技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製薬用水の管理と設備/設計・バリデーション/設備適格性評価

Zoomを使ったライブ配信セミナー

製薬用水の管理と設備/設計・バリデーション/設備適格性評価

~用水設備・日常管理・設備設計・DQ~PQ実施・査察時の指摘事項等など~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、製薬用水のユーザーとして知っておくべき製薬用水システム設計時の注意点、バリデーション時の検証項目、生産時の品質管理のポイントなどを具体的に解説いたします。

開催日

  • 2020年7月22日(水) 10時30分 16時30分

プログラム

 製薬用水は医薬品の品質に大きく関わる原料である。にもかかわらず、ロット管理は困難な上、製造設備の設計はほとんどベンダーに依存するブラックボックス化した設備といえる。演者の経験をもとに、製薬用水のユーザーとして知っておくべき製薬用水システム設計時の注意点、バリデーション時の検証項目、生産時の品質管理のポイントなどを具体的に解説する。

  1. バリデーションの新潮流
    1. PIC/S Annex1改正案とGMP省令改正のポイント
    2. 工場全体を横断する汚染管理戦略構築と実施が求められる
    3. 用水システムについてもリスクアセスメントが求められる
    4. 継続して工程が管理された状態を維持していることを検証する
    5. バリデートされた状態を確認するために有用な製品品質照査
  2. 製薬用水 (製造用水) の概要
    1. 精製水
    2. 注射用水
    3. ピュアスチーム (PS)
    4. 滅菌精製水
    5. バルク水と容器入り水
    6. 製剤および原薬の「仕込水」基準
  3. 用水設備の概要
    1. 水に含まれる不純物とその精製法
    2. 活性炭塔とは
    3. イオン交換樹脂とは
    4. 各種精製方法の比較
    5. 蒸留器のリスク
    6. 超ろ過設備のリスク
  4. 水質の日常管理
    1. 用水サンプリングの留意点 (オフライン測定)
    2. 導電率測定の留意点 (インライン測定)
    3. TOC管理の目的
    4. 発熱性物質について
    5. TOC計の留意点
    6. TOCの各種測定方式
      • オンライン向き
      • オフライン向き
    7. USPとJPのTOCに関する考え方の相違
    8. アラートレベル・アクションレベルの設定
    9. 日常管理例
  5. 用水設備設計の留意点
    1. 用水はロット管理が困難 (管理できた状態 (State of Control) を維持)
    2. DQの判定基準としてURSが必要
    3. 用水設備の設計に必要な情報
    4. URSの目次例
    5. 用水設備設計・施工時の留意点
    6. ユースポイント、貯蔵設備、配管設計の基本
    7. 錆 (ルージュ) の発生原因と発生個所例
    8. 菌汚染リスクのある設計
    9. バイオフィルム (菌が排泄する粘液状物質) とは
    10. 樹脂材 (パッキン、フィルターなど) の留意点
    11. 構造材の内面仕上げ
    12. バフ研磨のリスク
    13. 用水ラインの殺菌法
  6. DQ~PQの実施内容
    1. DQ (設計図書) で確認すること
    2. 校正・保全のための基礎資料を要求
    3. IQ/OQで行うことは
    4. PQ (フェーズ1、2、3) で確認すること
  7. 生産移行後の管理
    1. 施設・設備等は微妙に変化するもの
    2. 事故の減少には日常点検
    3. 校正周期の設定
    4. 計器の重要度設定
  8. 査察時の指摘事項等

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/17 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2024/7/17 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2024/7/18 化粧品・医薬部外品の防腐処方設計及び適切な試験・評価法 オンライン
2024/7/19 医薬品市場予測・マーケティング 基礎と応用 オンライン
2024/7/19 バッチ化学合成プロセスのスケールアップによる化学品・医薬原薬の製造のポイントとトラブル対策 東京都 会場・オンライン
2024/7/19 マイクロバイオーム創薬における生菌製剤化/開発技術と品質管理・有効性評価 オンライン
2024/7/19 医薬品不純物管理のための許容量 (PDE) 設定の基礎と実践 オンライン
2024/7/22 品質不正事案を踏まえたGMP手順書および記録書の管理体制の見直し オンライン
2024/7/22 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2024/7/23 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2024/7/23 非GLP試験での信頼性基準試験におけるリスクベースドアプローチを用いた信頼性保証 オンライン
2024/7/24 海外当局GMP査察に対するプレゼン、翻訳、バックルーム対応 オンライン
2024/7/24 CMC開発での生データの取り方・管理とDI及びQC実施 オンライン
2024/7/24 海外製品導入/導出品のCTD-Q (CMC申請資料) 作成の留意点 オンライン
2024/7/24 医薬品品質リスクマネジメントセミナー オンライン
2024/7/25 凍結乾燥製剤の設計とスケールアップ対策ならびにトラブル防止の具体的ポイント 東京都 会場・オンライン
2024/7/25 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練/文書管理における逸脱防止のノウハウ オンライン
2024/7/25 現場事例から学ぶCSV (コンピュータ化システムバリデーション) の基礎と実務理解・考え方 オンライン
2024/7/26 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2024/7/26 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集