技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高周波対応材料の誘電率測定

高周波対応材料の誘電率測定

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年8月7日(水) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部 ミリ波材料の各種電気特性評価と使われ方

(2019年8月7日 10:30〜14:45) (途中 昼食休憩を含みます)

 2020年サービス提供開始予定の次世代移動体移動体 (5G) や先進運転支援システムADASを搭載した次世代自動車などに代表される次世代ミリ波システムの実現に向けて、ミリ波と呼ばれる30GHz帯以上の周波数が脚光を浴びています。一方で、ミリ波帯は、マイクロ波帯よりも数倍から数十倍以上も周波数が高くなるため、回路材料となる導体や誘電体に起因した損失が増加し、回路実現を困難にします。このため、使用する周波数帯域において精度良く材料評価し、ミリ波システム設計者が望むミリ波材料をいち早く提供できることが求められております。
 本セミナーでは、次世代移動通信や次世代自動車への展開に必須となるミリ波やミリ波材料に関する基礎知識からミリ波材料評価方法、さらにはミリ波回路やミリ波システムへの応用例などに関して解説します。

  1. ミリ波とは
  2. 次世代ミリ波システム
  3. ミリ波材料の応用
  4. 望まれるミリ波材料
    1. ミリ波材料の使われ方
    2. ミリ波伝送路の分類
    3. ミリ波線路の設計方法
      1. MSL線路の設計方法
      2. MSL線路の伝送損失の計算例
      3. CPW線路の設計方法
      4. CPW線路の伝送損失の計算例
      5. 裏面導体付CPW線路の設計方法
      6. 裏面導体付CPW線路の伝送損失の計算例
  5. 材料評価技術
    1. 材料評価技術の分類
      • 集中定数法
      • 伝送路法
      • 共振器法
    2. 低損失材料の評価技術
      • 遮断円筒導波管法
      • TE011モード空洞共振器法
      • WGモード誘電体共振器法
    3. 導体材料の評価技術
      • 表面側導電率 (表面抵抗) 評価技術
      • 2誘電体共振器法
      • 界面側導電率 (表面抵抗) 評価技術
      • 誘電体共振器ベース
    • 質疑応答

第2部 ミリ波やマイクロ波透過材料および減衰材料の誘電率測定

(2019年8月7日 15:00〜17:00)

 自動運転車の開発に伴い、レーダーの開発が本格化し、ミリ波に適したプリント板、パッチアンテナ、ミリ波に適したレドームまたカバーなどの最適化および5G用材料の開発に必要なミリ波帯誘電率測定の方法と測定のコツについて説明する。

  1. 各種の目的による測定への要求
  2. 電磁波吸収材料の目的に応じた測定方法と注意事項
  3. 開発エンジニアの知りたい具体例
  4. 開放型 (ファブリペロー) 共振器法とは
  5. 開放型共振器法による実施例
  6. 周波数変化法とは
  7. 周波数変化法による実施例
  8. 各種問題点の解決法
  9. 低周波も含めた各種測定法の紹介
    • 質疑応答

講師

  • 清水 隆志
    宇都宮大学 大学院 工学研究科 機能創成研究部門 (電気系担当)
    准教授
  • 鈴木 洋介
    キーコム 株式会社
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/5/24 6G/7Gのキーデバイス
2022/11/30 次世代高速通信に対応する光回路実装、デバイスの開発
2021/2/26 高速・高周波対応部材の最新開発動向
2020/6/11 5GおよびBeyond 5Gに向けた高速化システムおよびその構成部材
2019/1/29 高周波対応部材の開発動向と5G、ミリ波レーダーへの応用
2018/6/30 ADAS・自動運転を支えるセンサーの市場動向
2014/5/10 東芝 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/10 東芝 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/4/25 2014年版 スマートコミュニティの実態と将来展望
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/27 携帯機器用小形アンテナの高密度実装設計
2011/11/30 NTTグループ8社 (NTTを除く) 技術開発実態分析調査報告書
2011/10/15 通信機器大手3社 技術開発実態分析調査報告書
2011/4/11 スマートメータシステム
2009/11/25 中堅無線通信機10社 技術開発実態分析調査報告書
2009/7/1 NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル分析 技術開発実態分析調査報告書
2009/7/1 NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/6/25 携帯端末 技術開発実態分析調査報告書