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アンテナの高性能化技術

アンテナの高性能化技術

~アンテナの広帯域・マルチバンド化~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、5G・6Gの次世代ワイヤレスシステム実現に不可欠なアンテナの広帯域・マルチバンド化技術について取り上げ、アンテナの帯域特性の定義、広帯域・マルチバンド化の手法から応用まで実例を示して解説いたします。

開催日

  • 2021年8月31日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 広帯域アンテナ・マルチバンドアンテナを用いて新たな製品開発を行いたい技術者
  • 既存アンテナの広帯域化・マルチバンド化の技術を用いた応用開発に携わる方

修得知識

  • アンテナの最適設計
  • 広帯域・マルチバンド特性を有するアンテナの具体的効果の予測

プログラム

 5Gあるいは6Gの次世代ワイヤレスシステム実現に不可欠なアンテナの広帯域・マルチバンド化技術について、アンテナの帯域特性の定義から始め、広帯域・マルチバンド化の手法から応用まで、実例を示して解説する。
 本講演では、まず広帯域・マルチバンド化の基礎として、「帯域特性」と「マルチバンド特性」に対する定義および評価法について述べ、「広帯域アンテナ」と「アンテナの広帯域化」、「マルチバンドアンテナ」と「アンテナのマルチバンド化」に対する考え方、さらに広帯域・マルチバンドアンテナを用いた周波数共用について整理する。次に、既存の広帯域アンテナの構造と特性を明らかにし、共振型アンテナの広帯域化手法を紹介するとともに、広帯域化を図ったアンテナの実現例について詳述する。同様に、マルチバンドアンテナについても、共振型アンテナのマルチバンド化手法と、マルチバンド化を図ったアンテナの実現例について詳述する。
 アンテナの帯域特性およびマルチバンド特性の基礎から始め、既存の広帯域およびマルチバンドアンテナの概要を示すとともに、共振型アンテナの広帯域化およびマルチバンド化の手法および実例までを関連付けて解説するため、実際の広帯域・マルチバンド特性を持つアンテナを用いた新たな製品開発を行う上で、所望のアンテナの最適設計力が身に付き、また、広帯域およびマルチバンド特性を有するアンテナの具体的効果の予測が可能となり、製品開発における判断基準を修得できる。

  1. アンテナの帯域特性とマルチバンド特性
    1. 帯域特性の評価
      1. 帯域特性
      2. 比帯域幅の限界
      3. VSWRの帯域特性の評価
      4. 帯域特性と小形化の評価
      5. マルチバンド特性
    2. 広帯域アンテナとアンテナの広帯域化
      1. 広帯域アンテナ
      2. アンテナの広帯域化
    3. マルチバンドアンテナとアンテナのマルチバンド化
      1. マルチバンドアンテナと周波数共用
      2. 共振型アンテナのマルチバンド化
  2. 広帯域アンテナの構造と帯域特性
    1. 進行波アンテナ
      1. 進行波アンテナと帯域特性
      2. ひし形アンテナ
      3. ヘリカルアンテナ
    2. 自己相似アンテナ
      1. 相似の理と自己相似アンテナ
      2. バイコニカルアンテナ
      3. ディスコーンアンテナ
      4. ボウタイアンテナ
      5. 等角渦巻きボウタイアンテナ
    3. 自己補対アンテナ
      1. 自己補対構造の原理
      2. 回転対称自己補対アンテナ
      3. 軸対称自己補対アンテナ
      4. 対数周期自己補対アンテナ
  3. アンテナの広帯域化
    1. 共振型アンテナの広帯域化手法
      1. 給電インピーダンスの最適化
      2. 構造パラメータの最適化
      3. 付加素子を用いた帯域拡大
      4. 誘電体による帯域拡大
      5. 金属導体の太径化
    2. アンテナの広帯域化の実現例
      1. 反射板付ダイポールアンテナの広帯域化
      2. ボウタイアンテナの広帯域化と小形化
      3. 板状モノポールアンテナの広帯域化
      4. カード型アンテナの広帯域化と小形化
      5. プリントアンテナの広帯域化
  4. マルチバンドアンテナの構造と特性
    1. 対数周期アンテナ
      1. 構造と特性
      2. 自己補対アンテナとの差別化
    2. マルチバンドアンテナを用いた周波数共用
      1. 単一給電マルチバンドアンテナを用いた周波数共用
      2. 複数の共振型アンテナを用いた周波数共用
  5. アンテナのマルチバンド化
    1. 共振型アンテナのマルチバンド化手法
      1. 既存アンテナの複数共振特性の利用
      2. 複数の共振長を持つ構造による複数共振化
      3. 付加素子を用いた複数共振化
      4. フラクタル構造を用いた複数共振化
    2. 共振型アンテナのマルチバンド化の実現例
      1. 無給電素子を用いたモノポールアンテナ
      2. 2周波数帯共用円偏波マイクロストリップアンテナ
      3. 2周波数帯共用2層構造平面反射板付ダイポールアンテナ

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,000円(税別) / 35,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
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  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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