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ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法

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ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法

~材料の新規開発・改質、製造法の改良、課題の克服等のために~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ラジカル重合について基礎から、注意点、分子量・立体構造の制御、最新の重合手法までを、40年以上研究してきた講師が初学者にも分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2020年11月30日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • アクリレートに関わる研究者

修得知識

  • ラジカル重合の基礎理論、反応の解析法、注意点
  • 重合試薬と重合条件の選び方
  • 最新のラジカル重合手法

プログラム

 ラジカル重合は、現在、高分子材料 (ビニルポリマー) 製造の80%以上を占めるなど必要不可欠な反応となっている。また、最近のリビングラジカル重合及び立体特異性ラジカル重合の発見によってラジカル重合の可能性はさらに拡がり、この重合法の利用拡大、新しい展開に大きな期待が集まっている。しかし、現在、ラジカル重合を基礎から学ぶ機会は残念ながらほぼ失われている。
 本講では、ラジカル重合の基礎から最新の重合手法までを解り易く説明する。材料の新規開発・改質、製造法の改良、直面する課題の克服などに役立てば幸いである。

  1. はじめに
    1. ラジカルとは
    2. ラジカル重合のはじまり
    3. 重合の基本用語
    4. ラジカル重合とイオン重合との比較
    5. 重合操作法
  2. 単独重合
    1. モノマーの種類と特徴
    2. 開始剤の種類と選び方
    3. 重合の素反応。課題と課題克服の工夫
    4. 重合速度とポリマーの分子量を決める因子
  3. 共重合
    1. 共重合の種類
    2. 共重合の解析
    3. モノマーの構造と反応性
    4. 工業化の課題
  4. キャプトデイティブ効果を利用した重合
    1. キャプトデイティブ効果とは
    2. 重合
    3. ポリマーの特性と機能
  5. 重合妨害因子とポリマーの耐候性
    1. 酸素。影響と除去
    2. 禁止剤。種類と反応
    3. ポリマーの着色と防止
    4. 光分解
    5. 生分解
  6. 分子量の制御
    1. これまでの分子量制御法
    2. リビングラジカル重合の原理と種類
    3. リビング重合の具体例
      • 課題、着色の克服
    4. リビング重合の新展開
  7. 立体構造の制御
    1. 立体化学の基本用語
    2. 重合の立体化学.
    3. モノマー構造と立体規則性
    4. 立体規則性及びラセン高分子の合成法
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 47,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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