技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

海外製薬企業との医薬ライセンスと契約書の留意点

初心者のための

海外製薬企業との医薬ライセンスと契約書の留意点

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年5月27日(月) 10時00分 17時00分

プログラム

 医薬品産業のグローバル化が進み、大手製薬企業では海外製薬企業とのライセンスが日常化しています。一方、最近の医薬ライセンスの主流は公的研究機関や創薬ベンチャー企業が開発した創薬研究基盤技術や医薬品シード・リード化合物に移行しています。その結果、中小製薬企業にも海外製薬企業とのライセンスチャンスが増えていますが、国内の公的研究機関や創薬ベンチャー企業と同様、海外企業とのライセンス経験が浅く警戒感も強いように思われます。
 そこで、このセミナーでは医薬ライセンスを先導してきた先進国製薬企業の役割や医薬ライセンスを支えてきた薬価制度を概観して、近年の医薬ライセンスと契約書の留意点について考察します。また、医薬品市場が急成長しているアジア諸国の医薬品産業育成・保護政策を紹介します。最後に、医薬品ライセンスに関連する海外製薬企業の最近の動向についても考察したいと思います。

  1. 先進国製薬企業のライセンスの特徴
    1. 医薬ライセンスにおける先進国製薬企業の役割
      1. Win – Winのための医薬ライセンスの枠組み
      2. 化合物評価
      3. 市場環境の変化に対応する柔軟な発想
    2. 医薬ライセンスにおける薬価制度の役割
      1. ハイリスク・ハイリターンの医薬品産業
      2. 薬価による医薬品産業保護政策
      3. 米国の自由薬価制度とリベート
      4. 欧州諸国の薬価制度
  2. 先進国製薬企業の医薬ライセンス戦略
    1. 経済条件設定の考え方
      1. マイルストンと留意点
      2. ロイヤルティと留意点
    2. 関連条項を含めた柔軟な経済条件交渉
    3. ライセンス先選考の特徴
      1. 提携のための条件
      2. 化合物評価基準
    4. 生物学的製剤の台頭と薬価政策の転換による影響
  3. 海外製薬企業とのライセンス契約書の留意点
    1. 全般的な留意点
    2. 契約条項毎の留意点
    3. 契約書ドラフト作成の重要性
    4. 特許裁判の留意点
  4. アジア諸国の医薬品産業育成・保護政策
    1. 中国
    2. インド
    3. 韓国
  5. 海外製薬企業の最近の話題
    1. ブロックバスターモデルからニッチバスターモデルへの移行
    2. 先行するオープンイノベーション
    3. 新しい医療への準備と既存ライセンス契約の見直し
    • 質疑応答

講師

  • 志甫 理
    特定非営利活動法人 メディッセ
    代表理事

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/30 医薬品・バイオ技術のライセンスと研究提携における「経済条件」 の決め方及びリスク対策 オンライン
2024/4/30 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/5/1 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/5/1 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2024/5/7 GMP査察の指摘事項をふまえたQA・バリデーションの考え方と対応/回答時の留意点 オンライン
2024/5/7 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/5/7 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/5/7 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/5/8 国内外査察指摘をふまえたGMP記録の残し方・管理と逸脱・OOS・OOT発生時の対応 (処理手順/フロー/線引き) オンライン
2024/5/8 化学プロセスのコスト削減 オンライン
2024/5/8 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/5/8 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/5/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/5/8 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/5/9 薬価申請・原価計算方法と交渉で有効なデータ取得ならびに資料作成の重要ポイント オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/9 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/5/10 カーボン・クレジットの法的性質、リスクが潜む取引契約書における実務的留意点 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