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眼疾患に対するDDS技術とその低侵襲化

Zoomを使ったライブ配信セミナー

眼疾患に対するDDS技術とその低侵襲化

~後眼部に対する医薬品の持続性をいかに持たせるか / 眼科DDS開発 (点眼・注射剤) におけるポイント~
東京都 開催 オンライン 開催

開催日

  • 2020年11月10日(火) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部. 最近の眼科DDS開発状況

(2020年11月10日 10:00〜12:00)

 各種眼疾患をご紹介させて頂き、それらの未充足ニーズを種々の眼科DDS技術で各社がどのように解決を図ろうとしているか、最近の開発動向も交えながらご紹介いたします。また、眼科製剤開発において重要と思われるポイントをこれまでの経験を元にご紹介致します。これらの内容が新たな眼科治療法開発のヒントになれば幸いです。

  1. 主な眼疾患のご紹介
    1. 前眼部疾患のご紹介と未充足ニーズ
    2. 緑内障のご紹介と未充足ニーズ
    3. 後眼部疾患のご紹介と未充足ニーズ
  2. DDSが挑戦する未充足医療ニーズ
    1. 前眼部でのDDS開発動向
    2. 緑内障でのDDS開発動向
    3. 後眼部でのDDS開発動向
  3. 眼科DDS開発におけるポイント
    1. 点眼DDS
    2. DDS注射剤
    3. その他
  4. 今後の眼科DDS開発および治療トレンド
  5. まとめ
    • 質疑応答

第2部. 薬物ナノ結晶製剤の眼内動態評価と眼疾患治療への応用性

(2020年11月10日 12:45〜14:45)

 点眼薬は安全性や利便性の面から広く受け入れられている剤形であり、眼疾患治療において第一選択とされる。一方、点眼された薬物は涙液によって希釈され、鼻涙管を通じて短時間で眼表面から洗い流されることから、点眼後の薬物滞留性向上が今後の点眼薬の改善点のひとつとして挙げられている。また、眼内への薬物供給においては、高いバリア機能を有する角膜の通過性向上が望まれている。さらに、現在の点眼システムでは、薬物が眼後部 (網膜) までほとんど到達しないため、眼後部をターゲットとした点眼による薬物治療法の確立が切望されている。
 本セミナーでは、ナノ結晶化技術に着目し、これら問題点の改善方法について紹介する予定である。

  1. 点眼薬の現状
  2. 点眼薬適用時における薬物挙動
  3. 点眼液の角膜傷害性とその要因
  4. 懸濁性点眼薬における薬物サイズと眼内挙動
  5. ナノ結晶技術の点眼領域への応用性
    1. 湿式破砕法によるナノ結晶の作成
    2. ナノ結晶分散液点眼後の薬物眼内移行性とその角膜通過機構
    3. ナノ結晶分散液による眼後部への薬物供給と視機能改善効果
    4. ナノ結晶分散液硝子体内注射の有用性評価
    5. 眼瞼適用ナノ結晶製剤による持続型薬物供給システムの提案
  6. まとめ
    • 質疑応答

第3部. 後眼部疾患に対する低侵襲で持続的な投与方法の開発

(2020年11月10日 15:00〜17:00)

 高齢化・長寿社会の到来とともに難治性網膜疾患の罹患者は世界的に増加の一途にあり、視力低下や失明による著しいQOLの低下、親族等の介護負担等の経済的損失は非常に大きくなっている。難治性網膜疾患には根治薬が存在せず、徐々に病状が進行するために長期の継続した薬剤投与が不可欠であるが、点眼法は後眼部への薬剤浸透性の問題、硝子体注射や眼球内へのデバイスの備置は侵襲性が高く、副作用時の対処リスクがある。
 本講演では眼内に低侵襲な投与法として、強膜上に徐放担体を留置する経強膜薬物徐放デバイスを紹介する。

  1. 後眼部疾患に対する投与法の課題
  2. 後眼部疾患に対する様々なDDS
  3. 経強膜DDSの特徴
  4. 経強膜DDSの非臨床試験
  5. 経強膜DDSの課題と展望
    • 質疑応答

講師

  • 岡部 高明
    参天製薬 株式会社 製品研究統括部 新規モダリティ開発グループ
    リーダー
  • 長井 紀章
    近畿大学 薬学部 製剤学
    准教授
  • 永井 展裕
    東北大学 大学院 医学系研究科 細胞治療分野
    助教

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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