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改正GMP省令対応にむけた管理監督者のGMP教育 / 「企業文化」改善で事故削減の事例

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改正GMP省令対応にむけた管理監督者のGMP教育 / 「企業文化」改善で事故削減の事例

オンライン 開催

開催日

  • 2020年9月11日(金) 10時00分 16時30分

プログラム

 起源は「苦情・事故・傷害」多発生工場の立直しの命を受けて「ミス損失10万円/年以下」を宣言し、SWAT (スオット) 分析から組織の強みを生かし弱点補強の「ミス対策パッケージ」で目標達成、「ミス分類24例」活用のミス対策で「目標値7年半を継続」した「企業文化改善」の実践ノウハウの紹介です。 第3講では、GMPマインドに叶う「Quality Culture」とは? 「Quality Culture」診断例を準備しました。

  • 「正しいことに従順」と言われた「信頼のMade in Japan」時代の日本文化の強みの「温故知新」を
    • ① 「確かで動かないもの (信念) 」 ②消せないものへの畏れ ③「連帯感と辛抱強さ」の3柱を土台に 「当たり前行動の徹底と正しい評価」で信頼の仕組み造りが「ミス対策推進安定化」に役立ちました。
  • 昨今の不祥事で報じられる「※異常・違反の黙認」対策にも、日本文化の強み「上記3柱」復活への弱点補強と正しい評価活動手法は、これからのPQSの「陣頭指揮」に活用出来るものと確信しております。
    ※「ルールベース」で増えた「4岳山」の排除⇒①言われた事だけ ②今だけ ③自分だけ ④お金だけ
  • SOP通り「出来て当たり前」、壇上からの注意指導で後は本人責任、そして「起こってから怒る」裁判官風土が心配で、管理監督者は「注意深く見守り」そして「自らの弱点に気づかせ」大事を防ぐ守護神。
  • 「自らの弱点を悟る」ための「対比・想起力」のコーチングや「ミス分類24例」・「原料・検体取り間違い」対策の「混同防止管理6項目」・「Quality Culture」診断など即実践活用出来るものを準備しました。

第1講 「企業文化」改善で事故削減の事例 (ミス損失10万以下/年達成の事例紹介)

  1. 起源は「苦情・事故・労災」の多発 (26ライン:約150人)
    1. 多品種少量生産ライン増設で田舎工場は「ミスの玉手箱」
      • 責任者就任直後に「異種錠混同の苦情」で製品回収の危機
      • 近年の「回収事例」のリスク分類紹介 ⇒「人為的ミスが多い」
    2. 事故処理会議は現場に赴き「立会検証会議」から
      • 「三現主義の徹底」と「連帯感効果」
    3. 「企業文化」は何故に劣化する?「自然界の原理」から学ぶ
      • 「エントロピー (乱雑さ、無秩序、不確定性) 」は常に増大し続けるもの
    4. 先人の教え「事故ゼロ宣言の落とし穴」例
    5. 情報血管を詰まらすな (ミスなど悪い話は届かない)
      • 「異常事故報告は社会人の常識」の間違い
  2. 「だから、どうするの?」急ぎの応急手当
    1. 「方針管理」⇒リスクセンサーを磨き、異常報告処置訓練
      • 「異常事故速報版」活用で異常報告の習慣化
      • 異常事故速報訓練「見 – つけた」カード
    2. リスク大の「異常時の処置」訓練計画はありますか?
    3. 急ぎの「混同汚染リスク」の自主点検
      • 「混同防止管理6項目」 (ノウハウ名「年の功より亀の甲」)
    4. 「四ないストッパー」の排除 (乱雑さ・無秩序・不確実さ)
  3. 立て直しは何処から着手⇒「組織の強みと弱み」は?
    1. SWOT (※スウォット) 分析により「内部・外部環境」の現状確認
      • 「※戦略方針や改善策を立案する診断手法」
    2. 「正しいことに従順」な「日本文化の三柱」と対比検証
      • 「強みと弱み」を知り「強みを生かし弱点補強
  4. 「企業文化」改善の「ミス対策パッケージ」で包括的活動
    1. 活動指針⇒「陣頭指揮」「方針管理」「小集団活動・ CSA (Control Self Assessment / 統制自己評価)
      1. 「職務業務・行動指針」
      2. GMPトレーニング
      3. リスクマネジメント
      4. 見える評価
    2. ミス削減目標値には「消せないもの」 (自責の念)
      • 「ミス損出金額10万以下/年」宣言で本気度アップ
    3. 守りの要、ライン長の「「職務業務・行動指針」教育
    4. 「ミス対策パッケージ」の抜粋解説
    5. 「願いは」味付けされた「快い言葉」で
  5. ミス対策には環境設定が必要 (調和行動の道順=Route64)
    • システム的側面 (40例)
    • 産業心理学的側面 (12例)
    • 人間工学的側面 (12例)
  6. ヒューマンエラー (ミス) 対策活動の成果
    1. 「効果・成果一覧表 (24項目) 」で見える化の効果
      • モラル (倫理) とモラール (やる気) のアップ
    2. 目標達成⇒「苦情件数・事故件数・ミス損出金額」

第2講 「ミス分類24例」と「逸脱元原因調査」の紹介 (ミス分類表で正確な元原因調査)

  1. 「ミス分類」と「ミス24例」でパターン化
    1. 「ヒューマンファクター」とは (三大要因の紹介島田 明)
  2. 「ミス24例」の対策事例紹介
    • スキルベース
    • 熟練ベース
    • 知識ベース
    • 環境ベース
  3. 逸脱の「元原因調査手順化」
    1. 「なぜなぜ5 (追及型) 」⇒ズレ探しの「3W1H」 (参加型手法)
    2. 「致命欠点と即停止の指示」教育
    3. 「品質基準表」で品質欠点度を教える
  4. 「教育完了確認評価シート」の紹介

第3講 GMPマインドに叶う「Quality Culture」とは (Quality Culture」診断の紹介)

  1. 「Quality Culture」は「いろんな所」に表れる
    1. 「Quality Culture」の不適切事例
      • 「何が足りないのか」 対比と想起
  2. 「Quality Culture」>とは何?「語れますか?」
    1. 「Quality Culture」の見える化
      ⇒気づき弱体の「企業文化」の特徴
  3. 期待する「「Quality Culture」を教えていますか?
    1. 身に付けたい「企業文化」 (7つの作法)
    2. 生産前の心構え (ライブ前)
    3. ライン長の水際巡視 (注意深く見守る) の事例
    4. やってはいけない事 – - (査察対応)
  4. 「ラインのモニタリング診断」 (今、どのレベル)
    1. 「Quality Culture」診断表 (モニタリング)
    2. 「Quality Culture」行動診断目安表

最後に

  • 「秩序、綿密なデザイン」で輝かせ「安定化を」

講師

  • 島田 明
    医薬品食品品質保証支援センター
    顧問

主催

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