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高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発

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高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高分子材料の延伸について基礎から解説いたします。
また、高分子鎖変形で発生する物性、要求特性に応じた物性発現、物性測定法について分かりやすく詳解いたします。

開催日

  • 2020年8月27日(木) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • 高分子の延伸で課題を抱えている担当者
  • 高分子の延伸に携わる技術者、品質担当者、管理者
    • フィルム
    • 繊維 など

プログラム

 多数の屈曲性高分子鎖は伸長変形能を有する。これを利用した材料の一例がフィルムや繊維である。ここでは、高分子鎖変形で発生する特異な物性、変形方法、変形後の構造固定などについて物性との相関も含めて平易に解説する。さらに要求特性に応じた物性を発現させるための基本と物性測定法を概説する。

  1. 高分子物質の特徴
    1. 高分子物質の変形
    2. 高分子鎖の変形
    3. 高分子鎖の運動と基本物性
    4. 高分子鎖の形を固定化する
    5. 固定化と物性の相関
    6. 分子鎖の形と物性の相関
  2. 分子鎖配向
    1. 分子鎖配向の重要性
    2. 分子鎖配向にともなう構造と物性の変化
    3. 分子鎖配向の表し方と測定法
  3. 構造制御
    1. 高分子鎖の引き伸ばしと配向
    2. 分子鎖の引き伸ばし比 (延伸比)
    3. 巨視的延伸比
  4. 力学的高性能化をめざした構造制御
    1. 力学的高性能化とは
    2. 延伸加工の種類
    3. 延伸によって発生する分子鎖配向と構造変化
    4. 延伸条件の最適化とは
    5. ブレンド効果
  5. 力学物性の評価と測定法
    1. 弾性率と強度測定における条件設定の違い
    2. 静的測定と動的測定の違い
  6. 力学的高性能化の限界
    1. 化学構造と延伸挙動の関係
    2. 分子量と物性の関係
    3. 高次構造制御の限界
    4. 超延伸の可能性について
  7. 将来展望とまとめ

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の学生に限ります。
教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。

本セミナーは終了いたしました。

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