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ウェアラブル技術の基礎とデジタルバイオマーカーへの活用事例

ウェアラブル技術の基礎とデジタルバイオマーカーへの活用事例

~デジタルバイオマーカー (DBM) 開発の動向と今後の展開 / 外資製薬企業による分散臨床試験 (DCT) におけるデジタルデバイス活用の実例~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ウェアラブルセンシング技術の基礎から解説し、基本要素技術から応用事例まで詳解いたします。

開催日

  • 2023年1月13日(金) 10時30分 16時45分

修得知識

  • 生体センサの基本構造と計測原理の知識
  • 生体情報センシングの応用事例の知識

プログラム

第1部 ウェアラブルセンシングの基礎知識と将来展望

(2023年1月13日 10:30〜12:30)

 IoTの広がりやAI技術の進展、DXの推進とともに、ウェアラブルデバイス等のデジタルデバイスを用いて生体情報を連続的に計測し、取得したデータをヘルスケアや医療をはじめとする多様な分野に活用する取り組みが広がっています。心拍や血圧などの生理指標、歩数や活動量などの行動指標は人の状態を客観的・定量的により詳細に認識するのに役立ち、ウェアラブルセンシングはその重要な手段となりえます。
 ウェアラブル生体情報センシングの基礎知識から応用事例まで、最新動向を含め紹介します。

  1. ウェアラブルセンシングのトレンドと技術
    1. ウェアラブルセンシングの近年の動向
    2. ウェアラブルセンシングの対象と要求ニーズ – 生体情報と行動情報 –
    3. ウェアラブルセンシングの要素技術
    4. 生体センシング手法 – 近年研究開発が進むセンシング手法の測定方式と技術 –
  2. ウェアラブル生体情報センシングの応用事例
    - デジタルバイオマーカーとしての利用を含む様々な分野での活用 –
    1. 医療・ヘルスケア分野への応用
    2. スポーツ・フィットネス分野への応用
    3. その他産業分野への応用
  3. まとめと将来展望
    • 質疑応答

第2部 ウェアラブル型のデジタルバイオマーカーの開発動向と活用事例

(2023年1月13日 13:30〜15:00)

 デジタルバイオマーカー (DBM) とは、人の心身状態を理解するために、センサーやカメラを搭載したデジタルデバイスを用いて生理学的または行動学的な特性を計測した客観的な指標であり、特にデバイスの小型化やAI技術の進歩によって近年実用化が進んでいる。
 本講演では、健康増進・予防分野や産業分野における主要なウェアラブル型デバイスを用いたDBMとその活用事例や、今後の期待される新しいDBMと、DBMに用いられるセンシング・データ解析の概要について解説する。

  1. デジタルバイオマーカーの概要
    1. デジタルバイオマーカーの定義
    2. センシング方法による分類と様々な具体例
  2. ウェアラブル型デジタルバイオマーカーの活用事例
    1. ウェアラブル型デジタルバイオマーカーが活用される分野
    2. 健康増進・予防分野における事例
    3. 産業分野における事例
  3. 今後の展望
    1. 実用における課題
    2. 期待されるセンシング・データ解析技術
    3. 新たに期待される活用
    • 質疑応答

第3部 臨床試験での実生活の活動を評価するためのウェアラブル技術の活用

(2023年1月13日 15:15〜16:45)

 近年の臨床試験では,Patient Centricityの推進も進み,医療機関への来院に依存しない臨床試験の手法 (DCT) の活用も増えつつある。患者の実生活の活動において,治験薬の有効性や安全性をどのように評価できるかは課題でもある。最近のセンシング技術の向上およびIoTの進展により,ウェアラブルデバイスや外部センサーを用いて患者の実生活の体動データをリアルタイムに収集することが可能となってきた。
 臨床試験での活用例も含めて医薬品開発の更なる発展も期待して紹介する。

  1. 医療機関への来院に依存しない臨床試験の手法 (DCT) の概要
  2. デジタルヘルスに対する海外および日本における取り組み
    1. WHO,FDAの取り組み
    2. 日本における医療機器プログラム (SaMD) の活用
  3. 従来の臨床試験における課題
  4. 臨床試験で実生活の活動を評価するアプローチ
    1. デバイスの選択,バリデーションの考え方
  5. 臨床試験でのウェアラブルデバイスの活用例:加速度計等
    1. 新しいデジタルバイオマーカー,エンドポイントの活用例
    2. 海外でのウェアラブルデバイスを用いた臨床試験の活用例
    3. 加速度計のデータ収集方法
    4. 加速度計により収集されるデータ構造,データ例
    5. 加速度計により収集したデータの解析方法例
    • 質疑応答

講師

  • 杉本 千佳
    横浜国立大学 大学院 工学研究院
    准教授
  • 田中 毅
    株式会社 日立製作所 研究開発グループ
  • 木村 信之
    ファイザーR&D合同会社 クリニカル・ファーマコロジー部
    マネージャー

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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