技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

イソシアネートの反応機構と構造、硬化物性の制御

イソシアネートの反応機構と構造、硬化物性の制御

東京都 開催 オンライン 開催

開催日

  • 2021年10月15日(金) 10時30分 16時15分

プログラム

第1部 イソシアネートモノマーの物性、その誘導体の硬化物特性と応用例

(2021年10月15日 10:30〜12:00)

  1. イソシアネートモノマーの種類と特徴
    1. イソシアネートモノマーの種類
    2. イソシアネートモノマーの反応性
  2. イソシアネートモノマーを用いたウレタン (メタ) アクリレートの合成
  3. モノマーの構造と架橋・硬化物特性
    1. イソシアネートモノマーとウレタンアクリレートの構造
    2. UV硬化性
    3. 機械強度、鉛筆高度および密着特性
  4. イソシアネートモノマーを用いたアクリルポリマーの物性とその応用例
    1. UV硬化型ポリマーとその応用例
    2. 熱硬化型ポリマーの合成と、低温硬化性2液ウレタン組成物への応用
  5. ブロックイソシアネートモノマー
    1. ブロックイソシアネートモノマーの種類と乖離特性
    2. 低温硬化性ウレタン材料への応用
    • 質疑応答

第2部 ブロックイソシアネート、解離触媒の種類、選定と応用例

(2021年10月15日 13:00〜14:30)

 イソシアネートは反応性が高いという特性を持つが、その反面として低い経時安定性、1液化や水系化の困難などが問題となる。イソシアネートのブロック化 (マスク化) は、これらの問題を解決する有効な方法である。
 本講座では、ブロックイソシアネートを選定し、使いこなすための基礎知識として、まずイソシアネートの反応機構、ブロックイソシアネートの種類と反応機構を取り扱う。また、特に低温解離に有効な触媒の種類と選定方法、さらにこれらの応用について述べる。

  1. イソシアネートの反応機構
    1. ウレタン化,ウレア化反応
    2. その他の反応
  2. ブロックイソシアネートの種類と反応機構
    1. ブロック剤の種類
    2. 各種ブロックイソシアネートの解離反応機構
  3. 触媒によるブロック解離機構
    1. ブロックイソシアネートの解離触媒
    2. 触媒による解離機構
  4. ブロックイソシアネートの応用
    1. 塗料分野
    2. 水系ブロックイソシアネート
    3. その他の応用
    • 質疑応答

第3部 イソシアネート系水性架橋剤の反応機構とその使用方法

(2021年10月15日 14:45〜16:15)

  1. 架橋の基礎
    1. 架橋とは
    2. 各種架橋反応
    3. ウレタン架橋と各種物性
  2. ポリイソシアネートについて
    1. ジイソシアネートモノマー
    2. イソシアネート基の反応
    3. ジイソシアネートの反応性
    4. ポリイソシアネートの構造
    5. ポリイソシアネートの物性
  3. ポリイソシアネートの水性化
    1. ポリイソシアネートの水系化方法
    2. 親水基導入タイプ
    3. 疎水低粘度タイプ
    4. 1液タイプ (ブロックポリイソシアネート)
  4. 用途例
    • 質疑応答

講師

  • 服部 陽太郎
    昭和電工 株式会社 コーティング材料部
    技術統括マネージャー
  • 村山 智
    積水化学工業 株式会社 開発研究所 機能材料開発センター
  • 原田 佳司郎
    旭化成 株式会社 機能性コーティング事業部 デュラネート技術開発部
    グループ長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/21 高分子劣化のメカニズムと添加剤による対策や材料分析技術 オンライン
2025/3/24 プラスチック射出成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/25 摩擦・摩耗の基礎と試験・評価・解析法 オンライン
2025/3/25 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/3/25 プラスチック用添加剤の適切な選定と材料の劣化・変色対策 オンライン
2025/3/25 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/3/25 ナノカーボン充填による高分子系複合材料の高機能化 オンライン
2025/3/26 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/3/26 プラスチックの難燃化技術の基礎と技術動向 オンライン
2025/3/27 ポリウレタンの基礎知識および応用展開と高機能化技術 オンライン
2025/3/27 騒音対策 (吸音、遮音) の考え方と音響メタマテリアルの遮音特性 オンライン
2025/3/27 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン
2025/3/27 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/3/27 シリコーン製品の基礎と用途・取り扱いのポイント オンライン
2025/3/27 プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/28 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/28 フェノール樹脂の基礎と応用のための組成物設計の実務知識 オンライン
2025/3/28 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/3/28 光学樹脂における屈折率・複屈折の考え方とその測定・制御 オンライン

関連する出版物