技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料における添加剤の基礎知識と分析技術

高分子材料における添加剤の基礎知識と分析技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、高分子材料における添加剤の基礎から解説し、適切な前処理方法、分析方法について詳解いたします。

開催日

  • 2019年6月18日(火) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 汎用のプラスチック、加硫ゴムに使用される添加剤の役割と種類
  • 添加剤分析のための前処理法 抽出の準備
  • 抽出方法
  • 固相抽出
  • 分析機器の基本知識と使用方法
  • 添加剤の種類に併せた分析装置の選び方

プログラム

 プラスチックやゴム等の高分子材料に使用される各種添加剤の種類と役割について、高い頻度で使用される添加剤を中心として紹介する。
 材料中には多種の添加剤が様々な濃度で添加されており、それらの定性・定量を行うには適切な前処理と分析方法を選択する必要がある。目的とする添加剤、高分子の種類、分析目的に合わせた前処理方法について解説するとともに、機器分析技術の原理や分析方法を具体例を交えて述べる。また、よく使用される高分子材料添加剤の中でも分析困難な物質として知られるヒンダードアミン系光安定剤 (HALS) について、汎用的な機器により分析した例を解説する。

  1. 高分子材料用添加剤概論
    1. 添加剤の役割
    2. 添加剤の種類
      1. プラスチック用添加剤
      2. ゴム用添加剤
  2. 添加剤の分析方法
    1. 分析のための前処理
    2. 有機添加剤の分析方法に関する基礎知識と分析事例
      1. ガスクロマトグラフィー (GC)
        • カラム、検出器の選択、試料導入方法や誘導体化方法
      2. 液体クロマトグラフィー (HPLC)
        • カラム、測定モード、検出器の選択方法
          プラスチック添加剤を例として
      3. 質量分析 (MS) 法
      4. 薄層クロマトグラフィー (TLC)
      5. フーリエ変換赤外分光 (FT – IR) 法
      6. 核磁気共鳴 (NMR) 法
    3. 無機添加剤の分析方法と分析事例
      1. 元素分析
        • 電子線マイクロアナライザー (EPMA) 及び蛍光X線分析 (XRF) 、誘導結合プラズマ発光 (ICP-OES) 法の目的、特徴、前処理について
      2. X線回折 (XRD) 法
    4. 局所分析方法
      • X線光電子分光
      • 飛行時間型2次イオン質量分析法など
  3. ゴム材料の添加剤の分析方法
    1. 架橋剤、加硫促進剤の分析方法
    2. 有機添加剤の定性、定量分析
    3. カーボンブラック、シリカの定性・定量分析
    4. 無機充填材の分析
  4. 応用分析事例紹介
    1. ヒンダードアミン系光安定剤 (HALS) の分析例
    2. 添加剤の変質を原因とする製品変色の分析例
    • 質疑応答

会場

江東区文化センター

3F 第2研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/14 サステナブルパッケージ・循環型ポリマー利用に向けたシール技術動向と対策 オンライン
2024/6/14 溶融紡糸の基礎と工業生産技術及び生産管理の実践 オンライン
2024/6/17 ブリードアウト・ブルームの基礎と制御方法 オンライン
2024/6/17 プラスチック・ゴムの劣化メカニズムと劣化評価法および高耐久性設計 オンライン
2024/6/17 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2024/6/18 高分子絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン
2024/6/19 粘弾性測定を用いた材料物性評価 オンライン
2024/6/20 高分子結晶化の基礎と制御および分析技術 オンライン
2024/6/20 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/6/20 FT-IRを上手に使うための基礎とスペクトルの解析 オンライン
2024/6/21 熱分析入門 オンライン
2024/6/21 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2024/6/21 ゴム・高分子材料のトライボロジー特性と接触面の観察および評価方法 オンライン
2024/6/21 アニオン重合の基礎知識と高分子の精密制御 オンライン
2024/6/21 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2024/6/24 粘着剤の基礎知識と評価法 オンライン
2024/6/24 光学用透明樹脂の基礎と光学特性制御および高機能化 オンライン
2024/6/25 高分子の粘弾性挙動と時間-温度換算則の活用事例 オンライン
2024/6/25 フィラーの分散・充填技術およびナノコンポジットの研究開発動向 オンライン
2024/6/27 フィルム製膜における延伸・配向制御、その評価と応用 オンライン

関連する出版物