技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチック加飾技術の最新動向と今後求められる加飾技術

Zoomを使ったライブ配信セミナー

プラスチック加飾技術の最新動向と今後求められる加飾技術

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックの表面加飾技術について基礎から解説し、フィルム貼合・転写加飾、NSD、インクジェット印刷を中心に、多くのサンプル・写真を示しながら、最近の動向を解説いたします。

開催日

  • 2021年3月18日(木) 10時30分 16時15分

受講対象者

  • プラスチック加飾に関連する技術者、研究者、管理者
    • 住宅・建築材料
    • モバイル機器
    • 自動車 など

修得知識

  • 加飾フィルムによる成形品への加飾と機能性付与
  • 加飾技術の動向

プログラム

第1部「プラスチック加飾技術の 最新の動向と今後の加飾技術の概要」

(10:30~12:00、13:00~14:30)

 最近、プラスチック加飾は、単なる加飾から、「機能付加加飾」へと発展し、また、「塗装代替加飾」が注目され、「繊維複合熱可塑性樹脂への加飾」も関心が持たれるようになっている。個別加飾技術の中では、塗装代替加飾技術として、フィルム加飾技術、モールドインカラー等のNSD (Non Skin Decoration) 、構造色加飾、オンデマンド印刷等が注目されており、自動車の外板への適用検討も活発化している。さらに、フィルム加飾技術の中では、インモールド加飾と比較して数々の特徴があるアウトモールド成形 (布施真空のTOMなど) が注目され、採用が急拡大している。
 本講演では、フィルム貼合・転写加飾、NSD、構造色加飾、インクジェット印刷を中心に「各加飾技術の最新動向」を示し、さらに、国際社会の目標、取り組み、ならびに、それに即した今後の加飾技術についての概要を示す (今後の加飾技術の詳細は第2部で解説される) 。

  1. 加飾技術の概要
    1. プラスチックの加飾について ~なぜ加飾が求められるのか~
    2. 加飾技術の分類と位置付け
  2. 主要加飾技術の最新動向
    1. フィルム転写・貼合加飾成形の展開 ~高意匠表現が出来、機能付加にも優れるフィルム転写・貼合加飾技術~
      1. 成形方法
        1. インモールド加飾 (IM – D)
        2. アウトモールド加飾 (OMD)
          ~多くの可能性を有する加飾技術、あらたの検討も進んでいる~
        3. 成形方法の比較
      2. 加飾フィルム
        1. 加飾用基本フィルム
        2. 加飾フィルムの意匠表現、構成、バリエーション
        3. 注目される代表的な加飾素材、技術フィルム
    2. NSDの展開 ~低コスト塗装レス加飾として注目~
      1. 高外観原着樹脂による加飾
      2. 製品表面へのパターン付与技術
      3. 金型表面高品位転写 (ヒート&クール他) ~表面品質向上技術から加飾技術へ~
    3. バイオミメティクス (バイオミミクリー) と構造色加飾の開発と展開
      ~着色材不要の着色~
      1. バイオミメティクス (バイオミミクリー) について
      2. 構造色のしくみ
      3. プラスチックに応用されている構造色加飾
    4. ソフト表面加飾の進展 ~あらためて注目されているソフト加飾~
      1. 本格的なソフト表面加飾の現状
      2. ソフトフィール加飾の開発と展開
    5. 二次加飾 ~二次加飾が見直され、あらたな展開も~
      1. 印刷
        ~オンデマンド対応ができるインクジェット印刷、塗布~
      2. 真空成膜塗装
      3. 塗装
      4. メッキ
      5. レーザー加飾
    6. 繊維複合熱可塑性樹脂への加飾
  3. 日本、欧米での加飾最新動向まとめ
  4. 国際社会、自動車メーカーの方針、目標と今後の加飾概要
    1. 国際社会の新しい方針、取り組み
    2. 今後の加飾概要
  5. 第1部のまとめと加飾の今後の展開
    • 質疑応答

第2部「今後、各分野で求められる加飾技術の展望」

(14:45~16:15)

 プラスチック部品はその表面質感を向上させる目的で、従来から様々な加飾技術が開発、適用されてきた。今後は単なる見栄えだけではなく、各分野の変化、ニーズに対応するため、加飾と機能の融合や環境対応が求められている。今回講演では、各分野の加飾技術の現状を整理し、今後、必要とされる加飾技術について展望する。

  1. 自動車加飾の現状と今後
    1. 内装加飾
    2. 外装加飾
    3. 自動車加飾ロードマップ
  2. サスティナブル技術と加飾
    1. バイオマス材料の活用
    2. 環境負荷低減技術
  3. 多品種少量/レジリエント対応
    1. 現状加飾技術
    2. 3Dプリント技術の活用
  4. 第2部のまとめ
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/15 高分子の結晶化、結晶高次構造の制御、分析解析、その応用 オンライン
2024/5/15 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2024/5/15 UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価 オンライン
2024/5/15 容器包装リサイクル制度とプラスチックリサイクルの現状と課題 オンライン
2024/5/16 二軸押出機による混練技術とプロセス最適化 オンライン
2024/5/16 半導体めっきの基礎とめっき技術の最新技術動向 オンライン
2024/5/16 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/17 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2024/5/20 廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向 オンライン
2024/5/20 導電性高分子の基礎と最新の研究動向・応用 オンライン
2024/5/21 ぬれ性のメカニズムと制御・測定技術 オンライン
2024/5/21 ラミネート技術の基礎・トラブル対策とヒートシール技術のポイント オンライン
2024/5/21 高分子材料のモノマー化、解重合反応とケミカルリサイクルの動向 オンライン
2024/5/21 摩擦振動と異音の発生メカニズムと抑制・対処方法 オンライン
2024/5/21 プラズマによる表面改質技術の基礎と応用 オンライン
2024/5/22 防汚コーティング技術の総合知識 オンライン
2024/5/22 プラズマCVD (化学気相堆積) 装置による高品質薄膜の成膜技術、および量産化対応 オンライン
2024/5/22 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基礎と応用技術の総合知識 オンライン