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水素製造・貯蔵のコスト構造と低コスト化および効率的な水素貯蔵材料の技術開発

水素製造・貯蔵のコスト構造と低コスト化および効率的な水素貯蔵材料の技術開発

~水素製造・貯蔵の動向や経済性・効率性 / アンモニアによるエネルギー貯蔵・水素貯蔵・水素利用技術など~
オンライン 開催

概要

再生可能エネルギーの主力電源化の実現に向けて、水素の製造・貯蔵技術とその低コスト化が求められております。
本セミナーでは、水素製造・貯蔵の基礎や動向、コスト構造、低コスト化、水素貯蔵材料の種類や特徴、アンモニアによるエネルギー貯蔵・水素貯蔵・水素利用技術、今後の展望などについて詳しく解説いたします。

開催日

  • 2021年9月27日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 水素製造におけるコスト試算方法
  • 効率的な水素貯蔵材料の技術開発
  • アンモニアによるエネルギー貯蔵、水素貯蔵、水素利用に関する技術

プログラム

 2050年にカーボンニュートラルを実現するためには、「グリーン成長戦略」で示される、ありとあらゆる技術開発を着実に進めていく必要がある。その中でも、産業の根底を支える電力部門において、再生可能エネルギーの主力電源化を避けて通ることは出来ず、再エネの偏在性や変動性を補うために、広義の「水素」を効果的に利用する必要がある。水素は、様々なエネルギー源から製造可能や、燃やしてもCO2を排出しないなど、様々な場面でその長所のみが語られるが、一方で電力を用いて水素を製造した場合、1Nm3の水素を製造するために、現状、5kWhの電力を必要とする。すなわち、これは1Nm3の水素を20円のコストで製造するためにかけられる電力の単価が、4円/kWh以下であることを意味する。一方で、余剰電力に目を向けた場合、その設備稼働率が低すぎて、コストに占めるCAPEが重くのしかかるコスト構造となっている。
 本セミナーでは、こうした水素製造や水素貯蔵のコスト構造をできるだけシンプルに示し、低コスト化に向けて注力すべき点を説明していきたい。

  1. 再生可能エネルギーの主力電源化
    1. 再生可能エネルギーの特徴
    2. 再生可能エネルギーの平準化
  2. 水素の製造技術
    1. 光触媒による水素の製造コスト
    2. 電解水素の製造コスト
    3. PVの余剰電力に目を向けた低コスト水素製造
    4. カーボンリサイクル技術とそのコスト構造
    5. 熱化学水素製造
    6. Naレドックス反応による低温熱化学水素製造
  3. 水素の貯蔵技術
    1. エネルギーキャリアとその課題
    2. 再エネの季節間変動対策と水素貯蔵技術
    3. 水素貯蔵材料における学術ミニマム
    4. 水素貯蔵材料の種類と特徴
    5. 水素貯蔵材料としてのアンモニア
    6. アンモニアの貯蔵技術
    7. アンモニアからの水素発生技術
    8. 水素吸蔵合金を用いた水昇圧技術
    9. 水素吸蔵合金を用いた蓄熱技術
  4. まとめと今後の展望
    • 質疑応答

講師

  • 市川 貴之
    広島大学 大学院 先進理工系科学研究科
    教授

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

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  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
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  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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