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初心者のための薬物動態学 入門講座

初心者のための薬物動態学 入門講座

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、製薬企業で薬物動態や製剤の研究・開発に携わろうとする方や、薬物動態学の基礎を整理しておきたい方などを対象に、教科書では学べない薬物動態学の基礎をわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2020年2月13日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の技術者、研究者、管理者

プログラム

 製薬企業や食品関連企業で薬物動態や製剤の研究・開発に携わろうとする方や、薬物動態学の基礎を整理しておきたい方などを対象に、必ずしも薬学のバックグランドを持たない人でも理解できる、“教科書では学べない”薬物動態学の基礎を概説します。
 新人や異動者の現場導入教育としても最適です。今回は,要望の多い,「薬物トランスポーター最前線」と「特定機能性 (表示) 食品と薬物動態試験」をトッピクスと致しました.

  1. 薬物動態学とは.薬物動態学がカバーする範囲
    • ファルマコカイネティクスとファルマコダイナミクス
    • 経口剤の全身暴露を阻む7つの関門
  2. 添付文書・インタビューフォームに記載されている動態用語の基礎知識
    • Cmax とTmax
    • AUC
    • 消失速度と半減期
    • 分布容積とクリアランス
    • 生物学的利用率と吸収率
    • 線形性と依存性
    • 食事の影響や動態の変動はどこまで許容されるか?
  3. 動態学的パラメータの解釈と算出方法 (簡単な演習問題をつけて)
    • 実際にパラメータを計算してみよう.
  4. 薬物の吸収,分布,代謝,排泄のエッセンス
    • 早期探索段階での薬物動態・毒性プロファイル評価がなぜ重要か?
    • 探索段階における in vitroスクリーニングチェック項目
    • 創薬におけるBCSの概念
    • pH分配仮説
    • “タンパク結合”の持つ意味
    • 薬物代謝の様式 CYPは普通の酵素とここが違う!
    • なぜ単酵素代謝が嫌われるか?
    • なぜCYP2C19や2D6での代謝が気になるか?
    • なぜCYP3A4の阻害/誘導が気になるか?
    • なぜCYP1Aの誘導が気になるか?
  5. 医薬品の物性値と動態パラメータ (リピンスキールールの動態的再検証)
    • Rule of Five (Lipinski rule) とは.
    • 薬物の物性と代謝・排泄パターンの関係
    • あるLogP値を超えると,動態的な“行儀”が悪くなる.
    • あるLogP値を超えると,毒性的な“行儀”が悪くなる.
  6. 医薬品の探索段階で起こりえる動態的諸問題
    • 毒性試験における動態の役割と毒性投与量の設定
    • 反復投与試験
  7. 医薬品の開発段階で起こりえる動態的諸問題
    • ヒト動態の予測
    • 非線形な動態
    • Flip – Flop型動態
    • 薬物間相互作用
  8. トピックス1 薬物トランスポーター最前線
  9. トピックス2 参加者の皆さまの要望によりアラカルト

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

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