技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品品質システムの継続的改善をふまえた製品品質照査及びCAPA (是正・予防措置)

GQP及びGMPにおけるQAのための

医薬品品質システムの継続的改善をふまえた製品品質照査及びCAPA (是正・予防措置)

~入門コース~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年8月26日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

 改正GMP省令の遵守事項となる見込みの医薬品品質システムは、「医薬品の質の向上⇒プロセスの向上⇒システムの向上」を目指した継続的改善である。その継続的改善のキーワードは、「製品品質照査」、 「CAPA (是正・予防措置) 」の運営の良否が決めてと云われる。
 このセミナーでは、効果的な製品品質照査のポイント (統計的手法及び改善に結びつけるためのコツ”含む) 及び効果的なCAPAのポイント (根本的原因分析/RCA及びなぜなぜ分析を含む) について解説します。

第1部 工程の一貫性及び規格の適切性に着目した継続的改善及び製品品質照査 (統計的手法及び品質リスクを考慮) / (入門コース)

 製品品質照査は、工程の恒常的な安定性とその課題 (潜在的な諸問題の有無⇒CAPAの要否判断) を明確にするために実施されるレビューである。製品品質照査の結果は経営陣のマネジメントレビューのインプット情報であり、効果的なCAPA及び継続的改善に結びつける原動力である。マネジメントレビュー・医薬品品質システム及び製品品質照査は、GMP省令改正の目玉であり、医薬品品質システムやPIC/Sを踏まえ、製品品質照査の効果的活用と継続的改善のポイントについて解説します。

  1. 製品品質照査とは? その効果的活用法と継続的改善へつなげるポイント
  2. 製品品質の照査に関する不備 ~PMDA/FDAのそれぞれの着眼点とは
  3. GMP事例集/2013年における製品品質の照査
  4. 製品品質照査における品質リスクマネジメントの活用について
  5. 製品品質照査の進め方及び製品品質照査に関するフローチャート
  6. 時系列データの分析の進め方~分析及び読み解く方法
  7. 製品品質照査における工程管理図の活用
  8. 工程能力指数による評価
  9. 日常的な製造管理・品質管理における照査の推進
  10. 製品品質照査の実際
    • 重要工程の工程管理値及び試験結果に対する品質照査
    • 規格に適合しないすべてのロットに対する品質照査
    • すべての重要な逸脱又は不適合に関連する調査内容に対する品質照査
    • 工程又は分析方法にいての変更に対する照査
    • 安定性モニタリングの結果に対する照査
    • 品質に関連する全ての返品・苦情及び回収に対する照査
    • 是正処置の妥当性に対する照査
    • 製品品質照査の記録事例
  11. 製品品質照査報告書記載例 (2013年厚生労働科学研究) 紹介
  12. 製品品質照査に関する考え方 (2016年大薬協ソフト事例) 紹介

第2部 継続的改善に結びつけるためのCAPA (是正予防・予防処置) 導入及び運用のポイント

 CAPAの良否が、逸脱・不適合を継続的改善に結びつける決め手といわれ、「経営陣によるマネジメントレビュー」をサポートする原動力である。是正・予防措置 (CAPA) の導入手順を、ISO 9001およびFDAの手法を踏まえ解説します。逸脱・不適合などを継続的改善に結びつけるためには、根本的原因分析〈RCA〉がポイントであり、多くの手法が医薬品以外の分野でも開発されている。このセミナーでは、これらの手法を踏まえ、CAPA手順及び根本的原因分析ポイントについて事例を中心に学びます。

  1. なぜ是正措置・予防措置 (CAPA) が重視されるか?
    • システム査察で指摘を受ける是正措置・予防措置 (CAPA)
    • 製品監査における逸脱の諸問題とその原因
    • 是正措置・予防措置 (CAPA) 導入の目的
    • 製品品質照査フローにおける是正・予防処置の役割
  2. 国際規格ISO9001に学ぶ「是正」「予防」「修正」などの用語の理解
    • 用語 (不適合、欠陥、修正処置、是正処置、予防処置) の定義
    • 修正処置と是正処置の相違
    • 是正処置と予防処置の相違
  3. FDA/CFR211.192およびPart820/品質システムが求める構造的な取り組み
  4. 効果的な是正措置・予防措置 (CAPA) 技法の手順 (事例)
  5. 逸脱における根本原因分析事例
  6. 遡及調査
  7. 再発防止を確実にするための必要性の評価
  8. 修正措置 (応急処置)
  9. 是正処置計画およびその有効性評価 (変更管理及びバリデーションの要否)
  10. 横展開/予防処置の要否⇒予防処置
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/5/29 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2025/5/29 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2025/5/29 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 再生医療等製品/細胞加工製品の製造・QC担当者のためのGCTP入門 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2025/6/27 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2025/6/27 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2025/6/27 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2025/6/27 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書