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バイオマス材料と生分解性プラスチックの現状と課題

バイオマス材料と生分解性プラスチックの現状と課題

~バイオマス材料の問題点と汎用・機能性モノマーへの変換 / 生分解性プラスチックのメカニズムと評価手法、課題、研究動向~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、注目を集めているバイオマス資源と生分解性プラスチックについて、その現状と課題、法整備の状況、研究動向を解説いたします。

開催日

  • 2022年6月29日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • プラスチックによる環境問題
  • バイオベース材料・生分解性材料の違い
  • フラン誘導体の可能性
  • 生分解性材料の現状

プログラム

 20世紀に普及したプラスチック (高分子・有機材料) は、人々の生活を豊かにした反面、多くの環境問題を引き起こしてきた。化石資源を大量消費することで、地球温暖化や石油資源の枯渇の問題、大量消費されたプラスチックの廃棄物処理問題、環境中 (特に海洋) に流出したプラスチックによる環境汚染などである。これらの問題は人類共通の課題だと認識され、2015年にCOP21で採択された「パリ協定」、2015年に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ (SDGs) 」、2018年のG7で採択された「海洋プラスチック憲章」など、既存のプラスチックが引き起こす環境問題への対応が急務である。欧州においては、化石資源からバイオマス資源への転換や環境中で分解するプラスチックの利用が義務付けられ、我が国は海洋国であるために、SDGを推進するべく「海で分解される材料」の開発が進めようとしている。以上のことから、既存の化石資源由来で非環境分解性のプラスチックから、バイオマス材料及び生分解性材料への転換に向けた研究開発が学術界だけではなく産業界でも進められている。
 本セミナーは、バイオマス材料の活用事例とその課題から生分解性プラスチックにおける生分解のメカニズム、評価方法、現状の課題、研究動向を解説します。またバイオプラスチックの世界的な情勢や法整備の状況についても言及します。

  1. プラスチックによる環境問題
    1. 化石資源
    2. 環境流出の問題
  2. 環境問題への対策
    1. バイオベースプラスチック
    2. プラスチックリサイクル
    3. 生分解性プラスチック
  3. バイオマス資源
    1. バイオマス資源の問題点
    2. 第2世代バイオマス資源としてのフラン誘導体
    3. 汎用高分子モノマーへの変換
    4. 機能性モノマーへの変換と重合
    5. 含フラン環高分子
  4. 生分解性プラスチック
    1. 生分解条件
    2. 生分解のメカニズム
    3. 生分解性評価方法
    4. 市販生分解性プラスチック
    5. 市販生分解性プラスチックの問題点
    6. 生分解性プラスチックの研究開発
  5. バイオプラスチックに関する世界的情勢・法整備
    • 質疑応答

講師

  • 橘 熊野
    群馬大学 大学院 理工学府 分子化学部門
    准教授

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
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  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

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  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

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  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
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  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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