技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

疾患啓発活動およびサイト設計とその効果最大化

Zoomを使ったライブ配信セミナー

疾患啓発活動およびサイト設計とその効果最大化

~患者インサイト・ペイシェントジャーニーをふまえて~
オンライン 開催

開催日

  • 2020年9月10日(木) 10時00分17時00分

プログラム

第1部. 疾患啓発活動と疾患啓発サイトの役割、その効果的なコミュニケーション

(2020年9月10日 10:00〜12:00)

 医療機関で治療できるという認知が低い疾患などでは、広く疾患啓発をすることが、適切な選択肢を選択できる機会を罹患している方へ提供するという意味で、社会的な役割も大きい。病気、疾患というものは、ネガティブな側面が強く、事実を伝えることであっても、コミュニケーションが恐怖訴求になりやすく、不適切な表現がかえって疾患啓発活動をマイナスにしてしまう側面がある。そのため、罹患している方がどう感じているか十分インサイトを理解し、適切なコミュニケーションをする必要がある。また、患者さんがどのように疾患に悩み、来院されるのか、一連の流れを十分に理解することが、活動を考える上で鍵になる。特に疾患啓発サイトの役割を決め、どのような機能を持たせ、何を伝えるかという点で重要になる。
 本セミナーでは、工夫、注意点など踏まえ講演したい。

  • 医療用医薬品の疾患啓発活動とは
  • 疾患啓発の重要な疾患
  • 患者インサイトの調べ方
  • 患者インサイトの活用の仕方
  • 疾患啓発活動のメッセージ作成時の注意点
  • 来院までの道のり作成、検証
  • 各ポイントでの活動
  • 疾患啓発活動における疾患啓発サイトの役割
  • 疾患サイトへの訪問促進の考え方
  • 自社医薬品が処方された患者さんへのフォロー
  • 質疑応答

第2部. ペイシェントジャーニーをふまえた疾患啓発サイト設計「10の手順」

(2020年9月10日 12:45〜14:45)

 疾患啓発サイトの戦略的役割を明確にした上で、インターネット上でのペイシェントジャーニーをふまえた疾患啓発サイト設計「10の手順」を具体的に解説します。また、プロジェクトを進めていく上での注意点、落とし穴についても言及し、スムーズなプロジェクト運営ができるように解説していきます。本章では、受講者とのQ&Aをまじえつつ、個々人の学びたい内容にあわせた講義形式で進めていきます。

  1. 疾患啓発サイトの戦略的役割
  2. ペイシェントジャーニーをふまえた疾患啓発サイト設計
  3. 疾患啓発サイト設計手順
    1. 疾患啓発サイトの目的とゴール、プロジェクトスケジュールの共有
    2. 疾患啓発サイトのサイトマップの作成
    3. 疾患啓発サイトのコンテンツ企画・作成
    4. 疾患啓発サイトのデザイン
    5. 疾患啓発サイトのWebサイト構築
    6. 疾患啓発サイト運用のためのサーバー構築
    7. 疾患啓発サイト集客手法①SEO対策
    8. 疾患啓発サイト集客手法②デジタル広告
    9. 疾患啓発サイトコンバージョンのための病院検索サービス
    10. 疾患啓発サイト効果測定のためのアクセス解析
  4. 疾患啓発サイト設計の注意点と落とし穴
  5. まとめとQ&A
    • 質疑応答

第3部. 疾患啓発サイトの有効性評価と効果検証

(2020年9月10日 15:00〜17:00)

疾患啓発サイトを開設する目的は様々である。

  • にきびや多汗症など、疾患そのものが、疾患として一般市民に認知されていないため受診行動が発生していない場合
  • 疾患の特性が正しく認識されていないため、患者や家族に正しい理解を促すことにより、的確な治療を受けられるようにする
  • 希少疾患で疾患の認知度が低い
  • 疾患治療薬が高額である、長く服用しなければならないなどで、かつ、国や自治体の助成などが複雑である

など、多岐にわたるが、疾患領域、薬剤の有効性や安全性に関する特性、当該薬剤の参入順位や予想獲得シェアなどを勘案して、疾患啓発サイトの設置が有効かを判断しなければならない。そして、疾患啓発サイトの効果検証を適正におこなうためには、サイト設置の目的が明確になっていることが前提条件となる。

  • 疾患啓発サイトの設置目的、訴求内容別に、有効性評価と効果検証の具体的な手法を紹介する。また、疾患啓発サイトの具体例を紹介する。
  • 具体的には、検索順位が何位か、アクセス数がどのくらいか、サイトでの滞留時間はどのくらいか、どのページが多くみられているか、などとなるが、評価軸は、疾患啓発サイトの設置目的、訴求内容により異なってくる。

講師

  • 阿曽 利行
    MSD株式会社 内部統制部 ビジネスサポートチャプター
    ディレクター
  • 城間 波留人
    株式会社メディウィル
    代表取締役
  • 谷口 公嗣
    株式会社CMCエクスメディカ 学術企画本部
    エグゼクティブフェロー

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

ライブ配信セミナーの受講について

  • 本講座は、Zoomを利用したライブ配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • 視聴環境を確認の上、お申し込みください。
  • 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
    セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー配布資料は印刷物を郵送、またはPDFファイルを送付いたします。
  • 当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は、管理者側で部外者の退出、あるいはセミナーを終了いたします。

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/2/27 生体親和性材料の界面設計・評価・スクリーニング オンライン
2026/2/27 スケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方 オンライン
2026/2/27 HBEL (健康ベース曝露限界値) に基づいた洗浄評価基準とその運用 オンライン
2026/2/27 技術者・研究者に必要なマーケティングの基礎、知識と実践 オンライン
2026/3/3 海外販売も見据えた薬価算定ルール・薬価妥当性判断と当局交渉/戦略立案/シナリオ策定のポイント オンライン
2026/3/3 AIエージェントを活用したマーケティングの実践 オンライン
2026/3/4 GMPをふまえた安定性試験の統計解析と規格設定・サンプリング・劣化リスク評価 オンライン
2026/3/4 mRNA-LNP医薬品における製剤化・製造・品質管理と品質審査の論点 オンライン
2026/3/5 一変申請・軽微変更の具体的理解と齟齬発見時の対応 オンライン
2026/3/6 GMPにおける出荷不適品 (OOS) の管理と不適品 (原材料、製品) 発生防止策 オンライン
2026/3/6 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2026/3/6 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2026/3/9 再生医療等製品におけるバリデーション実務 オンライン
2026/3/9 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2026/3/10 技術移転の高効率的/高再現性にむけた工業化検討・提供文書・許容基準設定 オンライン
2026/3/10 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2026/3/12 研究開発部門が行う高収益ビジネスモデルの構築と実現 オンライン
2026/3/12 再生医療等製品における承認申請・審査 (品質・非臨床安全性評価) の留意点と当局の要求事項/考え方 オンライン
2026/3/12 新規モダリティ (核酸医薬、遺伝子治療、細胞治療など) における事業性評価手法と注意すべき点 オンライン
2026/3/12 ICH新ガイドラインに対応する分析法開発と分析法バリデーションの基礎と実践 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/30 体外診断用医薬品開発の進め方と薬事規制・事業性評価手法
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/30 技術マーケティングによる新規事業・R&Dテーマの発掘
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)