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ウイルスセンサの最新開発事例

ウイルスセンサの最新開発事例

~原理、応用から課題まで~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、Withコロナで求められる、空気中に浮遊するウイルスのリアルタイム検出技術について詳解いたします。

開催日

  • 2021年7月15日(木) 10時00分 17時00分

修得知識

  • バイオセンサの基本構成と検出原理
  • バイオセンサの高感度化の方法
  • 現行の超高感度バイオセンサとウイルス検出の事例
  • 圧電・磁歪材料の特徴、基礎方程式
  • 圧電・磁歪デバイスの原理
  • 環境発電・IoTへの応用
  • ウイルスセンサへの応用
  • ラマン分光分析法の基礎
  • 多変量解析法によるスペクトル分析技術
  • ラマン分光法による生細胞の分析
  • ウイルスとは何か
  • ウイルスの感染メカニズム
  • ウイルス感染細胞の判別分析
  • ウイルス検出に関する基礎知識
  • 気相中でのセンシングについての概要
  • 気相中での分子認識でこれまでに得られている知見

プログラム

第1部 超高感度バイオセンサによるウイルス検出

(2021年7月15日 10:00〜11:30)

 バイオセンサの基本原理とその高感度化方法、そして実際の超高感度センサによるウイルス検出の事例を紹介することで、現在のウイルスセンシング技術の基礎から最先端までを概観する。

  1. バイオセンサの基礎
    1. バイオセンサとは
    2. バイオセンサの基本構成
    3. バイオセンサの測定対象
    4. 代表的な検出原理 – 電気式、光学式、機械式 –
  2. バイオセンサの高感度化
    1. 従来の方法:検出部を高感度化する
    2. 従来法の限界:夾雑物の壁
    3. 「標的物質1個」を検出するには – 増やす、閉じ込める、見分ける –
  3. 超高感度バイオセンサとウイルス検出事例
    1. ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) 法
    2. デジタルアッセイ (1) デジタルELISA法
    3. デジタルアッセイ (2) デジタルPCR法
    4. デジタルアッセイ (3) デジタルCRISPR/Casアッセイ法
    5. ビーズベースアッセイ (1) EFA – NI法
    6. ビーズベースアッセイ (2) ナノモータ法
    7. ビーズベースアッセイ (3) 分子鎖捕捉法
  4. ウイルスセンシング技術の今後
    • 質疑応答

第2部 ウイルス監視・検出システムに向けた圧電・磁歪材料の開発動向

(2021年7月15日 12:10〜13:40)

 感染症の原因ウイルスを監視・検出するシステムの整備が急務です。本講演では,圧電・磁歪センサ用材料の基礎的事項と現在までの研究状況を概説します。また,圧電・磁歪ウイルスセンサの開発動向について紹介します。

  1. はじめに
  2. 圧電・磁歪材料の基礎方程式
    1. 圧電・磁歪材料力学
    2. 運動方程式とMaxwellの方程式
  3. 圧電・磁歪材料
    1. 圧電材料の種類
    2. 磁歪材料の種類
    3. 圧電/磁歪複合材料
  4. 圧電・磁歪デバイス
    1. 圧電デバイス研究
    2. 磁歪デバイス研究
  5. エネルギーハーベスティングへの応用
    1. 振動発電のメカニズム
    2. 応用例と発電性能
  6. 圧電・磁歪ウイルスセンサ
    1. 圧電ウイルスセンサの基礎と応用
    2. 磁歪ウイルスセンサの基礎と応用
    3. ウイルスセンサの今後の展開
  7. おわりに
    • 質疑応答

第3部 ラマン分光分析法によるヒト感染性ウイルスの検出技術

(2021年7月15日 13:50〜15:20)

 新型コロナウイルスは世界中でパンデミックを引き起こしている。空気中や付着しているウイルスが見えれば感染を避けられそうだが、ウイルスを見つける方法が話題に上ることは無い。なぜウイルスの検出は難しいのか。本講座では、ヒト感染性ウイルスを可視化することの困難さとラマン分光分析を用いた新しい技術について解説する。

  1. ウイルスとは何か
    1. ウイルスの特徴
    2. 現在のウイルスを検出する方法
    3. ウイルスの増殖メカニズム
  2. ラマン分光分析
    1. ラマン分光分析の原理と特徴
    2. 多変量解析によるスペクトル分析
    3. 生物分析を切り拓くラマン分光分析
  3. ラマン分光法によるヒト感染性ウイルスの検出技術
    1. 分析例と問題点
    2. 今後の展望
    • 質疑応答

第4部 各種ウイルスのセンシングに向けた気相中での分子認識

(2021年7月15日 15:30〜17:00)

 現在我々の生活の脅威となっているSARS-CoV-2を含め、身の回りに存在するウイルスを簡易検出する手法をどう開発するかを解説します。

  1. 気相中の分子検出の例
    1. 五感
    2. 嗅覚
    3. ガス検出用バイオセンサー
  2. 気相中でのガス検出研究の
    1. ガスセンシングの例
    2. 気相中で使われた分子認識素子
    3. DNAセンサー等
  3. 気相中で働く相互作用
  4. DNAアプタマーとその気相中での構造
    1. 二本鎖DNA
    2. グアニン四重鎖DNA
  5. インフルエンザウイルスの検出
    • 質疑応答

講師

  • 芦葉 裕樹
    産業技術総合研究所
    主任研究員
  • 成田 史生
    東北大学 大学院 環境科学研究科 先端環境創成学専攻
    教授
  • 佐藤 英俊
    関西学院大学 生命環境学部
    教授
  • 池袋 一典
    東京農工大学 大学院 工学研究院 生命機能科学部門
    教授

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

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