技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

微細藻類の可能性と、新規産業構築の考え方

Zoomを使ったライブ配信セミナー

微細藻類の可能性と、新規産業構築の考え方

~社会課題と産業の創出~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、藻類について基礎から解説し、藻類、選定、育種、培養、用途展開、産業化課題などについて解説いたします。

開催日

  • 2020年12月23日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • SDGsに絡んだ新規事業の立ち上げを企画されている方
  • 環境に優しい素材を開発している方
  • 循環型事業に興味がある方

修得知識

  • 微細藻類が注目を集める背景
  • 微細藻類研究・事業化の歴史
  • 様々な微細藻類の培養方法
  • 微細藻類産業確立における問題点
  • 微細藻類産業に向けた様々な取り組み

プログラム

 19世紀に顕微鏡の発明に伴い微細藻類が発見されて以降、食料問題やエネルギー問題、環境問題への有効な対策の一つとして微細藻類の産業利用が度々大きな注目を集めてきました。一方で、これまでのところ、微細藻類の生産およびその産業利用は非常に限られた極一部の分野において確認される程度に留まります。そんな中、環境問題への関心がこれまでになく大きくなり始めた2019年以降、これまで曖昧であった環境対策としての各種規制強化を見据え、微細藻類を取り巻く状況が急激に変わり始めています。
 こうした動きを踏まえ、微細藻類が注目される背景、その生産・利用方法、また、微細藻類産業の確立における課題、新規事業の立ち上げ等を中心に、微細藻類の産業構築に向けた新たな取り組みについてお伝えいたします。

  1. 第1部 なぜ微細藻類なのか? (背景)
    1. 将来的なバイオマス需要に対応する上で。
      1. 物質 (炭素) 循環とは?
      2. 太陽光・光合成・バイオマス生産
      3. 未来の食糧供給と需要
    2. 微細藻類を用いたバイオマス生産
      1. 微細藻類培養の有用性:慣行農業との比較
      2. 微細藻類産業利用の歴史
      3. 微細藻類生産技術
        1. 開放型システム
          • 自然の湖沼
          • 円形ポンド
          • レースウェイポンド
          • カスケードレースウェイ
        2. 閉鎖型システム
          • カラム・チューブ型
          • フラットパネル型
          • フレキシブルフィルム型
          • その他
  2. 第2部 微細藻類産業の現状、新たな取り組み
    1. 微細藻類産業の現状
      1. 製品多様性の欠如
      2. 大規模生産の欠如
      3. 体系的な研究基盤・規格等の欠如
    2. 微細藻類産業の構築に向けた我々の取り組み
      • ちとせの微細藻類事業紹介:MicroAlgae Towards Sustainable and Resilient Industry
        1. バイオマスのカスケード利用による多様な用途開発
        2. 熱帯域におけるフォトバイオリアクターを利用した大規模生産
        3. 国内研究拠点の整備
  3. 第3部 新規事業立ち上げにおいて重要視していること
    1. 新規事業立ち上げで重要視するべき考え方
      1. 新規事業を立ち上げで重要視するべき考え方
      2. 事業とは何か
      3. 事業を立ち上げるとは
      4. ゼロから事業をつくるための価値観
    2. 社会課題をベースとした我々の取り組み
      1. 藻を用いた原料生産システム
      2. プランテーションを循環型・持続型にするシステム
      3. 世界最高効率のバイオ医薬品生産用細胞の樹立
      4. 機械学習を用いたバイオ生産マネジメントシステム
      5. 東南アジアでの環境持続型農業の生産・展開
      6. タンパク質クライシス解消にむけた Farm to Meat
    3. 新規事業立ち上げ時に意識しておくべき視点
      1. 目的と手段
      2. 計画について
      3. 責任
    4. 重要な視点を意識し続けるための工夫 (体制)
      1. 隔離された環境を作る工夫
      2. 評価の対象
      3. 職掌の考え方
      4. 管理プロセス
      5. 仕事を遂行する動機
      6. 個人の意志を発露
      7. 翻訳家の重要性
      8. ブランドの範囲
      9. 琢磨琢磨できる環境
      10. 情報が集まる仕組み
    • 質疑応答

講師

  • 星野 孝仁
    株式会社 ちとせ研究所 藻類活用本部
    本部長
  • 三本 紘士
    株式会社 ちとせ研究所 Project Design Dev.
    Senior manager

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/9 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2025/1/16 FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術 オンライン
2025/1/17 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/17 食品賞味期限・消費期限設定の基本と実践 オンライン
2025/1/21 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/1/21 核融合発電の産業化に向けたイノベーション技術と応用 オンライン
2025/1/23 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2025/1/23 バイオマスとSAF (持続可能な航空燃料) を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2025/1/27 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/28 生分解性プラスチックの土壌・海洋生分解と具体的な実験手順・ポイント オンライン
2025/1/29 カーボンニュートラル (CN) 社会と新しい再生可能エネルギーの技術動向 オンライン
2025/1/29 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/1/29 バイオマス利用のエタノール製造技術と課題 オンライン
2025/1/29 核融合発電の産業化に向けたイノベーション技術と応用 オンライン
2025/1/29 食品賞味期限・消費期限設定の基本と実践 オンライン
2025/1/30 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/30 天然由来の強化材を用いたコンポジットの基礎と成形方法・応用展開 オンライン
2025/1/30 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/5/26 2017年版 HEMS市場・関連機器の実態と将来展望
2017/3/24 2017年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2017/2/24 2017年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2017/1/27 2017年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2016/11/16 2017年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2016/9/23 2016年版 スマートハウス市場の実態と将来展望
2016/8/26 2016年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2016/7/22 2016年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2016/5/27 2016年版 スマートコミュニティ市場の実態と将来展望
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2016/1/29 2016年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2015/12/18 2015年〜2016年版 電力自由化市場総覧 (2016年 新春号)
2015/12/8 2016年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2015/11/20 2016年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2015/10/30 2015年〜2016年版 電力自由化市場総覧 (2015年 秋号)
2015/8/21 2015年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2015/8/17 バッテリー関連技術〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2015/8/17 バッテリー関連技術〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2015/7/24 2015年版 電力自由化市場・関連技術の実態と将来展望
2015/6/26 2015年版 蓄電池・キャパシタ市場の実態と将来展望