技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品GDP (適正流通基準) 入門

医薬品GDP (適正流通基準) 入門

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、GDPガイドラインの考え方と実践のための要点を解説いたします。

開催日

  • 2022年3月29日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の流通 (倉庫・輸送) に係わる企業の担当者
  • 医薬品企業の流通担当者
  • 医薬品企業の品質保証担当者
  • 医薬品卸企業の流通担当者
  • 医薬品関連の計測器企業 (温度センサーなど) の担当者

修得知識

  • GDPの目的とその必要性
  • GDPの基礎となる品質システムの考え方とシステム要素
    • 逸脱管理
    • 変更管理 等
  • GDPガイドラインの概要と各章のポイントとなる条項の理解
  • GDP実践における課題とその対応、特に倉庫と輸送にかかわる温度管理
  • GDP関連の最新の業界動向

プログラム

 厚生労働省よりわが国初となるGDPガイドライン (医薬品の適正流通基準) が発出され、まもなく3年になろうとしています。この間、GDPへの関心がますます高まっていますが、GDPガイドラインを読んでもよく分からない、GDPというけれど何をすればよいのだろうか?とお悩みの方も少なくないと思います。例えば、GDPガイドラインの観点から、倉庫や輸送車両における温度管理はどのように考えるべきなのでしょうか?等々です。
 本セミナーでは、新しくGDPに関連する業務を始めようとされる方々とよりよくGDPをお知りになりたい方々を対象に、初心者の方にもわかりやすく、GDPの基礎的知識を体系的に取得できるようにプログラムを編成しています。
 講師は2016年から2020年まで厚生労働省の「GDP国際整合化研究班」に参画し、GDPガイドラインの制定にも関与してまいりました。本セミナーでは、この研究班の活動で得た業界最先端の情報をご提供しながら、医薬品企業での実務経験をもとに、GDP及びGDPガイドラインの要点を詳しくご説明します。
 本セミナーは医薬品企業のみならず関連のすべての業界の皆様を対象としています。GDPについて、単なるHow-toだけではなく、考え方 (Why, What) を重点的にご説明することで、GDP関連業務に取り組まれる皆様のご理解と現場での実践のお役に立ちたいと願っております。

  1. GDPとはどういうものか?
    1. GDPの概要と目的、その必要性
    2. 製品ライフサイクルとGDP
    3. 国内外のこれまでのGDP関連の法令とガイドライン
    4. PIC/S-GDPとその特徴
    5. わが国のGDPガイドライン発出の経緯と策定方針、適用範囲
  2. GDPガイドライン各論
    1. GDPガイドラインの構成
    2. (第1章) 品質マネジメント
      1. 品質システムの基本となる考え方 (ISO9001、ICH Q10)
      2. 品質システムの構築とGDPにおける品質保証機能
      3. 経営陣の責任
      4. 逸脱管理、変更管理、CAPA
      5. マネジメントレビュー
      6. 品質リスクマネジメント
    3. (第2章) 職員
      1. GDPにおける責任者の責務と組織上の所属
      2. 教育訓練
    4. (第3章) 施設及び機器
      1. 倉庫の温度管理 ~温度マッピングと温度モニタリング、温度逸脱時の対応
      2. 倉庫の区分保管とセキュリティ
      3. 適格性評価とバリデーション ~URS/DQ/IQ/OQ/PQの考え方
    5. (第4章) 文書化
      1. 文書化の目的と手順書 (SOP) 、記録の重要性
      2. 文書・記録作成の注意点
      3. GDPガイドラインで求められる手順書例
      4. DI (Data Integrity、データの信頼性) について
    6. (第5章) 業務の実施
      1. 仕入先/販売先の適格性評価
    7. (第6章) 苦情、返品、偽造医薬品、回収
      1. 苦情及び品質情報
      2. 偽造医薬品対応
      3. 回収処理と模擬回収
    8. (第7章) 外部委託業務
      1. 倉庫・輸送業者との品質取決め
      2. 3PLに関連した倉庫・輸送業者への外部委託の課題
    9. (第8章) 自己点検
    10. (第9章) 輸送
      1. 輸送車両の温度管理 ~温度マッピングと温度モニタリング、温度逸脱時の対応
      2. 輸送バリデーション/輸送試験
      3. 一時保管場所 (荷卸し場等) の管理
  3. GDPガイドラインの社会実装に向けて
    1. GDPガイドラインと現状とのギャップ
      ~GDPガイドライン素案の実施状況に対する業界へのアンケート結果 (2017年) から
    2. 企業におけるギャップ分析と課題対応
    3. GDPガイドライン対応のためのロードマップ作成
  4. GDPオーディット (監査) について
  5. まとめ
    ~GDPガイドラインに準拠した今後の企業の取り組みについて

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 基礎から学ぶやさしいGMP超入門講座 オンライン
2024/4/22 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/4/22 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順 (どこまですべきか) オンライン
2024/4/22 改正GMPに対応した空調設備の管理とバリデーション オンライン
2024/4/22 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/4/22 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/4/23 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/4/23 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/4/23 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2024/4/23 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと(国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/4/24 アメリカにおける体外診断薬の事業戦略策定と参入のポイント オンライン
2024/4/24 医薬品・バイオ技術のライセンスと研究提携における「経済条件」 の決め方及びリスク対策 オンライン
2024/4/24 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/4/24 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2024/4/25 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/4/25 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン
2024/4/25 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/4/25 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応