技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

mRNAを標的とした低分子医薬品の創薬技術

mRNAを標的とした低分子医薬品の創薬技術

~新しいクラスの中低分子薬としての可能性、実態、展望 / RNA標的低分子創薬は、おそらく業界の最後にして最大のパラダイムシフト~
オンライン 開催

視聴期間は2023年5月1日〜17日を予定しております。
お申し込みは2023年5月1日まで承ります。

関連するセミナーとの同時申し込みはこちらからお申し込みいただけます。

概要

本セミナーでは、低分子化合物創薬理論と実際のステップを例にとって、新しいクラスの低分子創薬の実態と未来への展望を解説いたします。

開催日

  • 2023年5月1日(月) 13時00分 2023年5月17日(水) 16時30分

修得知識

  • RNA
  • mRNA
  • RNAに対するスクリーニング法
  • 業界知識
  • 熱力学
  • X線結晶構造解析
  • 溶液NMR
  • 量子科学計算

プログラム

 mRNA構造に対する急速な理解の深まりにつれて、mRNA上の標的構造に対し実験的スクリーニング法などを使って化合物を取得する方法論に到達しつつあり、スクリーニングで得られた化合物をどのように臨床候補化合物へ導くかこそが重要だとみなされ始めた。
 ここで、VIS社が保有する低分子化合物創薬のステップを例にとり、古くて新しい低分子創薬の実態と未来への展望をご紹介する。

  1. RNAに対する低分子創薬の歴史
    1. rRNAを標的とする時代
    2. リボスイッチを標的とする時代
    3. miRNA等の構造をもつRNAを標的とする時代
    4. RNA上の未知構造を標的とする時代へ
    5. まとめ:RNAへの理解への進展と同期して核酸標的創薬は展開
  2. RNAの実態
    1. RNAは、4種のモノマーでできている
    2. 短鎖RNA/RNA部分構造の立体構造解析の実態
    3. 長鎖RNAは、1つのかたちにならない
    4. 長鎖RNAの構造を解析する方法論
    5. RNAを創薬標的とするために必要なその他技術
    6. まとめ:長鎖RNAを創薬標的とするために
  3. RNAに対する低分子創薬の可能性 – VISを例にとって
    1. 標的探索 – 化合物の」標的となりうる「存在確率の高い安定構造」の探索
      1. mRNAの構造解析
      2. 標的構造を選び出す
      3. 標的構造の妥当性の実験的検証
    2. スクリーニングとその実際
      1. 実験的スクリーニング
      2. 解析
    3. ヒット確認 – 合成展開した化合物の確認
      1. 細胞実験
      2. 熱力学的な結合能力の確認
      3. 化合物の結合プロファイルの取得
      4. インシリコ解析
      5. 実用的なSBDD
    4. 臨床候補化合物へ
      1. X線結晶構造解析
      2. 溶液NMR
      3. 量子科学計算によるSBDD
    5. まとめ:RNAに対する低分子創薬は今こそ可能に
  4. RNA標的低分子創薬将来展望
    1. RNAに対する創薬の動向
    2. RNA標的低分子創薬の本命は、mRNAを標的とした創薬
    3. mRNA標的低分子創薬の将来性はまさに無限大
    4. mRNA標的低分子創薬に必須となるアイテムは何か?
    5. まとめ:mRNA標的分子創薬は、一連の流れとしてシームレスに実行可能である必要がある
  5. RNA標的低分子創薬は、おそらく業界の最後にして最大のパラダイムシフト
    • 質疑応答

講師

  • 中村 慎吾
    株式会社 Veritas In Silico
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

2日間コースのお申込み

セット対象セミナー

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2023年5月1日〜17日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/31 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/1/31 データインテグリティ (DI) における各手順書への落とし込み・作成と記載レベル オンライン
2025/1/31 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Bコース:非臨床安全性評価・臨床開発編) オンライン
2025/1/31 GMP工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/4 核酸・mRNA医薬品開発におけるDDSと品質・薬物動態評価 オンライン
2025/2/4 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/2/5 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/2/6 治験薬GMPにおける品質システム運用と記録の残し方 オンライン
2025/2/7 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/2/7 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン
2025/2/10 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書