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改正GMP省令が求める製造/ラボでの紙・電子データのデータインテグリティ実務

FDA査察500件におけるDI指摘を踏まえた

改正GMP省令が求める製造/ラボでの紙・電子データのデータインテグリティ実務

~GMP省令改正に対応するためのポイントを解説~
オンライン 開催

開催日

  • 2021年7月12日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • データインテグリティで課題を抱えている方
  • 以下、部門の方
    • QC QA 薬事監査 (社内監査、委託先監査)
    • 製造 製造技術 エンジニアリング IT
    • CMC 製剤研究 分析研究 など

修得知識

  • GMP省令改正とPIC/S
  • データインテグリティの基礎
  • CSVとERESの基礎
  • FDA査察指摘の紹介
  • PMDAの指摘動向
  • 各極ガイダンスのポイント紹介
  • 実務対応の解説

プログラム

GMP省令の改正案が2020/11/27に発出され、以下の日程が明記された。

  • 公布日:2021年4月上旬 (予定)
  • 施行期日:2021年8月1日

また、改正の趣旨は以下の様に説明されている。

  • 2014年のPIC/Sに加盟にともない、国際標準のGMP運用が求められている
  • PIC/Sで合意され国際標準となっているガイドラインとの一層の整合化を図る

 GMP省令改正案に「記録の信頼性を継続的に確保すること」と記載されている。つまり、データの信頼性、すなわちデータインテグリティを求めているのである。そして、記録の管理について「完全性」「正確性」「一貫性」を継続的に求め、さらにCAPA (是正措置と予防措置) も求めている。
 PIC/Sの査察官むけデータインテグリティガイダンスにおいて、データインテグリティの基本要件はALCOAプラスであると説明されている。上記の「完全性」「正確性」「一貫性」はALCOAプラスに含まれている。
 ALCOAプラスは従来からGMPに求められていたものと大差ない。一方、査察当局が期待するデータインテグリティ適合レベルは、データインテグリティ技術の普及とともに高くなる。従って、各極のデータインテグリティガイダンスを読み込んでALCOAプラスを頭のなかで深掘りしても、査察当局が現時点で期待するデータインテグリティ実務レベルにたどりつけない。査察当局が期待するデータインテグリティ実務レベルは、当局査察における指摘事例から学び取るのが確実である。
 本講座では、米国情報公開法 (FOIA) にもとづきFDAから購入したデータインテグリティ査察指摘事例500件から読み取った「査察現場における生のデータインテグリティ要件」とその対応方法を解説し、改正GMP省令が求めるデータインテグリティの実務対応を具体的に説明する。
 コンピュータに不慣れな方にも十分理解していただけるよう、ERES (電子記録・電子署名) およびCSVの基礎から説明する。

  1. GMP省令改正とPIC/S
  2. データインテグリティとは
  3. ERES対応の基礎
  4. CSV対応の基礎
  5. データインテグリティ用語
  6. FDAのデータインテグリティ査察指摘
    • 指摘トップ10
    • 国内における指摘
    • ラボにおける指摘
    • 製造における指摘
    • 年次品質レビューおよびQAにおける指摘
    • COA (分析証明書) に関する指摘
    • 供給者監査に関する指摘
    • SAPなどERP関連の指摘
  7. スプレッドシートのFDA指摘とCSV対応/DI対応
  8. PMDAのデータインテグリティ指摘動向
  9. 主要ガイダンスの概況
  10. 実務対応
    • 手書き記録 (ラボ、製造共通)
    • コンピュータ化システム (ラボ主体)
    • 製造装置と検査装置
  11. ポリシーと手順書の策定方針
    • DIの是正措置と予防措置
  12. 良くある質問
  13. MHRAガイダンスの要旨 (英国医薬品庁)
  14. FDAガイダンスの要旨
  15. PIC/S査察官むけガイダンスの要旨
  16. 質疑応答

