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動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ

動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ

~高分子の構造と物性との関係を読み取るポイント / 材料設計、成形条件の検討に~
オンライン 開催

開催日

  • 2023年4月7日(金) 10時00分 17時00分

修得知識

  • レオロジー測定の原理
  • レオロジーデータの意味と解釈の仕方
  • 高分子の粘弾性挙動

プログラム

第1部 レオロジーの基礎と高分子の粘弾性

(2023年4月7日 10:00〜13:45) (途中 昼休みを含みます)

 初学者向けにレオロジーと粘弾性の基本を解説し、測定の原理、測定データの解釈に関して詳しく説明する。

  1. レオロジーの基礎
    1. レオロジーとは
    2. レオロジー測定の基本
    3. 弾性率・粘性率・Poisson比
  2. 弾性体・粘性体・粘弾性体・塑性体
    1. Hook弾性体とNewton粘性体
    2. 粘弾性体とは
    3. 非線形レオロジー
    4. Bingham塑性体
    5. Maxwell モデル
    6. 種々の粘弾性関数
    7. Boltzmannの重畳原理
  3. 高分子の粘弾性
    1. 高分子の粘弾性スペクトル
    2. 時間 – 温度換算則
    3. 種々の粘弾性パラメータの実験的決定方法
    4. 分子量および濃度依存性
    • 質疑応答

第2部 チャートの見方から学ぶ粘弾性測定の活用法

(2023年4月7日 14:00〜17:00)

 動的粘弾性測定は、高分子材料の硬さ柔らかさ、またはガラス転移温度などを定量的に測定できるのみならず、高分子の分子運動や分子構造に関する情報を得ることができることから、ゴムやプラスチックまたは複合材料などの高分子材料の分析・試験・評価に欠かせない測定手法として広く利用されています。
 本講では、高分子材料の動的粘弾性測定について、基本原理を平易に解説するとともに、典型的な測定例を紹介しながら粘弾性チャートの見方のポイントを解説します。

  1. 動的粘弾性の概要
    1. 弾性と粘性
    2. 粘弾性挙動
    3. 変形様式
    4. 緩和の種類
  2. 動的粘弾性データ解析の基本
    1. 温度分散と周波数分散
    2. ガラス転移温度
    3. はずむゴムとはずまないゴム (tanδとは)
    4. 見かけの活性化エネルギー解析
    5. マスターカーブ
  3. 粘弾性特性に及ぼす分子構造の影響
    1. 高分子材料の力学的性質に影響を及ぼす因子
    2. 分子量の影響
    3. 橋かけの影響
    4. 結晶形態と結晶度の影響
    5. 可塑化の影響
    6. 共重合の影響
    7. ポリマーブレンド
    8. 分子配向の影響
    9. 複合材料
    10. 熱硬化性樹脂の硬化挙動、硬化度の影響
    11. 熱履歴の影響
    12. 湿度の影響
    13. 動的粘弾性測定によって得ることのできる知見
    • 質疑応答

講師

  • 浦川 理
    大阪大学 理学研究科 高分子科学専攻
    准教授
  • 大久保 信明
    株式会社 日立ハイテクサイエンス アプリケーション開発センタ
    主任

主催

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お問い合わせ

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: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
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  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
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本セミナーは終了いたしました。

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