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分析法バリデーションにおける統計解析Excel実習とバリデーション結果の読み取り方

分析法バリデーションにおける統計解析Excel実習とバリデーション結果の読み取り方

~初中級講座 / Excel演習で理解度UP~
オンライン 開催 PC実習付き デモ付き

アーカイブ配信で受講をご希望の場合は、2022年2月4日ごろ配信開始予定 (視聴期間:配信後10日間)

概要

本セミナーでは、分析バリデーションに必要な統計の基礎から解説し、具体的な実験データを使って、データ解析の考え方、方法、解釈について、質疑応答を交えて解説いたします。

開催日

  • 2022年1月26日(水) 10時00分 16時30分

修得知識

  • 分析法バリデーションに必要な統計の基礎
  • 併行精度、真度、室内再現性、直線性の評価方法と考察のポイント
  • 併行精度、真度、室内再現性を組み合わせた実験計画
  • 分析誤差の許容範囲、規格値の妥当性に関する考え方

プログラム

 分析法バリデーションは統計手法の理解なしに適切に計画、実施、評価ができるものではありません。しかし、その解説書となると厳密な定義説明があったり、難解な数式が並んだりと、いささか敷居が高くなっているという問題があります。統計は数式で理解するよりも、その概念をイメージすることが大切であり、イメージが理解できれば余程の専門家でない限り数式の理解は重要ではありません。また、具体的な問題が目の前にあると、よりイメージしやすくなることも多くの人が経験していることです。
 そこで、具体的な実験データを使って、データ解析の考え方、方法、解釈について、解説をしていきたいと思います。その上で、それを支える統計の基礎について説明できればと考えています。統計がお飾りではなく、科学技術者の強力な武器になれば幸いです。

  1. 統計の基礎
    • ばらつきの数値化 (正規分布と標準偏差)
    • 平均値の信頼区間
    • ばらつき (標準偏差) の信頼区間
    • 分散分析の考え方
    • 相関係数が関連の強さを示す理由
    • 直線性の評価方法と結果の解釈 (回帰分析)
  2. 分析法バリデーションへの応用
    1. 併行精度
      • 併行精度とは「ばらつき」のことである
      • 併行精度を求める実験の注意点
      • 併行精度を評価する方法
      • 標準偏差の信頼区間を記載せよと言うけれど、具体的な計算方法は?
      • 併行精度はついでに求めた方が良い (頑健性が高くなる)
      • 真度
      • 真度とは「かたより」のことである
      • 真度を求める実験の注意点
      • 真度を評価する方法
      • 真度の信頼区間とは
      • 真度を複数の濃度で評価したときの結果のまとめ方 (濃度間で不整合があるか?)
      • 室内再現精度
      • 室内再現精度とは「ばらつき」のことである
      • 室内再現精度を求める実験の注意点
      • 室内再現精度を評価する典型的な方法 (一元配置分散分析)
      • 分散分析表から併行精度を (信頼区間も!) 求める
      • 分散分析表から室内再現精度を (信頼区間も!) 求める
      • 直線性
      • 相関とは「関連の強さ」である
      • 相関係数の落とし穴
      • 直線性の評価は回帰分析で
      • 直線性を求める実験の注意点
      • 直線性の評価は回帰直線だけで十分か・・・回帰診断とは
      • 変数変換について
      • その他
      • 検出限界 (3.3σ/Sの意味合い)
      • 定量限界
      • 頑健性
      • 統計と固有技術の関係
    • 質疑応答

講師

  • 福田 晃久
    スタット・イメージング・ラボ
    代表

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

Excel演習について

本セミナー講義中にExcelで演習を行う箇所がございます。
参加される際にご一緒に演習いただくとより理解度が深まります。
なお、演習は講師のデモも同時進行で行いますので、視聴だけもで支障はございません。
また、演習の際は、Excelにアドインツールである「分析ツール」を組み込んで下さるようお願い申しあげます。

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

お申し込みの際、通信欄に「ライブ配信希望」の旨を記載ください。
ライブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

お申し込みの際、通信欄に「アーカイブ配信希望」の旨を記載ください。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

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