技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎 メカニズム・評価・解析および材料・表面技術を活用した摩耗対策、摩擦制御法

トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎 メカニズム・評価・解析および材料・表面技術を活用した摩耗対策、摩擦制御法

~具体的な実用化・課題解決事例から、耐摩耗・摩擦制御のためのトライボロジー活用術を学ぶ~
東京都 開催 オンライン 開催

概要

本セミナーでは、設計・製造・設備・品質などのエンジニアを対象に、トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) のメカニズム、摩擦・摩耗特性の評価・解析法、材料を利用する技術、表面に機能を付加する技術について詳解いたします。

開催日

  • 2020年4月17日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 実務で役立つトライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎知識
  • 材料 (鉄鋼材料、非鉄金属、セラミックス、高分子材料等) と表面処理 (熱処理、溶射、肉盛、めっき、薄膜被覆等) の組合せによる各種摩擦摩耗特性、各種摩擦摩耗試験による評価・解析法
  • 耐摩耗対策、摩擦制御など、実務で遭遇するトライボロジー的課題の解決方法の習得

プログラム

 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) に関する諸問題は、複雑でつかみどころがないように思われがちですが、トライボロジーの基礎を理解し、原理・原則に基づいた対策を考えれば、解決は可能です。
 本セミナーでは、日常業務で、トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) に関する課題に出会うことが多い、設計、製造、設備、品質などのエンジニアを対象に、トライボロジーの基礎である摩擦、摩耗、潤滑のメカニズム、摩擦摩耗特性の評価・解析法、ベースとなる材料技術 (材料を利用する技術) と表面技術 (表面に機能を付加する技術) 全般について、実務に役立つと思われる内容を厳選して、講義します。
 実用化事例、課題解決事例を紹介し、耐摩耗対策、摩擦制御等の課題を解決するトライボロジー活用術を習得していただきます。

  1. はじめに
    1. トライボロジーとは
    2. トライボロジーの歴史
    3. 表面と接触
    4. 表面性状
    5. 固体の接触
  2. 摩擦のメカニズム
    1. 摩擦の法則
    2. 摩擦の機構
    3. 凝着部の成長
    4. 表面膜の影響
    5. 摩擦 (摩耗) 試験と摩擦係数
  3. 摩耗のメカニズム
    1. 摩耗の形態
    2. アブレシブ摩耗
    3. 凝着摩耗
    4. 比摩耗量
    5. 摩耗形態図
    6. エロージョン
    7. 焼付き
    8. 転がり疲労
    9. 摩擦摩耗試験結果例
  4. 潤滑のメカニズム
    1. 流体潤滑
    2. 弾性流体潤滑
    3. 境界潤滑
    4. 潤滑剤、潤滑油
    5. グリース
    6. 固体潤滑剤
  5. 材料技術と表面技術
    1. 耐摩耗表面設計
    2. 金属材料
    3. 熱処理、拡散処理
    4. セラミックス
    5. 高分子材料
    6. 表面被覆
    7. 薄膜被覆
  6. トライボロジー評価・解析方法
    1. 摩擦摩耗調査・解析の事例
    2. 各種摩擦摩耗試験
    3. 表面性状解析 (二次元、三次元)
    4. 試験機試作
  7. 実用化事例、課題解決事例
    1. 耐摩耗技術 (セラミックス) の開発事例
    2. 耐熱・耐摩耗技術 (製鉄機械設備:製銑~製鋼) の事例
    3. 高摩擦・耐摩耗技術 (溶射ロール) の開発事例
    4. 高摩擦・耐摩耗技術 (製鉄機械設備: 圧延~表面処理) の事例
  8. 質疑応答
  9. 個別相談

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 47,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/31 シランカップリング剤を効果的に活用するための総合知識 オンライン
2025/3/31 漏れのメカニズムとシールの効果的使い方およびシールトラブル対策 オンライン
2025/4/4 めっきの基礎および処理方法とトラブル対策 オンライン
2025/4/10 めっきの基礎と応用およびトラブル対策 オンライン
2025/4/11 熱処理の基礎および熱が製品の特性と品質に与える影響 東京都 会場・オンライン
2025/4/14 摩擦・摩耗の基礎と評価、摩耗特性および耐摩耗改善策 オンライン
2025/4/14 半導体分野を革新するめっき技術 オンライン
2025/4/14 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2025/4/15 シランカップリング剤を効果的に活用するための総合知識 オンライン
2025/4/21 常温型フッ素コーティングによる防湿・絶縁・耐酸・撥水・撥油・離型技術とPFAS規制 オンライン
2025/4/23 微粒子・ナノ粒子の作製・表面修飾・分散と応用 オンライン
2025/4/24 金属の表面処理技術 オンライン
2025/4/24 塗布膜乾燥のメカニズムとその制御、トラブル対策 オンライン
2025/4/25 ゴム材料における摩擦・摩耗現象の理解と制御・対処に必要な基礎知識 オンライン
2025/5/8 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2025/5/8 塗布膜乾燥のメカニズムとその制御、トラブル対策 オンライン
2025/5/9 常温型フッ素コーティングによる防湿・絶縁・耐酸・撥水・撥油・離型技術とPFAS規制 オンライン
2025/5/13 微粒子・ナノ粒子の作製・表面修飾・分散と応用 オンライン
2025/5/14 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2025/5/15 ゴム材料における摩擦・摩耗現象の理解と制御・対処に必要な基礎知識 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2016/3/29 燃料油・潤滑油・グリース・添加剤の基礎と添加剤の分離分析方法 (新装増補版)
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/6/1 超撥水・超親水化のメカニズムとコントロール