技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

アトピー性皮膚炎の病態・診断と今後求められる新薬像

アトピー性皮膚炎の病態・診断と今後求められる新薬像

~既存薬でどこまで治るのか? / 既存薬で今だ治らない病型・症状とは? / 薬物治療戦略の落とし穴とは?~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、生物学的病態に始まり、患者の病態を全人的に理解したうえで、治療のアンメットニーズを整理し提案いたします。

開催日

  • 2019年7月12日(金) 13時00分 16時00分

プログラム

 アトピー性皮膚炎は乳児から成人まで全人口の約1割前後にみられる疾患であるが、重症化すると患者・家族・社会にとって大きな負担となる。本症は治りにくい疾患とされ、様々な新規薬剤の開発が進んでいる。しかし、本症の病態は複雑で、なぜ治りにくいのかを深く理解することが求められる。
 演者は数多くの重症患者を診療する中で、アトピー性皮膚炎診療の現状には数多くの落とし穴があり、その解決によって治療効果が相当改善することを見出してきた。生物学的病態に始まり患者の病態を全人的に理解したうえで、治療のアンメットニーズを整理し提案する。

  1. はじめに
    1. アトピー性皮膚炎はなぜ重要か?
    2. 疫学
    3. アトピー性皮膚炎治療の意義・目的
  2. アトピー性皮膚炎の診断
    1. 日本皮膚科学会の定義
    2. 診断基準
    3. 鑑別すべき疾患
    4. 臨床症状
    5. 合併症
    6. 血液検査の意義
    7. 皮膚テストの方法と意義
      1. プリックテスト・皮内テスト
      2. パッチテスト
  3. アトピー性皮膚炎の病態
    1. Ⅰ型アレルギー? Ⅳ型アレルギー?
    2. 遺伝的因子
      1. 遺伝子変異と生体の機能変化
    3. 皮膚のバリア機能障害
    4. 神経免疫学的因子
    5. 免疫学的機序
      1. 自然免疫系
      2. 獲得免疫系
    6. 細菌の関与
    7. 全体をとらえると
    8. 難治例の病態
  4. アトピー性皮膚炎の治療
    1. 治療の3本柱
    2. スキンケア
    3. 悪化因子の対策
    4. 薬物治療
      1. 外用薬
        • ステロイド外用薬
        • タクロリムス外用薬
      2. 全身投与薬
        • 抗ヒスタミン薬
        • 免疫抑制薬
        • 生物学的製剤
    5. 紫外線治療
  5. 病態に基づく新規治療薬と現在の開発状況
  6. なぜアトピー性皮膚炎は治りにくいのか?
    1. 病態理解の落とし穴
    2. 皮膚炎症・病勢把握の落とし穴
    3. 薬物治療戦略の落とし穴
    4. アドヒアランスの落とし穴
    5. 慢性疾患治療の落とし穴
      1. ライフサイクルとアトピー性皮膚炎の経過
      2. 疾病の経過修正を意識した治療介入
  7. 症状および治療効果の評価指標
    1. 自覚症状
    2. 他覚症状
    3. QOL
    4. Long – term control
  8. アトピー性皮膚炎治療のアンメットニーズ
    1. 戦略的な薬物治療の重要性
    2. 既存薬でここまで治る
    3. 既存薬、改善の余地
    4. 既存薬で治らない病型・症状
    • 質疑応答

会場

ドーンセンター

4F 中会議室3

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/25 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2025/2/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/2/26 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/26 体外診断用医薬品の性能評価に必須の統計解析基礎講座 オンライン
2025/2/26 医薬品製造現場で使われる暴露許容値 (PDE (ADE) 、OEL) の算出の基礎とその活用 オンライン
2025/2/26 基礎から考える医薬品の品質と開発段階に応じた規格及びその設定法 オンライン
2025/2/26 医薬品開発におけるプロジェクト事業性評価の基礎と意思決定の考え方 オンライン
2025/2/26 医薬分野におけるモダリティー開発視点からのイノベーション発掘と事業化戦略 オンライン
2025/2/26 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/26 CSVの基本理解と現場での実用ノウハウおよびCSV実施判断 オンライン
2025/2/26 抗がん剤の臨床開発実施の留意点とプロトコール作成のポイント オンライン
2025/2/26 滅菌バリデーションの具体的な計画書・記録書・報告書の作成セミナー (医薬品) オンライン
2025/2/26 PIC/S GMP Annex I 改定セミナー オンライン
2025/2/27 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/27 「GMP監査マニュアル」の活用による効果的かつ効率的なGMP監査の実施と現場運用のポイント オンライン
2025/2/27 GMP違反とヒューマンエラーに対する教育訓練の考え方とQA視点による抑制・防止対策事例 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP-QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2025/2/27 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2025/2/27 少人数体制にも対応したGMP-QA業務・監査のポイントセミナー (全5コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発