技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術

高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術

オンライン 開催

視聴期間は2025年5月23日〜30日を予定しております。
お申し込みは2025年5月28日まで承ります。

概要

本セミナーでは、難燃剤をめぐる各種の規制動向、難燃規格と難燃性評価方法、高分子材料の燃焼メカニズム、各種難燃剤の難燃メカニズム、難燃化の際の配合設計、特性制御、成形加工時の不良現象への対応等の難燃高分子の実際技術、環境対応型難燃化技術の最近の動向について解説いたします

開催日

  • 2025年5月28日(水) 10時30分 2025年5月30日(金) 16時30分

受講対象者

  • 樹脂、電気電子機器、建築、繊維、接着剤等の製造・成形加工に関わる方
  • 生産技術、研究開発、技術サポート、営業に携わる方

修得知識

  • 火災と難燃規格
  • 難燃剤に関連した国内外の規制動向
  • 高分子材料の燃焼メカニズム
  • 各種難燃剤の難燃メカニズム
  • 高機能樹脂材料のノンハロゲン難燃化技術
  • 主要な難燃性評価方法
  • ノンハロゲン難燃高分子材料の実際技術
  • 環境対応型難燃化技術の最近の動向

プログラム

 難燃化された高分子材料は、家電製品、OA機器、電子材料、建築材料、車両材料、繊維など幅広い分野で使用されており、用途、規格等に応じて、様々な難燃剤が使用された多様な難燃高分子材料が開発されている。
 本セミナーでは、難燃剤をめぐる各種の規制動向、難燃規格と難燃性評価方法、高分子材料の燃焼メカニズム、各種難燃剤の難燃メカニズム、難燃化の際の配合設計、特性制御、成形加工時の不良現象への対応等の難燃高分子の実際技術、並びに、環境対応型難燃化技術の最近の動向について概説する。

  1. 高分子材料の燃焼と難燃化の考え方、評価方法、規制
    1. 難燃材料が必要とされる背景
    2. 樹脂難燃化と難燃規格の歴史と規制
    3. 難燃剤の種類と市場
    4. 難燃剤に関連した国内外の規制動向
    5. 燃焼の基本要素、ポリマーの構造因子と燃焼性、及びその燃焼メカニズム
    6. 難燃剤の種類とその難燃機構
      • ハロゲン系難燃剤
      • リン系難燃剤
      • 窒素系難燃剤及びインツメッセント系難燃剤
      • 金属水酸化物系難燃剤
    7. 樹脂の難燃性評価方法
      • UL94試験
      • 酸素指数試験
      • コーンカロリー試験
    8. 高機能樹脂材料のノンハロゲン難燃化技術
      • ポリエチレン
      • ポリエチレンテレフタレート
      • ポリカーボネート樹脂
      • ポリアミド樹脂
      • エポキシ樹脂
      • ポリフェニレンエーテル樹脂
  2. ノンハロゲン難燃高分子材料の実際技術と成形不良対策
    1. ポリスチレン系ノンハロゲン難燃材料の処方設計と特性
      • ノンハロゲン難燃処方設計
      • ノンハロゲン難燃材料の特性制御
    2. 難燃材料の成形不良現象とその対策
      • ノンハロゲン難燃材料の成形不良現象
      • 成形不良現象の原因とその対策
    3. 高周波基板用低誘電損失樹脂の開発とその難燃化技術
      • 高速・高周波基板用材料に対する要求特性と技術トレンド
      • 精密カチオン重合による可溶性硬化型分岐ポリマーの合成
      • 可溶性硬化型分岐ポリマーによる高周波基板向け低誘電材料の開発
      • ナノコンポジット系ノンハロゲン難燃化技術による低誘電フィルム材料の開発
  3. 環境対応型難燃化技術の最近の動向と今後の展望
    • 低誘電フィルム材料
    • グリーン難燃剤・難燃助剤
    • 今後の展望
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年5月23日〜30日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/9 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン
2025/4/9 高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術 オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/10 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/4/10 ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法 オンライン
2025/4/11 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/11 電気光学 (EO) ポリマーの基礎と評価技術および光制御デバイスへの応用 オンライン
2025/4/11 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/4/14 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン
2025/4/14 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2025/4/15 押出機・混練機内の高分子材料の輸送・溶融と混練技術 オンライン
2025/4/15 ナノフィラーの高分散・充填化技術の基礎と機能性ナノコンポジットの開発動向 オンライン
2025/4/15 プラスチック強度設計に必要な材料特性と設計の進め方 オンライン
2025/4/16 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2025/4/17 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン
2025/4/17 プラスチック/ゴムの劣化・破壊メカニズムとその事例および寿命予測法 オンライン
2025/4/17 低誘電性樹脂の開発と伝送損失の低減、高速・高周波通信への対応 オンライン
2025/4/17 メタルレジストの特徴とEUV露光による反応メカニズム オンライン
2025/4/18 ラジカル重合 基礎講座 オンライン
2025/4/18 電気光学 (EO) ポリマーの基礎と評価技術および光制御デバイスへの応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用