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ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、 (新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識

ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、 (新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識

~原料・材料選択、合成プロセス、反応メカニズム、解析、応用~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年2月6日〜19日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年2月6日まで承ります。

概要

本セミナーでは、ゾル-ゲル法の基礎から解説し、材料選択、最適な反応条件、加水分解・縮合反応、構造解析、機能材料への応用など、多彩な合成プロセスを持つゾル-ゲル法を実務に適した内容で解説いたします。

開催日

  • 2023年1月25日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ゾル-ゲル法に関連する技術者、研究者
    • 機能性セラミックス
    • ナノ粒子
    • メソポーラスシリカ
    • 有機-無機ハイブリッド材料など
  • ゾル-ゲル法の応用分野に関連する技術者、開発者、管理者
    • 光学・エレクトロニクス
    • 塗料・コーティング
    • 環境
    • エネルギー
    • バイオ・医療分野 など

修得知識

  • ゾル-ゲル法の基礎知識
  • ゾル-ゲル法の反応メカニズムと活用法
  • ゾル-ゲル法をベースにした新規材料開発に活かせる知識と技術
    • 機能性セラミックス
    • ナノ粒子
    • メソポーラスシリカ
    • 有機-無機ハイブリッド材料など

プログラム

 ゾル-ゲル法は、金属塩や金属アルコキシドを比較的温和な条件で加水分解・重縮合反応し、金属酸化物を合成するセラミックスの低温合成法として注目され発展してきた。合成プロセスが多彩で、バルク体、薄膜 (コーティング膜) 、ファイバー、粒子などいろいろな製品をつくることができるため、新規な材料開発などに応用されてきた。特に近年、有機-無機ハイブリッド材料の合成にこのゾル-ゲル法が使用されるに至って、光機能、電子機能、熱機能、力学機能、化学機能や生体機能などを有する高機能材料が盛んに開発され、光学・エレクトロニクス、塗料・コーティング、環境、エネルギーやバイオ・医療分野へ応用されている。
 本セミナーは、材料選択、合成プロセス、反応機構、反応解析、ナノ粒子や機能性材料の開発など、ゾル-ゲル法の基礎から応用までを実務に適応できるよう包括的にやさしく解説する一日速成講座です。

  1. ゾル-ゲル法の基礎
    1. ゾル-ゲル法開発の歴史
    2. ゾル-ゲル反応とは
    3. ゾル-ゲル法の特徴 (長所と短所)
    4. ゾル-ゲル法の課題
    5. ゾル-ゲル材料の機能と応用
  2. ゾル-ゲル法の概要
    1. 加水分解反応と重縮合反応
    2. 反応メカニズム
    3. ゾル-ゲル反応の制御 (ゾル-ゲル反応の支配因子)
    4. アルキルシリケート-1 (シランカップリング剤)
    5. アルキルシリケート-2 (架橋型有機アルコキシシラン化合物)
  3. ゾル-ゲル法の反応解析とゲル構造解析
    1. 加水分解反応の解析
    2. 重縮合反応の解析
    3. ゲル (ネットワーク) 構造の解析
  4. ゾル-ゲル法による材料合成
    1. ガラスの合成
    2. ファインセラミックスの合成
    3. 成形プロセス (コーティング膜の作製)
      1. デップコーティング
      2. スピンコーティング
    4. 微粒子 (ナノ粒子) の合成
    5. ナノシリカの合成法、種類、構造と粒径制御
      1. 気相法
      2. 液相法
      3. Stober法
    6. シルセスキオキサンの合成
    7. ナノポーラスシリカの合成
      1. 分子鋳型 (テンプレート) 法
      2. コア-シェル法
      3. 細孔壁構造の制御 (機能化)
      4. 応用
        • 触媒
        • 吸着材
        • 断熱フィルム
        • 光制御薬剤
        • DDSなど
  5. ゾル-ゲル法の応用 (高機能材料の開発)
    1. 有機-無機ハイブリッド材料の合成
      1. 合成法
      2. ハイブリッド化による界面・分散性の制御
      3. 特性
      4. 構造解析
      5. 応用 (ハードコート剤)
    2. 種々な有機-無機ハイブリッド材料の調製と特性
      1. 汎用 (熱可塑性) 樹脂
        • PMMA
        • PC
        • PLAなど
      2. 耐熱性・熱硬化性樹脂
        • PI
        • エポキシ樹脂など
    3. 高機能材料への応用
      1. プロトン伝導性材料と燃料電池
      2. 高活性触媒・光触媒
      3. 無機 (セラミック) 分離膜
      4. 表面機能制御 (撥水コート剤)
      5. 生体 (適合性) 材料
  6. 参考図書
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2023年2月6日〜19日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

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