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「ケミカルリサイクル」「メカニカルリサイクル」「バイオマスプラスチック」その開発と事業化状況について

プラスチックのサステナビリティを実現する

「ケミカルリサイクル」「メカニカルリサイクル」「バイオマスプラスチック」その開発と事業化状況について

東京都 開催 オンライン 開催

概要

本セミナーでは、廃プラスチックリサイクルの基本と最新の世界的動向、ビジネスチャンスと技術課題、今後の進歩予測について解説いたします。

開催日

  • 2023年1月17日(火) 13時30分15時30分

受講対象者

  • プラスチックの循環経済 (サーキュラーエコノミー) やサステイナビリティのテーマに興味をもつ企業 (化学会社、プラスチック加工・容器包装会社、エンジニアリング会社、商社) の技術者、研究者、経営計画責任者など
  • リサイクル技術の研究に興味をもつ公的研究所や大学の研究者・技術者

修得知識

  • ケミカルリサイクル (CR) とメカニカルリサイクル (MR) に関する技術・ビジネスの基本
  • ケミカルリサイクル (CR) とメカニカルリサイクル (MR) の最近の世界的動向
  • ケミカルリサイクル (CR) とメカニカルリサイクル (MR) の技術課題やビジネスチャンスの可能性
  • ケミカルリサイクル (CR) とメカニカルリサイクル (MR) 技術の今後の進歩予測

プログラム

 世界は、海洋プラスチック問題、循環経済移行の要請、カーボンニュートラルの要請などプラスチックのサステイナビリティが脅かされる危機に直面している。この問題を解決する方法とし、石油 (ナフサ) に依存しない、

  • (勃興する) ケミカルリサイクル技術、
  • (従来技術の) メカニカルリサイクル技術 (欧州の優れたPE・PPのMR技術) 、
  • バイオマスプラスチックの新たな潮流、
  • CO2の資源化
    が注目される。
    これら4つの技術の比較評価を通して、将来の本命技術とすみわけを占う。
  1. プラスチックのサステイナビリティを脅かす問題
    1. 海洋プラスチック問題
    2. マイクロプラスチック生成と行方
    3. マクロ&マイクロプラスチックの発生源と輸送ルート
    4. プラスチック循環経済への移行加速の要請
    5. 欧州のリサイクル規制と2国連 (UNEA5) 決議
    6. カーボンニュートラルへの要請
  2. プラスチックのケミカルリサイクル
    1. 各種ケミカルリサイクル法の比較 (強みと弱み)
    2. 世界的に勃興する混合廃プラ (PE/PP/PS) の熱分解によるナフサ製造
      • 世界大手化学メーカーの開発状況
      • プロセス
      • 課題
    3. PS、PMMAの熱分解によるモノマー製造
      • 世界大手化学メーカーの開発状況
      • プロセス
      • 課題
    4. PET、PC、PA6、PUなどの化学分解によるモノマー製造
      • 世界大手化学メーカーの開発状況
      • プロセス
      • 課題
    5. ガス化法、鉄鋼関係のリサイクルプロセス
      • 世界大手化学メーカーの開発状況
      • プロセス
      • 課題
  3. プラスチックのメカニカルリサイクル (MR)
    1. リサイクルのお手本となるPETのMR
    2. 欧州が断然優れるPE・PPのMRと日本の課題
  4. バイオマスプラスチック
    1. バイオエタノールを原料とするバイオPE、バイオPETなどの製造
    2. バイオナフサ、バイオディーゼルを原料とするバイオPE、バイオPP、バイオPVC、バイオPCなどの新規製造法 (新潮流)
    3. 合成ガスの発酵によるエタノールを原料とするバイオPE
  5. CO2の水素還元や電解還元による資源化
    • 合成ガス
    • メタノール他
  6. 世界の大手化学企業のリサイクル、バイオマスプラスチック、CO2の資源化の開発・事業化の状況等
  7. 関連質疑応答
  8. 名刺・情報交換会
    • 講師及び参加者間での名刺・情報交換会を実施しますので人脈づくりや新たなビジネス展開にお役立てください。
    • ライブ配信受講の方も、会場の名刺・情報交換会終了後に講師と個別対話できる時間を設けております。

講師

  • 府川 伊三郎
    株式会社 旭リサーチセンター
    シニアリサーチャー

会場

JPI カンファレンススクエア
東京都 港区 南麻布5-2-32 興和広尾ビル
JPI カンファレンススクエアの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,500円 (税別) / 33,550円 (税込)
複数名
: 25,955円 (税別) / 28,551円 (税込)

受講料の割引について

  • 複数名受講割引
    • 同一法人または関連会社より2名以上同時参加される場合、受講料を割引させて頂きます。
      2名様以降、 25,955円(税別) / 28,550円(税込) で受講いただけます。
      • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,500円(税別) / 33,550円(税込)
      • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 56,455円(税別) / 62,100円(税込)
      • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 82,409円(税別) / 90,650円(税込)
  • 国家公務員・地方自治体職員割引
    • 国家公務員・地方自治体職員の方は、割引価格にて受講いただけます。
      1名様あたり 15,000円(税別) / 16,500円(税込) でご受講いただけます。

会場受講 / ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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会場受講をご希望の場合

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  • 翌営業日までに、請求書、受講票、会場までの地図を発送させていただきます。

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  • ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日の2営業日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを、メールにてご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • 当日配付資料等は、後日ご郵送いたします。
  • 受講後のご質問等、講師とのお取次ぎをさせていただきますので、ご遠慮なくお申し付けください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

アーカイブ配信をご希望の場合

  • 開催日より3日以降に配信致します。
  • お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、視聴用URLをお送り致します。
    配付可能な講演資料も合わせて送付致します。
    ※アーカイブ配信の配信予定日や講演資料の送付方法はセミナーによって異なります。
  • 動画の公開期間は公開日より2週間となります。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • 質疑応答は原則として収録録画からカットされます。
  • 参加者名簿は配付致しません。あらかじめご了承下さい。
本セミナーは終了いたしました。

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