技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

スキンケア洗浄剤の処方設計と評価

スキンケア洗浄剤の処方設計と評価

~効果的な界面活性剤の選び方・使い方 / 保湿性や使用感の評価~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年12月25日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • スキンケア洗浄剤に使用される低刺激性界面活性剤の種類と特徴
  • スキンケア洗浄剤の種類と処方の特徴
  • 低刺激性界面活性剤を使用したスキンケア洗浄剤の特徴
  • メイク落とし製品の処方設計のポイント
  • メイク落とし製品の性能評価の方法
  • 洗浄剤に関わらず皮膚に刺激を感じる化粧品成分についての実例
  • 洗浄剤の安全性を可能な限り確保する対処方法
  • 化粧品に使われる成分の安全性
  • 化粧品処方における安全確保の方法
  • 皮膚刺激のメカニズム
  • 実例からの刺激を感じる化粧品成分

プログラム

第1部. 界面活性剤の選び方と剤型別にみる処方設計

(2019年12月25日 10:30〜12:30)

 スキンケア洗浄剤 (洗顔料、クレンジング料等) にはいろいろな剤型が開発されており、消費者の好みやニーズに対応してきている。スキンケア洗浄剤は種々の成分から構成されるが、洗浄成分として機能するものに各種の界面活性剤がある。スキンケア洗浄剤は使用頻度が多いために、肌に対する負担をできるだけかけないようにするために、いわゆる低刺激性界面活性剤が主要成分もしくは補助成分として使用されている。低刺激性界面活性剤の開発の歴史はすでに30年になるが、単に刺激性が低いということだけでなく何らかの機能を有する洗浄成分であることが求められるようになってきており、低刺激性と機能性を合わせもった成分であることが必要である。
 本講演ではスキンケア洗浄剤に使用される低刺激性界面活性剤の種類とその特徴についてまず解説し、次に低刺激性界面活性剤を使用したスキンケア洗浄剤の事例を紹介し、その特徴について解説する。

  1. 界面活性剤の基礎
    1. 界面活性剤の種類
    2. 界面活性剤の機能
  2. スキンケア洗浄剤
    1. スキンケア洗浄の重要性
    2. スキンケア洗浄剤の種類
    3. 洗顔料処方の特徴
    4. クレンジング料処方の特徴
    5. ボディ洗浄料処方の特徴
    6. ヘアシャンプー処方の特徴
  3. 低刺激性界面活性剤
    1. 低刺激性界面活性剤開発の歴史
    2. 低刺激性界面活性剤の種類
    3. アミノ酸系アニオン界面活性剤
    4. リン酸エステル系アニオン界面活性剤
    5. その他アニオン界面活性剤
    6. 両性界面活性剤
    7. ノニオン界面活性剤
  4. 低刺激性界面活性剤を応用したスキンケア洗浄剤
    1. 洗顔料処方
    2. ボディ洗浄料処方
    3. クレンジング料処方
    4. ヘアシャンプー処方

第2部. クレンジング剤の処方設計と性能評価

(2019年12月25日 13:15〜14:45)

 近年、メイクアップ製品の高機能化、処方バリエーションの多様化に加え、消費者個人の価値観の多様化に伴い、メイクアップリムーバー (クレンジング剤) についても、優れた使用性と高い機能性を有しながら、様々なニーズに対応した製剤が求められる。
 本講演では、処方開発技術者向けに、クレンジングオイルの処方開発を例として、原料選定・処方設計のポイントや機能性評価の方法を紹介する。また、クレンジングオイルから派生した新たなクレンジング剤の開発事例についても併せて紹介する。

  1. はじめに
  2. メイク落としの洗浄メカニズムと処方設計方針
  3. クレンジングオイルの開発
    1. クレンジングオイルの処方構成
    2. メイクになじむ機能の評価方法と原料の選定
    3. 洗い流す機能の評価方法と原料の選定
    4. 濡れた手で使える機能の評価方法と原料の選定
    5. 角栓溶解機能の評価方法と原料の選定
    6. クレンジングオイル開発時に発生したトラブル事例と安全性評価の一例
  4. クレンジングオイルから派生したクレンジング剤の開発事例
    1. “温感”クレンジングオイルの開発
    2. クレンジングリキッドの開発

第3部. 洗浄剤の安全性確保の方法

(2019年12月25日 15:00〜16:30)

  1. 化粧品の分類と使用方法
  2. 化粧品成分の規制
  3. 成分の安全性確保
    1. 香料の安全性
    2. 刺激が感じられる油性成分
    3. 目に刺激を与える界面活性剤
    4. 刺激を感じる多価アルコール
    5. 刺激を感じる防腐剤
  4. 皮膚の機能
  5. 正常な皮膚と皮膚バリア機能
  6. 皮膚の刺激への対応 【メディエーターを抑制】
  7. 消費者からの問い合わせの対応

会場

新宿区立 新宿文化センター

4F 第2会議室

東京都 新宿区新宿 6-14-1
新宿区立 新宿文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 化粧品・部外品のGMPと品質監査のポイント オンライン
2024/4/24 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン
2024/4/25 化粧品主要国成分規制と広告規制及び輸出入の留意点 オンライン
2024/5/7 化粧品主要国成分規制と広告規制及び輸出入の留意点 オンライン
2024/5/16 化粧品の防腐処方設計と保存効力試験実施のポイント オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/22 界面活性剤入門 オンライン
2024/5/23 化粧品における薬機法・景品表示法・公正競争規約の留意点 オンライン
2024/5/24 ASEAN・台湾の最新化粧品申請制度解説 オンライン
2024/5/24 化粧品・医薬部外品・洗剤・雑貨商品開発のための効率的なデータ管理 オンライン
2024/5/29 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/29 化粧品の防腐処方設計と保存効力試験実施のポイント オンライン
2024/5/29 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/5/30 化粧品をめぐる日本と海外の規制と動向 オンライン
2024/6/3 化粧品・医薬部外品・洗剤・雑貨商品開発のための効率的なデータ管理 オンライン
2024/6/3 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/6/4 ASEAN・台湾の最新化粧品申請制度解説 オンライン
2024/6/5 化粧品をめぐる日本と海外の規制と動向 オンライン
2024/6/20 製造承認書および別紙規格の作成にむけた規格及び試験方法の記載・データの揃え方と原案作成要領 (手引き) の活用法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2017/5/31 スキンケア化粧品の官能評価ハンドブック
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/9/25 シャンプー・リンス 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/9/25 シャンプー・リンス 技術開発実態分析調査報告書
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書
2012/5/1 界面活性剤 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/1 界面活性剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/1/1 界面活性剤の機能創製・素材開発・応用技術