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高分子制振材料の設計と評価および開発・応用事例

高分子制振材料の設計と評価および開発・応用事例

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子材料の力学的性質を基礎から学び、制振・防振・吸音・遮音材料について詳解いたします。

開催日

  • 2020年6月19日(金) 10時30分16時30分

修得知識

  • 高分子材料の力学的性質
  • 音の基本的性質
  • 振動・騒音対策材料の評価法、特性、材料設計手法

プログラム

 振動・騒音は望まれない現象であり、多くの製品でその対策が講じられている。対策として用いられるのが、制振材料、防振材料、吸音材料、遮音材料である。各材料に望まれる物理特性は大きく異なるため、その材料設計や製品への適用においては、それぞれの現象をよく理解し、使用する必要がある。
 本講演では、これらの各材料の特性の理解に必要な、材料の力学物性、音の特性といった基礎的内容から、制振、防振、吸音、遮音材料の評価法、特性、材料設計の手法について解説する。

  1. 振動、騒音対策の概要
    • 振動騒音対策の種類と特徴
      • 制振
      • 防振
      • 吸音
      • 遮音
  2. 高分子の力学的性質
    1. 高分子の構造
    2. 力学的性質の測定法
    3. 高分子の粘弾性挙動
  3. 制振材料の設計と評価
    1. 分子構造の影響
    2. 可塑剤の添加効果
    3. フィラーの添加効果
    4. ポリマーブレンド、共重合体の影響
    5. 架橋 (加硫) の影響
    6. 拘束型・非拘束型制振鋼板と評価法
  4. 防振材料
    1. 振動絶縁材料の材料設計
    2. 免震材料の材料設計
  5. 音の特性
    1. 音の基本的性質
    2. 音波による現象
    3. 空間での音響設計
    4. 聴覚特性
  6. 吸音材料
    1. 吸音特性の評価法
    2. 吸音材料の種類と特性
    3. 波動理論に基づく吸音特性の解析
    4. 各種吸音材料の吸音特性
  7. 遮音材料
    1. 遮音特性の評価法
    2. 一重壁の遮音性能
    3. 中空二重壁の遮音性能
    4. 積層構造の遮音性能

講師

  • 赤坂 修一
    東京工業大学 物質理工学院 材料系
    助教

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

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