技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

核酸・ペプチド (中分子医薬品) の特許調査の基礎と実践

核酸・ペプチド (中分子医薬品) の特許調査の基礎と実践

~先行技術調査・侵害特許調査 / 最近の裁判例 (侵害の範囲) に配慮した特許調査の方法~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、中分子医薬品の特許動向について解説したうえで、先行技術調査と特許性判断のほか、特許侵害の考え方について説明し、今後の特許戦略の方向性について解説いたします。

開催日

  • 2022年8月25日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品に関連する研究開発担当者、事業開発担当者、知的財産担当者

修得知識

  • 中分子医薬品 (核酸医薬品・ペプチド医薬品) の特許調査の基礎と実践
  • 技術水準や技術動向に配慮した特許調査の方法
  • 特許要件に配慮した特許調査の方法
  • 最近の裁判例 (侵害の範囲) に配慮した特許調査の方法
  • 特許調査の分析結果を活かした研究開発戦略・特許戦略の策定方法

プログラム

 近年、核酸・ペプチドなどの中分子は、高分子 (抗体等) と低分子の両方の長所を備えた化合物として注目され、研究開発や特許出願が積極的に行われています。それに伴い、核酸・ペプチドの特許調査の重要性が高まっています。このような特許調査を的確に行うためには、技術水準や技術動向をしっかりと認識し、特許要件や侵害の範囲に配慮し、外国特許を含めたグロ – バルな特許調査を行うことが必要不可欠です。また、適切な特許調査を行うことは、特許の取得だけでなく、研究開発の推進にとっても重要であり、研究開発戦略や特許戦略の策定にもつながります。
 本講演では、核酸・ペプチドの特許調査の基礎と実践として、的確な特許調査の手法について解説します。併せて、技術水準や技術動向を把握する方法、及び、特許要件や侵害の範囲に配慮した特許調査の手法についても説明します。また、特許調査の結果に基づいて、研究開発戦略や特許戦略をどのように構築するべきかについても解説します。

  1. 核酸・ペプチドの現状と課題
    1. 中分子医薬品の研究開発の現状
      • アンチセンス
      • siRNA
      • 修飾核酸
      • 核酸コンジュゲート
      • ペプチド修飾
    2. 中分子医薬品の特許出願の現状
      • 核酸医薬品
      • RNAワクチン
      • ペプチド医薬品など
  2. 先行技術調査の実務
    1. 先行技術調査の進め方
    2. 国内特許と外国特許のサーチ手法
    3. 特許要件に配慮した調査の必要性
    4. 技術水準や技術動向に配慮した調査手法
  3. 特許侵害調査の実務
    1. 特許侵害調査とクリアランス調査
    2. 侵害の範囲に配慮した特許調査
    3. 最近の裁判例を考慮した調査手法
    4. 特許マップの作成と活用方法
  4. 特許調査の実践と実例 – 中分子医薬品 (核酸医薬品、ペプチド医薬品) –
    1. 有効成分
      • 核酸の構造改変
      • 核酸コンジュゲート
      • ウリジン修飾
      • 環状ペプチドなど
    2. 医薬用途
      • 抗感染症
      • 抗腫瘍
      • 免疫系
      • 中枢系
      • 循環器系
      • 眼科系
      • ワクチンなど
    3. 用法
      • 用量
      • 剤型
      • DDS
      • 血中安定性
      • 膜透過性
      • 体内動態
      • 脂質ナノ粒子など
    4. 製造方法
      • 合成方法
      • 人工核酸合成
      • 構造改変
      • コンジュゲート技術
      • 精製技術など
    5. アミノ酸配列
      • 塩基配列
      • ビッグデータ創薬
      • AI創薬
      • バーチャルスクリーニングなど
  5. 特許調査の分析結果を活かした研究開発戦略
    1. 特許分析に基づいた研究開発戦略の考え方
    2. 研究開発と特許戦略
      • ライセンス戦略
      • 訴訟戦略
    3. 最適な研究開発戦略・特許戦略に向けて
    4. 最近の特許検索ツール
    5. 今後の課題
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/28 医療機器とヘルスケア機器 (非医療機器) に向けた薬機法と製品/パッケージデザイン・商品プロモーション開発 オンライン
2024/6/28 経皮吸収製剤における評価と生物学的同等性試験のポイント オンライン
2024/6/28 細胞分泌小胞エクソソームの治療応用に向けた世界動向とDDS技術 オンライン
2024/6/28 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン
2024/7/1 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン
2024/7/2 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2024/7/2 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2024/7/2 GMP省令改正における原材料供給者管理への対応と原薬・原料・資材各々の取決め事例 オンライン
2024/7/2 ICH Q3D/日局をふまえた元素不純物管理 (新薬・既存薬) のための分析・試験法設定のポイント オンライン
2024/7/3 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2024/7/3 医薬品QA業務 実務講座 オンライン
2024/7/3 「バイオ医用高分子」入門 東京都 会場・オンライン
2024/7/3 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/7/3 適正なCAPA実現につながる逸脱・OOS処理フロー及び原因・試験室調査の進め方と処置事例 オンライン
2024/7/3 免疫性血栓性血小板減少性紫斑病の歴史、病態、治療の新たな展開と残された課題 オンライン
2024/7/3 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2024/7/3 仮想医薬品例示で基本レギュレーションを理解し、効率的にCMC申請資料を作成するポイント オンライン
2024/7/4 抗体医薬品の品質管理 オンライン
2024/7/4 リスクマネジメント/ワーストケースアプローチに基づく洗浄バリデーション実施 (残留限度値・DHT/CHT設定など) と残留物の評価法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/3/29 後発で勝つための研究・知財戦略と経営層への説明・説得の仕方
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/2/26 核酸医薬・mRNA医薬の製造分析の基礎と基盤技術開発
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー