技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

懸濁重合によるポリマー粒子合成の基礎と複合微粒子/マイクロカプセル調製への応用

Zoomを使ったライブ配信セミナー

懸濁重合によるポリマー粒子合成の基礎と複合微粒子/マイクロカプセル調製への応用

~粒径制御・スケールアップから各種複合微粒子・マイクロカプセル調製例まで~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、懸濁重合の反応機構・撹拌操作・粒子径制御・スケールアップなど懸濁重合法について解説いたします。
複合微粒子やマイクロカプセルの調製事例を多数紹介いたします。

開催日

  • 2020年11月27日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 懸濁重合法による各種複合微粒子の調製に関連する方
  • 懸濁重合で課題を抱えている方

修得知識

  • 懸濁重合法に関する基礎的事項
    • 反応系
    • 反応装置
    • 分散安定剤種と安定化機構
  • 粒径制御法とスケールアップの基本的な考え方
  • 懸濁重合法による複合微粒子の調製例

プログラム

 懸濁重合法は、数ミクロンから数千ミクロンの粒径のポリマー粒子を合成する重合法であり、その基本的な操作法は確立されており、各種複合微粒子・マイクロカプセルの調製に応用されている。しかしながら、複合微粒子やマイクロカプセルの応用分野により最適な操作条件は異なっているが、反応装置・撹拌条件・粒径制御・スケールアップなどに関しては、共通した最適条件が多々ある。
 したがって、本講座では、粒径制御、撹拌槽型反応装置の最適化、撹拌条件の最適化、スケールアップの考え方などの基礎的事項を詳細に説明するとともに、懸濁重合法による各種複合微粒子・マイクロカプセルの調製例を紹介する。

  1. 懸濁重合法の基礎
    1. 懸濁重合反応系と反応機構
    2. 懸濁安定剤種と安定化機構
      1. 高分子安定剤種と安定化機構
      2. 界面活性剤種と安定化機構
      3. 固体粉末種と安定化機構
  2. 粒径制御の考え方
    1. 撹拌操作による液液分散系調製の場合
    2. 特殊な装置による液液分散系調製の場合
      • 膜乳化
      • マイクロチャネル
      • スタテックミキサー
    3. 液滴の分散挙動に基づく制御の場合
    4. 粒径と操作条件との相関式
  3. スケールアップの考え方
    1. 基本的な撹拌槽型反応装置と最適化
    2. 撹拌操作による分散系調製時のスケールアップの考え方
    3. 特殊な乳化装置による分散系調製時のスケールアップの考え方
  4. 懸濁重合法による複合微粒子・マイクロカプセルの調製例
    1. 複合微粒子・マイクロカプセル調製の考え方
    2. 水含有マイクロカプセルの調製と発泡粒子調製への応用
    3. 相変化物質 (PCM) のカプセル化
    4. マイクロカプセル型トナーの調製
    5. 液滴合一法によるコアシェル型複合粒子の調製
    6. 逆相懸濁重合による銀ナノ粒子被覆型ポリマー粒子調製
    7. ピッカリングエマルション系を利用した逆相懸濁重合法による温度応答性ポリマー粒子調製
    8. 多孔性ポリマー粒子調製
    9. 液中乾燥法との併用による蛍微粒子含有マイクロカプセルの調製
    10. ピッカリングエマルションを利用した被覆型ポリマー粒子の調製
    11. 相分離法を併用した複合微粒子調製
    12. その他最近の文献紹介
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/28 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン
2024/5/28 プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法 オンライン
2024/5/28 絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化 オンライン
2024/5/28 分子シミュレーションの基礎と高分子材料の研究・開発の効率化への展開 オンライン
2024/5/28 撹拌・混合の基礎と最適化・設計およびスケールアップからトラブル対策まで オンライン
2024/5/29 次世代バイオプラスチックの台頭と破壊的イノベーションのすすめ オンライン
2024/5/29 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/29 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/5/29 EUVレジスト材料開発と評価・プロセス技術 オンライン
2024/5/29 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/5/30 高分子材料の劣化 オンライン
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/5/30 エポキシ樹脂の基礎と設計・制御・評価・応用技術の必須知識 オンライン
2024/5/30 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2024/5/30 高分子材料の構造・物性とラマン・赤外分光法による評価 オンライン
2024/5/31 電動化 (EV駆動等) モータと回路基板の高電圧化・高周波化・熱対策に向けた、樹脂材料開発と絶縁品質評価技術 オンライン
2024/5/31 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2024/5/31 二酸化炭素 (CO2) 、二硫化炭素 (CS2) を原料とする高分子材料の合成技術と応用 オンライン
2024/5/31 溶融紡糸の基礎と工業生産技術及び生産管理の実践 オンライン
2024/6/3 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/5/31 重合開始剤、硬化剤、架橋剤の選び方、使い方とその事例
2021/5/31 高分子材料の劣化・変色対策
2021/4/30 建築・住宅用高分子材料の要求特性とその開発、性能評価
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集