技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

CASEで伸びる自動車材料市場

Zoomを使ったライブ配信セミナー

CASEで伸びる自動車材料市場

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、 CASE を支える情報通信分野の材料技術について事例を交えて詳解いたします。

開催日

  • 2020年7月9日(木) 10時30分16時30分

プログラム

 産業界のイノベーションは材料分野の新たなイノベーションを刺激する。20世紀末に起きたセラミックスフィーバーは、発電用ガスタービンの熱効率を改善する開発が推進され、脆いセラミックスからエンジニアリングセラミックスが生み出された。そして、我が国の基幹産業である自動車分野にまでその技術は浸透していった。
 最近の自動車産業では、CASEにより市場の大きなイノベーションが起きている。その引き金となっているのはアルビントフラーの予言した高度情報化社会であり、今日みられるインターネットの普及である。この情報技術について5Gが注目され、その仕様がCASEのイノベーションを加速する。基幹産業である自動車産業で起き始めたイノベーションにより、新たな材料市場が生み出される可能性が高まるとともに20世紀に予見された負の誘電率に関する特許出願が増え始めている。本講演では、CASEについて解説するとともに無機材料から有機材料まで俯瞰し、自動車市場で今後成長する高分子材料に焦点を当ててその技術開発の方向を示す。また、高分子材料の電気特性をプロセシングにより劇的に改善した事例や、高分子材料の誘電率制御技術、高分子材料で実現した負の誘電率についても解説する。
 無機材料から有機材料まで研究開発した経験を活かし、CASEを支える情報通信分野の材料技術の傾向を事例に、材料技術の「知の体系」についても触れて、材料技術者以外の方にも参考になるセミナーを目指す。

  1. CASEがもたらす自動車市場のイノベーション
    1. CASEとは
      • Connected
      • Autonomous / Automated
      • Shared
      • Electric
    2. CASEと5G
    3. CASEが生み出す新たな材料市場
    4. 自動車市場における高分子材料の需要予測
  2. 材料技術のイノベーション
    1. 20世紀に完成した素材技術
    2. セラミックスフィーバーからナノテクノロジー
    3. マテリアルズインフォマティクス
    4. プロセシングで材料を創り込む時代
    5. 負の誘電率
  3. 高分子材料のプロセシング
    1. プロセシング技術概論
    2. フィルム材料のプロセシング
    3. ゴム材料のプロセシング
    4. シリコーンLIMS
    5. 射出成形・押出成形技術
    6. コンパウンディング技術
    7. カオス混合
  4. 高分子材料の電気特性制御
    1. 誘電体現象論と負の誘電率
    2. 高分子の電気特性とパーコレーション
    3. パーコレーション転移の制御
    4. 事例
  5. まとめ

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

案内割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。

  • Eメール案内を希望する方 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/9 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2026/1/13 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2026/1/13 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2026/1/13 カラートレンドの傾向と今後の展望 オンライン
2026/1/13 プラスチック用添加剤の適切な使い方と選定のポイント オンライン
2026/1/13 フィルム延伸技術と延伸過程における構造発現・評価 オンライン
2026/1/13 廃棄殻を活用した樹脂、フィラーの開発とその特性、応用 オンライン
2026/1/14 高感度化フォトレジスト材料の合成・設計・開発技術 オンライン
2026/1/14 ブリードアウト不良の原因と対策 オンライン
2026/1/14 プラスチック用添加剤の適切な使い方と選定のポイント オンライン
2026/1/15 プラスチック成形、樹脂/フィラー分散、フィルム製膜におけるAI、データサイエンスの活用、DX化/IoTへの展望 オンライン
2026/1/15 高分子絶縁体の基礎と高分子の絶縁劣化メカニズムとその対策 オンライン
2026/1/15 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2026/1/15 炭素繊維強化プラスチック (CFRP) を基礎から徹底解説 東京都 オンライン
2026/1/15 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と変形・破壊の解析 オンライン
2026/1/15 二軸混練押出機の混練技術・スクリュ設計・トラブル対策 オンライン
2026/1/16 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎、プロセスと工業化・実用化のための総合知識 オンライン
2026/1/16 これからの自動車熱マネジメント技術 オンライン
2026/1/16 高分子微粒子の合成、粒径制御とその中空化 オンライン
2026/1/16 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と変形・破壊の解析 オンライン