技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

微細藻類・海洋微生物の燃料・素材等への応用と最新動向

微細藻類・海洋微生物の燃料・素材等への応用と最新動向

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、バイオ燃料、化学製品、医薬品、食品、化粧品など幅広い分野の応用に期待される微細藻類・海洋微生物について取り上げ、微細藻類・海洋微生物基礎知識から産業利用の現状、課題・問題点など最新動向を解説いたします。

開催日

  • 2022年3月22日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 微細藻類ビジネス (従属栄養種を含む) を検討している方
  • 微細藻類を取り扱っている技術者、開発者、研究者
  • 脱炭素化に向けた微細藻類の展開・課題を知りたい方

修得知識

  • 微細藻類・海洋微生物の実用化に関する実施例・技術的課題

プログラム

 各種微細藻類の産業利用研究がブームになり、様々な公的資金や補助金が投入されているが、実際にすでに実用化されてビジネスになっている例はそれほど多くない。
 微細藻類の利用と産業利用の間に存在する様々なハードルと、それを克服して実用化した具体例について講義する。また、脱炭素化にむけても微細藻類の利用が注目されているが、実際に脱炭素化にむけて克服しなければならない技術的ハードルについても指摘する。微細藻類や海洋微生物の産業利用に関する基礎的な知識や技術情報のみならず、企業において微細藻類・海洋微生物に関する研究テーマ探索をする上で、知らなければ失敗するポイント、必ず念頭に置いてテーマアップする必要があるポイントを講師の経験から紹介する。さらに、講師の元には関連業界の情報が多数集まるため、先行企業のプレス発表だけではわからない実像や意外な現状、業界動向もお話しできる範囲で紹介する。

  1. はじめに
    1. 微細藻類の基礎知識
    2. 微細藻類ビジネスの現状
    3. 微細藻類ビジネスの問題点
    4. 研究材料としての微細藻類
      1. 微細藻類のメリット
      2. 微細藻類のデメリット
      3. 実用化に向けた技術的課題
      4. 脱炭素化にむけて克服しなければならない技術的ハードル
  2. 微細藻類の培養・生産プロセス技術
    1. 微細藻類の培養技術
      1. 微細藻類培養の基本プロセス
      2. スケールアップとそのポイント
    2. 微細藻類の成分回収・分離・抽出技術
      1. 微細藻類の成分回収・分離・抽出技術とそのポイント
  3. 各微細藻類の特徴・培養のポイントと実用化例
    1. ユーグレナ
      1. ユーグレナの生理生態学
      2. 培養の際のポイント
        • 生育条件
        • 水質・他の生物の影響
        • 特徴的な代謝
      3. ユーグレナの用途別機能及び有効成分と基本的な生産プロセス
        • 飼料
        • 食品
        • 化粧品
        • バイオ燃料
        • バイオプラスチック
        • 排水処理
      4. ユーグレナの産業利用に向けた課題とその克服事例
    2. クロレラ
      1. クロレラの生理生態学
      2. 培養の際のポイント
        • 生育条件
        • 水質・他の生物の影響
        • 特徴的な代謝
      3. クロレラの用途別機能及び有効成分と基本的な生産プロセス
        • 飼料
        • 食品
        • バイオ燃料
        • バイオプラスチック
      4. クロレラの産業利用に向けた課題とその克服事例
    3. ヘマトコッカス
      1. ヘマトコッカスの生理生態学
      2. 培養の際のポイント
        • 生育条件
        • 水質・他の生物の影響
      3. ヘマトコッカスの用途別機能及び有効成分と基本的な生産プロセス
        • 食品
        • 化粧品
        • バイオ燃料
        • バイオプラスチック
      4. ヘマトコッカスの産業利用に向けた課題とその克服事例
    4. ラビリンチュラ
      1. ラビリンチュラの生理生態学
      2. 培養の際のポイント
        • 生育条件
        • 水質・他の生物の影響
        • 特徴的な代謝
      3. ラビリンチュラの用途別機能及び有効成分と基本的な生産プロセス
        • 飼料
        • 食品
        • 医薬品
        • バイオ燃料
        • 排水処理
      4. ラビリンチュラの産業利用に向けた課題とその克服事例
  4. 産業利用・脱炭素社会に向けた今後の活用展開
    1. ユーグレナ
      1. 飼料
      2. 食品
      3. 化粧品
      4. バイオ燃料
      5. バイオプラスチック
      6. 排水処理
    2. ラビリンチュラ
      1. 飼料
      2. 食品
      3. 医薬品
      4. バイオ燃料
      5. 排水処理
    3. その他の微細藻類
    4. 機能の改変・増強技術
  5. 終わりに
    • 多様な微細藻類の産業利用にむけて – 必要性と技術課題 –
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/5 化粧品品質安定性試験の実例を用いた試験の進め方と自社基準の設定 オンライン
2024/4/9 バイオマス、生分解材料におけるLCAの算出、算定 オンライン
2024/4/13 微生物の培養・分離・同定の基礎とトラブル対応 東京都 会場・オンライン
2024/4/16 微生物によるカーボンリサイクル オンライン
2024/4/17 微細藻類の基礎と大量生産技術のポイント・産業利用の拡大に向けた展望 オンライン
2024/4/24 微生物の培養・分離・同定の基礎とトラブル対応 オンライン
2024/4/25 バイオマスエネルギーの最新動向と今後の事業戦略 オンライン
2024/4/26 バイオマスプラスチックの設計と低環境負荷、機能性の両立 オンライン
2024/4/26 二酸化炭素資源化におけるマテリアル・バイオ技術融合の重要性と微生物による新規バイオ技術の最先端および展望 オンライン
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/17 バイオマスプラスチックの技術動向と活用事例 オンライン
2024/5/20 廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向 オンライン
2024/5/27 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/31 微生物の分離・培養・同定の基礎&実践講座 オンライン
2024/6/11 微生物の分離・培養・同定の基礎&実践講座 オンライン
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/4/26 微生物、動物/植物細胞を培養するバイオリアクター:設計とスケールアップの基礎
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2022/11/30 バイオプロセスを用いた有用性物質生産技術
2022/7/22 微生物の取り扱いと微生物管理に関わる試験法
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2021/11/19 世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート
2021/7/16 2021年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/5/22 2020年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2019/4/19 2019年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2017/3/24 2017年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2016/9/9 抗菌剤・抗カビ剤・抗ウイルス剤の基礎と応用
2015/3/27 2015年版 再生可能エネルギー市場の実態と将来展望
2012/10/30 植物由来プラスチックの高機能化とリサイクル技術 (新装版)
2011/4/1 '11 新エネルギービジネスの将来展望
2011/3/25 バイオ燃料 技術開発実態分析調査報告書
2010/12/1 '11 スマートグリッド市場の将来展望
2010/9/29 未利用バイオマスの活用技術と事業性評価