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バイオマスプラスチックの基礎から応用まで

バイオマスプラスチックの基礎から応用まで

~素材としての利用におけるポイント~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、種々の環境問題の解決策として期待されるバイオプラスチックについて、社会状況・普及の現状から、創製・機能化技術、応用展開・展望まで幅広く解説いたします。

開催日

  • 2020年2月28日(金) 12時30分 16時30分

修得知識

  • バイオマスプラスチックの種類・製造法・特性・用途
  • プラスチックにまつわる諸問題と解決のための課題

プログラム

 これまでの石油を出発原料とするプラスチックに代わる新規材料として、植物などのバイオマス資源を出発原料とするバイオマスプラスチックが注目を集めている。本セミナーでは、バイオマスプラスチックの種類・製造法・特性・現状の用途に関して、既存プラスチックと対比しつつ紹介し、今後の利用展望に関して資源問題や環境問題との関連という観点から解説する。

  1. バイオプラスチックを取り巻く社会状況と普及の現状
    1. プラスチックの製造・使用・廃棄・リサイクル
    2. プラスチックと環境問題
    3. バイオプラスチックの由来、製造法、および構造による分類
      1. バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと同じ構造を持つプラスチック
        • バイオポリオレフィン
        • バイオPET
      2. バイオマスを出発原料とし、既存のプラスチックと異なる構造を持つプラスチック
        • ポリエステル系バイオプラスチック
        • 多糖系バイオプラスチック
        • 芳香族系バイオプラスチック
      3. 生物が直接合成するプラスチック
        • バイオポリエステル
  2. バイオプラスチックの高機能化
    1. バイオプラスチックの物性改善
      • 耐熱性の改善
      • 力学特性の改善
      • 高強度化
      • 脆性の改善
    2. バイオプラスチックの成型加工性改善
      • 成形サイクルの改善
      • 様々な成形法への最適化
    3. バイオプラスチックへの新規加工法の応用
      • 電界紡糸法
      • 3Dプリンタ
      • 微粒子化
    4. 生分解性および環境分解性の制御
      • 「生分解性」とは?
      • プラスチックの構造制御による分解性制御
      • プラスチックを資化する生物
  3. バイオプラスチックの用途展開とこれから
    1. 汎用用途 (パッケージ材料など)
    2. 高機能用途 (医用材料など)
    3. バイオプラスチックの認証制度と品質保証
      • 国内外における認証制度
      • 「バイオマス由来」であることの保証
    4. 新規分野への展開
    • 質疑応答

会場

滝野川会館

3F 302集会室

東京都 北区 西ケ原1-23-3
滝野川会館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

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