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空飛ぶクルマの国内外の最新動向 2025

空飛ぶクルマの国内外の最新動向 2025

東京都 開催 会場・オンライン 開催

開催日

  • 2025年7月23日(水) 13時00分17時00分

プログラム

第1部 「空飛ぶクルマ」を概観する

(13:00〜13:55)

 「空飛ぶクルマ」はわが国では電動主直離着陸機 (eVTOL) として社会実装のための取り組みが2025大阪関西万博を目標に官民で進められてきた。車のように空を移動したいという夢は航空機が出現して以来追い求められてきたものであり、それらの歴史を振り返ることで技術的、制度的および市場性の将来を展望したい。

  • 空飛ぶクルマの歴史
  • 空飛ぶクルマの技術と動向
  • 空飛ぶクルマの制度と動向
  • 空飛ぶクルマの市場性と動向
  • 質疑応答/名刺交換

第2部 AAM (空飛ぶクルマ) の実像: 「3つの約束」と2030年に向けての実現化シナリオ

(14:00〜14:55)

 2025年の大阪関西万博で話題となっている「空飛ぶクルマ」だが、正確には航空機である (AAM (Advanced Air Mobility) 、eVTOL (electric VTOL) 。海外ではフロントランナーが着実に事業化を進める一方で、淘汰も進んでいる。また、従来は全電動が基本だったが、ハイブリッド化への動きも目立ってきており、認証・認定基準やバーティポート等のインフラ基準策定も進んでいる。そして、AAMの実現化、社会実装に向けては「安全」、「安心」、「継続」という社会に向けての「3つ約束」がキーとなるが、いかに「3つの約束」を実現し、社会に理解してもらい、共に取り組んでいくかについて考察する。また、将来の自律飛行等の技術はAAMだけでなく、他の航空機分野での開発動向が重要となる。
 これらを踏まえ、大阪関西万博後の、2030年に向けてのAAMシナリオを考察する。

  • AAMを取り巻く注目される動向 (プレイヤの淘汰、サービス立上げ計画、ハイブリッド化、インフラ)
  • AAMの社会実装:「3つの約束」 (社会実装へのアプローチを考える)
  • AAMのアプリケーション・シナリオと事業性
  • AAMの先進技術 (自律飛行等) :AAM以外の航空機分野での取組とAAMへの適用
  • 2030年に向けてのシナリオ考察
  • 質疑応答/名刺交換

第3部 「自由な空の移動」実現に向けた交通管理と社会受容の課題と世界の取り組み事例

(15:05〜16:00)

 「空飛ぶクルマ」あるいはAAM (Advanced Air Mobility) の特徴として、高度自動化や高頻度運航が挙げられることが多い。
 この講演では、エアモビリティの低コスト化や利便性向上の鍵とされている、そうした特徴の実現に向けた展望等について理解を深めることを目指します。さらに、パリ五輪における反対運動などもあり、社会受容性・住民の理解の醸成に関して、本格的に取り組んでいく必要も出てきており、こちらにも焦点を当てたいと思います。昨年に続き、最新の国内外事例に基づき、今押さえておきたい、交通管理の課題の整理や地域で望ましいアクションについてご紹介したいと思います。

  • イントロダクション: AAMの3つの特徴?
  • 自由な空の移動実現へのチャレンジ:運航規模拡大に向けた論点
  • 航空の自律化の展望
  • AAMの受け入れに向けて:社会受容を考える
  • 質疑応答/名刺交換

第4部 空飛ぶクルマの機体開発動向と社会実装に向けた日本国内の取組み

(16:05〜17:00)

 いよいよ開幕を迎えた大阪関西万博。日本では万博での商業運航の実現を目指していたが、機体認証の遅れなどによりデモ飛行に留まることとなった。世界ではこの先数年以内の商業化を見据える中、日本ではポスト万博の議論を早急に進める必要がある。改めて日本の空の移動革命の歴史を振り返り、また海外での機体開発動向を開設しながら、万博後に向けた国内企業や自治体の取り組みを紹介する。

  • 改めて振り返る空の移動革命
  • 主要な機体メーカーの最新動向
  • 空飛ぶクルマに取り組む国内企業や自治体の紹介
  • ポスト万博を考える
  • 質疑応答/名刺交換

講師

  • 鈴木 真二
    東京大学
    名誉教授
  • 奥田 章順
    株式会社 航想研
    代表取締役
  • 中村 裕子
    東京大学 大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻
    特任研究員
  • 岩本 学
    株式会社日本政策投資銀行 産業調査部
    調査役

会場

紀尾井フォーラム
東京都 千代田区 紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート1F
紀尾井フォーラムの地図

主催

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  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前日に、お申込み時のメールアドレスへ、各セミナー担当者より受講方法のご案内と配布可能な講演資料のデータをお送り致します。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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  • お申し込み前に、 視聴環境 のご確認をお願いいたします。
  • 開催日より3〜5日以降に配信致します。
  • お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、視聴用URLをお送り致します。
    配付可能な講演資料も合わせて送付致します。
    ※アーカイブ配信の配信予定日や講演資料の送付方法はセミナーによって異なります。
  • 動画の公開期間は公開日より2週間となります。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • 質疑応答は原則として収録録画からカットされます。
  • 参加者名簿は配付致しません。あらかじめご了承下さい。
本セミナーは終了いたしました。

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