良くある質問

以下をはじめとする質問、および事前に提出いただいた質問にお答えする。

  • 監査証跡の定期的レビュ – をどのようなタイミングで行えばよいのか
  • 監査証跡の定期的レビュ – をどのような方法で行えばよいのか
  • 監査証跡機能がない場合どのように対応すればよいのか
  • 監査証跡機能がないと査察で指摘されるのか
  • 監査証跡はどのようにバリデートすればよいのか
  • 試験関係者がシステム管理者になるとなぜ指摘を受けるのか
  • HPLCのプリントアウトを生データとすると指摘を受けるのか
  • データインテグリティはどのように査察されるのか
  • 工程内検査のインテグリティは査察されるのか
  • 個別のアカウントを設定できない器機/システムは更新が必要か
  • 電子生データはどのように管理・運用すればよいのか
  • スタンドアロン機器のデータインテグリティ対応はどの程度必要か
  • ハイブリッドシステムはどのように対応すればよいか
  • FDA査察をのりこえるにはどのような対策が必要か
  • 治験薬における対応はどの程度必要か
  • リスク対応はどのように行えばよいのか
  • OOS処理の査察指摘はどのようにすれば回避できるのか
  • LIMS導入はデータインテグリティ対応となるか
  • Empower 3等のCDS導入はデータインテグリティ対応となるか
  • バックアップの定期的リストアテストは必要か
  • ALCOAをベースにGAPチェックリストを作ろうとしたが難しい
  • 試験実施者に解析メソッド作成・変更の権限を与えて良いか
  • 同じ分析装置にGMP試験とGMP適用外の試験を混在させてよいか
  • 電子記録バックアップの隔離保管は必要か
  • システム管理を行うIT職員にGMP教育は必要か
  • OSへの共通IDログインは許容されないのか
  • スプレッドシートのデータインテグリティ留意点
  • LIMSやSDMSへデータを吸い上げたら分析機器のデータを削除してよいか
  • デジタル画像を生データとする場合、何に注意すればよいか
  • 機器使用台帳 (機器使用ログ) に何を記載しなければならないのか
  • AIの使用は認められるか
  • コンピュータ化システムの再バリデーション頻度はどの程度が適切か
  • バリデーション資料はどの程度の期間保存する必要があるか
  • CDやDVDの劣化確認方法
  • バックアップHDDの点検頻度
  • アジャイル型開発は認められるか
  • サーバーのシステム管理者アカウントを共有してよいか?
  • 崩壊試験や呈色滴定などのDI対応方法は?
  • 装置や機器のエラーをQAに報告すべきか?
  • ミラーリング (RAID1) はデータバックアップになるか?
  • 業者保守作業における監査証跡のレビューは必要か?
  • 検量線と面積計算のバリ資料を査察で求められた時の対応は?
  • 監査証跡の定期レビューを査察で求められた時の対応は?
  • CMCなど研究開発におけるDI対応は?
  • バックアップ/リストアの要件とその対応方法は
  • 旧システムのデータが新システムで異なる結果となる場合の対応方法は
  • 見読性の長期維持方法は
  • 電子署名した電子記録をシステムから取り出してよいか
  • 電子署名した電子記録のプリントアウトに手書き署名は必要か
  • PDFを編集できると査察指摘を受けるか
  • 装置バリデーションにおけるURS必要性の指導方法は

別冊付録

各極データインテグリティガイダンスの邦訳や解説資料を電子ファイルにてご提供する。600スライドを超える講演資料では説明しきれなかった詳細を習得していただける。

  • データインテグリティ入門
  • HPLC試し打ち指摘とその対応
  • MHRAガイダンス (GMP) 意訳 (対訳)
  • WHOガイダンス・ドラフト 要旨訳
  • FDAガイダンス・ドラフト 意訳 (対訳)
  • FDAガイダンス・ドラフト 解説
  • PIC/Sガイダンス・ドラフト 要旨と解説
  • データインテグリティの是正 FDA WLの常とう句
  • WHOガイダンス Appendix 1 邦訳
  • MHRAガイダンス (GXP) 対訳と補足

付録CD

データインテグリティの詳細資料、Part 11、Annex 11、CSV関連の解説や邦訳など、200ファイル余を収載したCDをテキストと共にご提供する。

質疑応答

CSV、ERES、データインテグリティ、スプレッドシートなど日常の業務において困っていることや疑問などにお答えします。
事前質問は大歓迎ですが、準備の都合上、可能であれば2週間前までにご提出いただけると助かります。

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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