技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車外装部材への加飾技術

自動車外装部材への加飾技術

~塗装、メッキ加工と同等の耐候性、接着強度を実現するには~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年6月10日(水) 10時30分16時15分

修得知識

  • 自動車を取り巻く社会環境変化に伴う変革動向
  • 樹脂化による軽量化や高機能化の動向
  • 樹脂化などに伴う塗装に求められる機能と動向
  • 最新のポリプロピレン材料に関する知識
  • 加飾成形用PPフィルム向け材料に関する知識

プログラム

第1部 自動車のプラスチック化・意匠性向上と塗装代替技術への期待

(2020年6月10日 10:30〜12:00)

 自動車の燃費改善、衝突安全 (特に歩行者安全) 、意匠改善及びリサイクル性等の見地から車体外板の材料転換、塗装不要外板および塗装代替技術が注目されている。車体軽量化による燃費改善の動向、さまざまな車体外板材料の紹介、次世代自動車における代替外板材料の可能性と外板に求められる特性を紹介する。

  1. 自動車を取り巻く社会環境
    1. 自動車に求められているさまざまな機能や性能
    2. 次世代自動車の開発
  2. 自動車の軽量化と樹脂材料
    1. 軽量化の必要性とその問題点
    2. 自動車への樹脂材料の適用
  3. 電気自動車と樹脂材料
    1. 次世代自動車としての電気自動車の位置づけ
    2. 電気自動車の開発とその課題
    3. BMWのCFRP車体を用いた電気自動車
  4. 車体外板への樹脂材料適用
    1. 車体外板に求められる特性
    2. 樹脂製外板と車体への固定法
    3. 塗装およびその代替表面
    4. 今後求められる機能や性能
  5. まとめ
    • 質疑応答

第2部 金属調光沢の高分子フィルムの光学特性、電磁波透過性

(2020年6月10日 13:00〜14:30)

 ポリマー鎖中に色素を導入した含色素ポリアニリン類縁体のフィルムは金属調光沢を示し、構成色素を変更することで多彩な色調の光沢フィルムを作製できる。 本講演では、ポリアニリン類縁体の合成、および光学特性、電磁波透過性などの特性について紹介する。

  1. はじめに
  2. 金属調光沢をもつ有機材料
  3. 金属調光沢をもつ含色素ポリアニリン類縁体
    1. 合成
    2. 特性
      1. 光学特性
        • 色度
        • 光沢度
        • 反射光
        • 発現機構など
      2. 電磁波透過性
      3. 表面硬度
        • 引張強度
        • 引っかき硬さなど
      4. 光安定性
      5. 耐候性
  4. まとめ
    • 質疑応答

第4部 Neo-TOM工法による自動車外装への加飾

(2020年6月10日 14:45〜16:15)

 真空成形法から誕生した3次元表面加飾方法「TOM工法」は自動車内装品の新しい工法として広く採用されるに至っているが、此の工法を進化させ自動車外装加飾 (塗装代替) への応用を目標とした「Neo-TOM工法」について解説し、さらに進化させた「Neo-TOMⅡ」を紹介する。

  1. TOM工法 (Three dimension Overlay Method)
    1. 原理とプロセス
    2. TOM工法の特徴
    3. 実用化例
  2. TOM工法に使用される表皮材 (フィルム)
    1. フィルム構成
    2. 被覆形態
  3. 加飾における位置付
  4. Neo-TOM工法
    1. 装置
    2. プロセスⅠ 車体ルーフの場合
    3. プロセスⅡ ドアー・ボンネット等の場合
    4. 加飾イメージ写真
    5. Neo-TOM工法の特徴
    6. さらなる進化形「Neo-TOMⅡ」
    • 質疑応答

講師

  • 山根 健
    山根オフィス
    代表
  • 藤本 信貴
    住友精化 株式会社 機能化学品事業部
    グループリーダー
  • 野條 裕太
    布施真空 株式会社 営業部 営業一課
    主任

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/14 シランカップリング剤の効果的活用法 オンライン
2025/7/15 大気圧プラズマの基礎と各種材料の表面処理等への応用 オンライン
2025/7/15 塗膜の強度評価と不良・欠陥対策セミナー オンライン
2025/7/15 EV・次世代自動車を支えるギガキャスト技術 オンライン
2025/7/16 EV・次世代自動車を支えるギガキャスト技術 オンライン
2025/7/17 大気圧プラズマの基礎と各種材料の表面処理等への応用 オンライン
2025/7/17 車載用48V電源システムにおける部品・材料への要求仕様と最新技術動向並びに市場可能性 オンライン
2025/7/18 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策・摩擦制御法 オンライン
2025/7/18 金属ナノ粒子・微粒子 徹底解説 オンライン
2025/7/18 塗料入門 オンライン
2025/7/18 精密部品における接着技術の基礎と光通信用部品組立への応用 オンライン
2025/7/22 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策・摩擦制御法 オンライン
2025/7/22 粘着剤・粘着テープの剥離メカニズムと動的挙動、応力分布の解析 オンライン
2025/7/22 高分子の接着の基礎と接着性改善に向けた界面の構造評価・表面処理の応用 オンライン
2025/7/23 プラスチックの加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/7/23 空飛ぶクルマの国内外の最新動向 2025 東京都 会場・オンライン
2025/7/24 自動運転を支えるセンサフュージョンの最前線 : LiDARが拓く未来 オンライン
2025/7/25 濡れ現象および濡れ性制御の基礎と超撥水 (油) ・超親水 (油) ・滑液表面の開発、最新動向 オンライン
2025/7/25 高分子材料の分析・物性試験における注意点とそのポイント オンライン
2025/7/25 めっき技術/新めっき技術と半導体・エレクトロニクスデバイスへの応用・最新動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2017/11/17 2018年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2017/5/31 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
2016/12/16 2017年版 次世代エコカー市場・技術の実態と将来展望
2016/11/16 2017年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2016/6/28 異種材料接着・接合技術
2016/4/28 ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2015/11/20 2016年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/9/18 2015年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2014/9/26 2014年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/8/10 過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ) 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/8/10 過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ) 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/25 導電性接着技術 技術開発実態分析調査報告書