技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ナノインプリントの基礎と製品応用・最新動向

ナノインプリントの基礎と製品応用・最新動向

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、熱・光ナノインプリントによる微細成型に関するメカニズムの基礎から解説いたします。
また、使用する樹脂やモールドについての材料技術、プロセス・材料の設計技術、離型欠陥対策技術、装置技術について、三次元構造の作製技術などの多様なシーズについて解説いたします。
さらに、最新の動向に触れながら、光学素子、ディスプレイ、電子デバイス、LED、太陽電池、拡張現実などへの製品応用技術について紹介いたします。

開催日

  • 2023年6月12日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

 熱・光ナノインプリント法による微細成型に関するメカニズムの基礎をしっかり理解します。そのうえで、使用する樹脂やモールドについての材料技術、プロセス・材料の設計技術、離型欠陥対策技術、装置技術について述べます。また、三次元構造の作製技術などの多様なシーズについて紹介します。これらを踏まえて、最新の動向に触れながら、光学素子、ディスプレイ、電子デバイス、LED、太陽電池、AR/VRなどへの製品応用技術について紹介します。

  1. ナノインプリント法の概要
    1. 印刷技術の変遷
    2. ナノインプリントの誕生
    3. ナノインプリントの変遷
    4. ナノインプリントの特徴と要件
  2. 熱ナノインプリントの基礎
    1. 樹脂の粘弾性と成型性
    2. アスペクト比、膜厚依存性
    3. 成形時間、圧力依存性
    4. 欠陥発生とプロセスの最適化
      1. レンズ成型における欠陥発生とその対策
      2. プロセスシーケンスによる欠陥低減
      3. 多層構造・分子量分散による欠陥低減
  3. 光 (UV) ナノインプリントの基礎
    1. 樹脂の流動と充填
      1. モールドと基板の表面状態依存性
      2. 凝縮性ガスによるバブルの解消
    2. UV照射と回折・干渉
      1. モールドによる回折
      2. モールドによる干渉
      3. モールドによる反射・吸収
    3. UV硬化の基礎
      1. UV硬化反応
      2. UV硬化とプロセス条件の設定
      3. UV硬化性と樹脂膜厚
  4. 多様な材料へのダイレクトナノインプリントとその特徴
    1. ガラス材料へのナノインプリント
    2. 金属材料へのナノインプリント
    3. 機能性樹脂へのナノインプリント
    4. 生分解樹脂へのナノインプリント
    5. 有機半導体へのナノインプリント
    6. セラミック材料へのナノインプリント
    7. UV硬化性高屈折率樹脂によるナノインプリント
  5. 離型技術
    1. 離型による欠陥
    2. 離型の基本メカニズム
      1. 破壊力学によるシミュレーション
      2. 界面吸着と静止摩擦モデルによるシミュレーション
      3. モールド側壁傾斜角と離型性
    3. 離型性と材料
      1. 熱ナノインプリント材料と光ナノインプリント材料
      2. モールド材料と樹脂材料
    4. 離型方法と欠陥の低減
      1. モールド表面処理による欠陥低減
      2. 偏析剤による欠陥低減
      3. 離型方法による欠陥低減
      4. 垂直離型、ピール離型、回転離型の比較
      5. 傾斜構造の離型
  6. 樹脂の収縮とその影響
    1. 樹脂の収縮割合
    2. 収縮による寸法・形状変化の予測とその補正
    3. 収縮による形状変化の予測とその補正
    4. 収縮による応力発生とその回避
  7. モールド技術
    1. モールド作製の基礎
    2. 多様な形状のモールドの作製
    3. レプリカ作製方法
      1. Ni電鋳によるレプリカ作製
      2. シリコンゴム材料によるレプリカ作製
      3. シリカガラス系材料によるレプリカ作製
  8. 装置技術
    1. 熱ナノインプリントと光ナノインプリント
    2. 平行プレスとロールtoロール
    3. 位置合わせ機能
  9. ナノインプリントの応用
    1. 光デバイスへの応用
      1. マイクロレンズ
      2. 反射防止構造
      3. 波長板
      4. ワイヤーグリッド
    2. メタサーフェイスと表面構造素子
      1. メタサーフェイス
      2. 構造色 (モルフォブルー)
      3. AR (拡張現実) ゴーグル
      4. メタサーフェイス用材料・プロセス技術
    3. バイオ・マイクロ流路デバイスへの応用
      1. 生分解性樹脂のナノインプリント
      2. 血液検査チップ
      3. 病理検査チップ
      4. ドラッグデリバリーチップ
    4. 半導体・電子デバイスへの応用
      1. VLSI応用
      2. 電子デバイス応用
      3. 有機太陽電池/色素増感太陽電池
      4. LED
      5. フレキシブルデバイス
    5. 生体模倣構造への応用
      1. 撥水構造
      2. 撥油構造
      3. 潤滑構造
      4. 光学構造
  10. ナノインプリントにおける樹脂の分子挙動
    1. ナノインプリントの分子動力学解析
    2. 樹脂充填と分子挙動
    3. 離型の分子量挙動
    4. UV硬化反応と分子挙動
  11. 三次元構造の作製
    1. リバーサル・ナノインプリントによる三次元積層構造
      1. リバーサル・ナノインプリントの原理
      2. 転写モードとリバーサルモード
      3. リバーサル・ナノインプリントの応用
    2. ハイブリッドナノインプリントによるマイクロ・ナノ混在構造
      1. ハイブリッドナノインプリントの原理
      2. ハイブリッドナノインプリントの応用
  12. ディープラーニングを利用した材料・プロセス設計支援
    1. ディープラーニングによる欠陥予測
    2. ディープラーニングによる材料・プロセス設計
  13. まとめと今後の展開
    1. シーズとニーズのマッチング
    2. 装置・材料のカスタム化
    3. 応用展開と残された課題
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/24 粘度、粘弾性の測定法とデータの読み方、活用例 オンライン
2025/1/6 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/1/7 高感度化フォトレジスト材料の合成・設計・開発技術 オンライン
2025/1/8 UV硬化型接着剤の設計・開発と技術動向 オンライン
2025/1/20 化学反応型樹脂の硬化率・硬化挙動の測定・評価法 オンライン
2025/1/21 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場
2025/1/24 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/1/28 熱分析の基礎と測定・データ解析 オンライン
2025/1/31 フォトレジスト材料の基本的な構成構造、材料設計および高感度化 オンライン
2025/2/3 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/2/4 熱分析の基礎と測定・データ解析 オンライン
2025/2/6 レジスト/EUVレジスト・微細加工用材料の基礎と具体的なトラブル対策 オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/3/13 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向 オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/15 レオロジーの基礎と測定法 オンライン