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進化する有機EL (OLED) の材料・デバイス技術とその応用

進化する有機EL (OLED) の材料・デバイス技術とその応用

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、有機EL技術の基礎を解説し、最新技術開発動向及び課題、更に有機エレクトロニクスがもたらす真のインパクトについて詳解いたします。

開催日

  • 2022年1月13日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 有機EL照明、有機ELディスプレイに関連する技術者、開発者
  • 有機ELビジネスに参入している装置・部材・デバイスメーカー
  • 有機ELビジネスに参入予定の装置・部材・デバイスメーカー
  • 有機ELを応用した商品開発を検討・推進中の技術者、企画担当者
  • 有機ELビジネスに投資を考えているVC、投資関連団体
  • 銀行の担当者

修得知識

  • 有機ELディスプレイ・照明の最新動向
  • 有機ELとLCD (液晶) やLED (発光ダイオード) などの既存デバイスとの相違点、優位性
  • 有機ELのデバイス構造とその製造方法 – 蒸着方式、印刷方式
  • 有機ELデバイスの評価方法
  • 有機ELの問題点とその解決法
  • 有機EL材料の基礎知識
  • 有機ELの期待される応用分野と今後の方向性
  • 最新有機EL事情 – メタフォトニックOLEDとその将来性
  • 有機ELの今後の課題と展望

プログラム

  コロナ禍が世界の生活を一変させた。在宅勤務が標準になり、どこでもつながるディスプレイや携帯しやすいディスプレイへの要求が加速するだろう。在宅勤務が長くなると照明環境も極めて重要になり、目に優しい健康的な照明への要求が一層強くなるであろう。有機エレクトロニクス技術は確実に新生活を変革する基盤技術になると考えられ、その代表格が有機ELであろう。
  ディスプレイ・TVを壁紙のような形にしたり、小さく折り畳みができたり、くるくる巻き上げることもできる技術は有機EL以外にない。今まであまり詳細に公開されることのなかった有機ELディスプレイ・照明技術だが、現在どのレベルまで進展しているのか?実は、近年の材料・デバイス技術の進展は一般に認識されているよりはるかに進んでいる。長寿命、高効率はもちろん、新機能である、フレキシブル、フォルダブル、ローラブル、透明などの新たな機能が実用化されるようになってきた。メタフォトニックOLEDのような新規技術提案も出てきている。また、有機EL照明分野でも健康と有機EL照明との関係が新たな知見が学術的に解明され、再度照明環境について盛り上がりを見せている。
  本講演では、有機EL技術の基礎を解説し、最新技術開発動向及び課題、更に有機エレクトロニクスがもたらす真のインパクトは何かについて議論する。

  1. コロナ後に有機ELが新たな段階にーその期待
  2. 最新有機EL技術を解剖する
    1. 有機ELの発展の足跡
    2. 有機ELの基本構造とその進化
    3. 製造工程の基本とその進化
      1. 蒸着法
      2. 印刷法
  3. 封止工程の基本と最新動向
    1. キャップ封止
    2. 薄膜封止
  4. 有機EL材料の基礎と最新動向
    1. 蛍光材料
    2. りん光材料
    3. TADF材料
  5. サポート材料と塗布型材料
    1. 周辺材料
    2. 塗布型材料の現状と課題
  6. 大型化有機ELディスプレイへの対応
    1. 有機ELディスプレイの大型化技術
      1. 蒸着型
        1. 塗り分け型
        2. 白色バックライト型 (LG型)
        3. 青色バックライト型 (Samsung型)
      2. 塗布型
        1. インクジェット
        2. 転写・グラビア
    2. 有機ELディスプレイの将来技術
      1. フレキシブル化の現状と将来
      2. Foldable OLEDの技術的課題
      3. 壁紙ディスプレイの将来像
      4. 透明ディスプレイへの期待
      5. メタフォトニックOLEDとは?
  7. 有機ELの車載用途への応用と課題
    1. なぜ、車載用途に有機ELが期待されるのか?
    2. 車載用有機ELに必要な特性
    3. 車載用途で実用化された例
    4. 今後の車載用途応用の展開
  8. 静かに広がりつつある有機EL照明の技術動向
    1. 光源の進化と照明を取り巻く市場環境
    2. 有機EL照明の最新技術動向
    3. 有機EL照明の今後 – LED照明を凌駕する応用分野とは?
  9. まとめ
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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