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プラスチックの衝撃破壊メカニズムと耐衝撃性向上 (応用編)

プラスチックの衝撃破壊メカニズムと耐衝撃性向上 (応用編)

~高分子材料にどのような改質を施せば、衝撃的な負荷での脆性破壊を抑制できるのか~
オンライン 開催

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2021年5月24日,31日「プラスチックの衝撃破壊メカニズムと耐衝撃性向上 2日間講座 (基礎編 + 応用編)」
受講料 : 66,440円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 46,970円(税込)

概要

本セミナーでは、プラスチック成型品の塑性変形と破壊機構の解説を通じて、実用的な方法やヒントを詳解いたします。

開催日

  • 2021年5月31日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 部品トレー
    • 建材
    • 看板 など
  • プラスチックの不良対策で課題を抱えている担当者

修得知識

  • 高分子材料の破壊の機構
  • 破壊を抑制し、信頼出来る強度設計の概念
  • 高分子材料のタフネス改善の為の種々の具体的手段

プログラム

 応用編では、基礎編で解説した高分子の基本的な変形と破壊の機構に基づいて分子構造、共重合等によりプラスチックの凝集構造をどのように調整すれば凝集強度を改善しタフなプラスチックにすることが出来るのか、そしてブレンド等によりどのような複合構造を持つプラスチック成型品あるいはゴムを設計することが出来れば応力集中を小さくし、延性変形が支配的な信頼性に優れたタフなプラスチックあるいはゴムが設計出来るかを紹介する。

  1. はじめに
  2. 微細構造の調整によるタフニング
    1. 数平均分子量がクレイズ強度と降伏応力に及ぼす影響
    2. 分子量分布の幅がクレイズ強度と粘度に及ぼす影響
    3. i – PPの立体規則性がクレイズ強度に及ぼす影響
    4. 共重合がクレイズ強度と降伏応力に及ぼす影響
  3. ひずみの拘束の解放によるタフニング
    1. 体積弾性率の低減によるひずみの拘束の解放と応力集中の緩和
      1. ボイドによる体積弾性率の低減機構
      2. ひずみの拘束の解放による応力集中の緩和
      3. Gurson モデルを用いた非線形解析 (関連流動則) によるポリマーアロイのタフネスの予測
      4. 修正Gurson (非関連流動則) モデルよるポリマーアロイのタフネスの予測
    2. エラストマーのブレンドによるタフニングの効率に影響する因子
      1. 分散相の強度がタフネスに及ぼす影響
      2. ボイドの分散状態が塑性不安定に及ぼす影響
      3. マトリックス樹脂の配向硬化とタフネス
        1. 部分架橋による配向硬化の調整
        2. 結晶化条件による配向硬化の調整
      4. 複合構造のエラストマーをブレンドした樹脂のタフネス
      5. 熱可塑性エラストマーと樹脂の相溶性がタフネスに及ぼす影響
      6. 流動による分散相のエラストマーの配向がタフネスに及ぼす影響
      7. 表面劣化による脆性化のエラストマーブレンドによる抑制
    3. 他の体積弾性率の緩和につての試み
  4. 高い剛性とタフネスが両立した高分子複合材料の強度設計
    1. 微粒子の充填によるタフニング
      1. 無機微粒子のブレンドによるタフニング
      2. カーボン粒子のブレンドによるゴムのタフニング
    2. 繊維の充填によるタフニング
      1. 繊維と樹脂が強い界面強度を持つ場合
      2. 繊維と樹脂の界面が適切な強度で剥離
        1. 剥離強度がタフネスに及ぼす効果
        2. 繊維長のアスペクト比がタフネスに及ぼす効果
        3. 繊維への締め付け力がタフネスに及ぼす効果
      3. 界面強度の調整によるタフネスの改善の例
        1. 酸変性低分子量PE改質材によるガラス繊維充填PCのタフニング
        2. アラミド繊維によるPLAの弾性とタフネスの改善
  5. まとめ・質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

全3コース申込セット受講料について

  • 受講料 : 66,440円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 46,970円(税込)

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本セミナーは終了いたしました。

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