. 発明の効果の主張方法
    5. 最適な特許明細書・クレームの提案
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,900円 (税別) / 33,990円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,900円(税別) / 33,990円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2023年11月6日〜17日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/20 特許出願・ノウハウ保護の選択基準と留意点 オンライン
2024/12/20 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/20 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2024/12/20 ペプチド医薬品の疾患別事例からみる市場性およびペプチドの合成・分析のポイント オンライン
2024/12/23 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2024/12/23 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2024/12/23 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/23 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2024/12/23 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/12/23 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2024/12/24 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2024/12/24 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/12/24 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/24 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2024/12/25 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2024/12/25 知財戦略とIPランドスケープ入門 オンライン
2024/12/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/12/26 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/12/26 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/27 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン

関連する出版物