技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

エポキシ樹脂の複合化技術と高熱伝導化

エポキシ樹脂の複合化技術と高熱伝導化

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーではエポキシ樹脂について取り上げ、用途に適した硬化剤の選択、硬化条件を最適化するポイントを解説いたします。
また、硬化反応のメカニズムから硬化剤選定、配合設計手法を学び、硬化不良やクラックのトラブルの原因と予防策について詳解いたします。

開催日

  • 2019年6月6日(木) 10時00分17時00分

受講対象者

  • エポキシ樹脂で課題を抱えている技術者、研究者
  • 熱硬化性樹脂・エポキシ樹脂に関連する技術者、品質担当者、ユーザ
    • 塗料
    • 接着剤
    • 土木・建築
    • 複合材料
    • 電子材料
    • 合板
    • 成形材料
    • 鋳物 など
  • 熱硬化性樹脂の合成・応用に関わる技術者、研究者、開発者

プログラム

第1部 高性能エポキシ樹脂の複合化技術と応用製品

(2019年6月6日 10:00〜12:00)

  1. エポキシ樹脂の分子構造と特性
    1. 基本的な分子構造と硬化反応
    2. 分子構造と特性の関係
  2. デバイスパッケージにおけるエポキシ複合材の役割
    1. 半導体の実装技術
    2. パッケージにおける課題
  3. 高性能エポキシ複合材の設計指針
    1. 複合材の低熱膨張化
    2. 複合材の高熱伝導化
  4. まとめと応用例の紹介
    1. エポキシ複合材の電子電気機器への応用技術
    • 質疑応答

第2部 セラミックスフィラー添加エポキシハイブリッド材料の高熱伝導化

(2019年6月6日 12:45〜14:45)

  1. セラミックス
  2. 高熱伝導非酸化物セラミックス
    1. 高熱伝導フィラーの選択
    2. 代表的な材料の熱伝導度
    3. 窒化アルミニウム (AlN)
      1. AIN焼結体の熱伝導度
    4. ,2 AlNセラミックスの熱伝導における粒径の影響
    5. 窒化ケイ素 (Si3N4)
      1. Si3N4焼結体の熱伝導度
      2. Si3N4セラミックスの平均粒径と熱伝導度の関係
    6. 窒化ケイ素 (Si3N4) 化ホウ素 (BN)
      1. SiCセラミックスの熱伝導度
      2. 非酸化物セラミックスの熱伝導度と電気伝導
  3. 高熱伝導ハイブリッド材料
    1. Si3N4ナノワイヤー添加エポキシハイブリッド材料
    2. BN凝集体添加エポキシハイブリッド材料
    3. 化学合成BN添加エポキシハイブリッド材料
    • 質疑応答

第3部 フィラー最密充填設計法と樹脂の高熱伝導化技術

(2019年6月6日 15:00〜17:00)

  1. フィラー最密充填設計法
    1. フィラー充填設計の基本的な考え方
    2. 球形フィラー充填
      1. 大径・小径フィラーの組み合わせ充填理論
      2. 粒径分布を有するフィラー系の充填理論
    3. 非球形フィラーの充填性
  2. フィラー充填系樹脂の熱伝導複合則
    1. フィラー充填樹脂系の熱伝導要因
    2. フィラー充填樹脂系の熱伝導複合則
    3. 複数フィラー組合せの熱伝導複合則適用
  3. フィラー充填系樹脂の高熱伝導化技術 ~封止材を中心に~
    1. 高熱伝導フィラーと封止材への適用について
    2. フィラー充填による封止材の高熱伝導化技術
    3. 高熱伝導化の研究例の紹介
    • 質疑応答

講師

  • 石井 利昭
    Astemo株式会社 技術開発統括本部 技術プラットフォーム本部 材料技術開発部
    チーフエンジニア
  • 楠瀬 尚史
    香川大学 工学部 材料創造工学科
    教授
  • 吉井 正樹
    株式会社セイロジャパン
    技術顧問

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/19 高分子の架橋メカニズムと特徴 オンライン
2026/1/20 UV硬化樹脂の材料設計と硬度・柔軟性の両立、低粘度化 オンライン
2026/1/20 高分子延伸による配向・結晶化制御 東京都 会場
2026/1/21 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2026/1/21 高分子の架橋メカニズムと特徴 オンライン
2026/1/22 ポリビニルアルコール (PVA) の構造と物性およびその応用展開 オンライン
2026/1/23 自動車リサイクルの課題、展望と樹脂リサイクル技術の開発動向 オンライン
2026/1/23 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2026/1/23 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2026/1/23 易解体性材料の基礎と最新トレンドおよび接着剤・粘着剤の開発事例とポイント オンライン
2026/1/23 ウレタン材料の基礎と組成・構造解析および難溶解材料の最適な分析手法 オンライン
2026/1/26 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の基礎と活用法 オンライン
2026/1/26 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2026/1/26 プラスチック成形品の残留の応力発生機構と解放機構 オンライン
2026/1/27 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2026/1/27 高分子微粒子の合成、粒径制御とその中空化 オンライン
2026/1/27 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2026/1/27 ビトリマー (結合交換性架橋樹脂) の基礎とイオン伝導性ビトリマーへの展開 オンライン
2026/1/28 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2026/1/28 加工の基礎と機械加工技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/12/27 次世代高速・高周波伝送部材の開発動向
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート