技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

次世代抗体医薬品製造に向けたダウンストリーム工程の生産性強化手法

次世代抗体医薬品製造に向けたダウンストリーム工程の生産性強化手法

~生産性の向上、スピードアップ、コスト削減、連続化などのプロセスの最適化のコツ~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、バイオ医薬品の中でも近年注目されているモノクローナル抗体医薬品の製造プロセスに焦点をあて、培養工程後のダウンストリームプロセスで利用される単離・精製技術を工程ごとに解説いたします。
また、生産性の向上、スピードアップ、コスト削減、連続化などのプロセスの最適化のコツについて詳解いたします。

開催日

  • 2019年10月30日(水) 12時30分 16時30分

プログラム

 バイオ医薬品の中でも近年注目されているモノクローナル抗体医薬品の製造プロセスに焦点をあて、培養工程後のダウンストリームプロセスで利用される単離・精製技術を工程ごとに紹介し、現状の課題を踏まえた課題を克服するための様々な手法について具体的な事例を解説します。
 培養工程を起点として、細胞や夾雑物と不純物を取り除き、目的物質の純度を高め高濃度化し原薬ができるまでの各ステップを、生産性の向上、スピードアップ、コスト削減、連続化など、様々なプロセス強化の手法について、最新のトレンドも踏まえて解説します。

  1. はじめに
    1. バイオ医薬品市場のトレンド
    2. バイオ医薬品製造のダウンストリームの構成
    3. 抗体精製におけるクロマトグラフィーとモード
    4. ダウンストリームでの収率と不純物除去
  2. ダウンストリームプロセスの運用
    1. アップストリームとダウンストリーム
    2. シングルハーベストと連続ハーベスト
    3. サイクル運転とプロセス
    4. シングルユース技術の適用とクローズドプロセス
  3. 目的物回収と不純物除去を踏まえたダウンストリーム開発
    1. 各工程の機能を踏まえた精製マトリックス
    2. ダウンストリームプロセス開発における操作パラメーター
    3. 不純物クリアランスと収率の例
    4. フロースルーでの連続処理の実現
  4. 清澄化工程
    1. 清澄化工程の概要と現状
    2. デプスフィルター
    3. 高密度培養液のフロキュレーションと沈殿処理
    4. 細胞と細胞由来不純物の除去
    5. 連続灌流培養のハーベストとインライン清澄化処理
  5. プロテインAアフィニティクロマトグラフィー
    1. プロテインAクロマトグラフィーの概要
    2. 動的結合容量と滞留時間
    3. 生産性を踏まえた運転条件の設定方法
    4. マルチカラムの利用による連続処理
    5. シングルパスTFFによる生産性の改善
  6. イオン交換クロマトグラフィー
    1. イオン交換クロマトグラフィーの概要
    2. 結合&溶出モードによる分離
    3. グラジエントによるチャージバリアント分離
    4. 吸着容量と分離性能を踏まえた工程のポイント
    5. 陽イオン交換のフロースルーモードによる凝集体の分離
  7. ウイルスクリアランス
    1. 精製工程におけるウイルスクリアランス
    2. 低pHによるウイルス不活化工程
    3. ウイルス不活化工程の連続化
    4. ウイルスフィルターによるウイルス除去
    5. ウイルス除去フィルターの処理量強化
  8. 濃縮・ダイアフィルトレーション
    1. タンジェンシャル・フロー・フィルトレーション (TFF) の概要
    2. ドナン効果および高濃度への対応
    3. TFFの連続化
  9. おわりに
    1. 抗体製造のダウンストリーム技術のまとめ
    2. これからの抗体製造プロセスのダウンストリーム
    3. 参考情報と技術ツール

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)