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生分解性プラスチック材料設計技術最前線

Zoomを使ったライブ配信セミナー

生分解性プラスチック材料設計技術最前線

~生分解性プラスチックの理想像を求めて~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは生分解性プラスチックについて、基礎研究から技術・事業開発まで約30年間に及ぶ実績と知見を有する世界的第一人者が、生分解性プラスチックの基本特性、材料設計、成形加工、市場動向、最新の法規制動向を解説いたします。

開催日

  • 2020年12月3日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 生分解性プラスチック・バイオプラスチック・ポリ乳酸に関連する技術者
    • 自動車分野
    • 電気・電子分野
    • スポーツ分野 など
  • 生分解性プラスチック・バイオプラスチック・ポリ乳酸に関連する分野のマーケティング担当者、事業企画担当者、経営者

修得知識

  • 海洋プラスチック汚染の実態・対策
  • 地球環境保全・資源循環型社会に向けての法規制動向
  • 生分解性プラスチックの基本特性
  • 様々な環境下における生分解挙動/機構
  • 生分解性プラスチックの材料設計/成形加工技術
  • 生分解性プラスチックの製品・市場開発動向

プログラム

 地球環境・資源・廃棄物問題の象徴的存在として石油系非生分解性プラスチックによる海洋汚染問題が顕在化した今日、私達は自然界の真のリサイクルシステムとしての物質循環 (炭素循環) にリンクした植物由来生分解性プラスチックへの転換を余儀なくされている。その一方で、学術・技術・メディア世界における幾多の虚偽やミスリードの中で、私達はいま生分解性プラスチックの正しい理想像の選択を迫られている。
 本講では周知の一般的、形式的な分類や論述は避け、生分解性プラスチックの根幹に関わる決定的に重要な要素・要因に焦点を当て、最先端の高分子材料設計技術を駆使する中で、生分解性プラスチックの理想像に迫ることを目的とする。産学両分野で約35年間、基礎・応用研究から技術・事業開発までの知見と実績を有する世界的第一人者による渾身のセミナーである。

  1. 自然の叡智に学ぶ、地球環境・資源・廃棄物問題と生分解性プラスチック
    1. 地球上に生命が誕生して38億年、地球は何故廃棄物で埋もれなかったのか?
    2. 自然界の真のリサイクルシステムとしての物質循環 (炭素循環) とは?
    3. 海洋プラスチック汚染問題の正しい理解と生分解性プラスチックの存在意義
    4. 海洋に大量に流入する流木、落葉や草本類…海洋中のマイクロチップは太古の昔より存在した!?
      紙製ストローもマイクロチップのかたまり!
    5. 人類は自然界の神様が分子設計された天然の生分解性構造材料、リグノセルロースに学ばなくてはならない!
    6. 神様が生分解性ではあるが、難分解性のリグニンを分子設計された理由とは?
    7. 自然界の海洋環境が許容し得る海水中分解速度のポジティブコントロールとは?
  2. 脂肪族ポリエステルの一次構造と基本特性
    1. 脂肪族ポリエステルの分類、一次構造と熱的特性 (Tg, Tc, Tm)
    2. 製品化に際して重要な成形加工性とその支配的因子とは?
    3. 結晶性高分子の結晶化挙動における結晶化速度パラメータと結晶化速度促進方法
    4. 生分解性プラスチックの製造法は、発酵生産法と化学合成法はどちらが有利か?
    5. 生分解性プラスチックの環境負荷低減の客観的、定量的指標としてのカーボン・フットプリントとは
    6. 通常のプラスチックよりも細菌やカビや生えやすい生分解性プラスチックの致命的欠点とは無縁の卓越した抗菌・防カビ性を有する素材とは?
      1. プラスチックのカビ抵抗性試験:JIS Z 2911
      2. 抗菌・防カビ試験:抗菌防臭加工新基準 (繊維製品新機能性評価協議会)
    7. 生分解性プラスチックとして最も長い歴史 (~40年) を有する微生物産生ポリエステル系が、これまで数多くの企業が参入と撤退を繰り返す中で、未だ本格的に事業化されない根源的理由とは
  3. 脂肪族ポリエステルの一次・高次構造と生分解性
    1. 脂肪族ポリエステルの一次・高次構造と生分解性の関係は?
    2. 生分解機構…酵素分解型と非酵素分解 (加水分解) 型
    3. 加水分解型ポリ乳酸 (PLA) が内包する2段2様式の特異的な生分解機構とは?
      …使い捨て製品と長期使用製品の両面展開が可能
    4. 生分解性プラスチックの分解開始や分解速度のコントロールは可能か?
    5. 使用後の再資源化過程で、好気性発酵 (堆肥化) のみならず、嫌気性メタン発酵 (バイオガス発電) が可能な素材とは?
    6. 某国立大学教授曰く、「PLAは土中や海水中では分解しない」。ウソ、ホント?
    7. 海洋 (時限) 分解性プラスチックの分子設計は画期的か、それともそもそもそのようなことに意味 (実用的価値) があるのか?
  4. 生分解性プラスチックの高性能・高機能化材料設計と成形加工技術
    1. 結晶性高分子の融点は高い素材ほど得られる成形品の耐熱性は高い?
      それよりも重要な耐熱性支配因子とは?
    2. 結晶性高分子の結晶化速度を高める処方として、どのような方策があるのか?
    3. 最も耐熱性が高いPLA材料の耐熱性到達レベルとは?
      1. 電気・電子機器筐体、部品レベル…低荷重下 (0.45MPa) 150 ℃
      2. 電子レンジ加熱可能レベル…120~130℃ x 5分
      3. 熱湯注入可能レベル…95~100℃
    4. 最も透明性に優れている生分解性プラスチック素材とは?
    5. 透明性 (ヘイズ<5%) を維持しながら耐熱性 (130℃) を達成することは可能か?
    6. 高融点のステレオコンプレックス型ポリ乳酸 (sc – PLA) やナイロン4 (PA4) が実用化されない決定的理由とは?
    7. PLAの基本特性を維持しながら、耐衝撃性を高めることは可能か?
    8. 繊維・不織布として応用展開が可能な唯一の素材PLAは、合成繊維の王者PET繊維に対抗し得るのか?
  5. 長期耐久性構造材料として展開が可能な生分解性プラスチック
    1. 生分解性プラスチックの理想像として、従来のプラスチックと同様に長期間 (約10年) 使用可能な製品と、使用後は速やかに再資源化 (堆肥化) が可能な使い捨て製品としての両面展開が可能な素材の生分解機構とは?
    2. 生分解性プラスチックに石油系プラスチックと同等の長期使用耐久性 (約10年) を付与することが可能な素材・技術とその実績とは?
    3. 生分解性プラスチックに長期使用耐久性処方を施した場合、生分解性機能は喪失するのか、あるいは維持することは可能か?
    4. 石油系プラスチックと同様に、使用後にマテリアルリサイクルが可能な生分解性プラスチックとは?
    5. 使用後に焼却しても地球温暖化ガスの増大に関与せず、有毒ガスも発生しない生分解性プラスチック素材とは?

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
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    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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