技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本セミナーでは、痛みの基本的な概念や考え方と痛みに対する客観的な評価法について解説いたします。
(10:30~12:30)
痛みは常に主観的で、客観的には評価ができないものであり、多面性を持つものです。痛みの多面性とは、1) 身体における痛みの部位、強度、持続性などを識別した痛み感覚の面、2) 過去に経験した痛みの記憶、注意、予測などに関連して身体にとっての痛みの意義を分析する認知の面、3) 「痛み」を不快や不安、恐怖などに感じる情動や感情の面などです。痛みは、生体内の組織損傷に伴い発症し損傷の修復期間内に治癒する「急性痛」と、治癒すると予想される期間を超えて長期間持続する疼痛や疾患の進行に伴う疼痛、または長期間改善しない身体的障害に関連する疼痛である「慢性痛」に分類されます。痛みを理解する上で非常に大切なことは、「急性痛」と「慢性痛」という異なる痛みの存在を知ることであり、さらに、これら2つの痛みは病態が大きく異なるため、捉え方や対処法は変えていかなければならなりません。
本セミナーでは、痛みの基本的な概念や考え方と痛みに対する客観的な評価法について解説します。
(13:15~14:30)
臨床試験は、その研究デザイン・計画から始まりますがその手法に信頼性がないと、研究結果自体の信頼性は得られません。またその手法は、時代の遷延とともにより洗練されたものが要求されてきています。本講演では、痛みの治療薬の適切な臨床試験を行うための研究計画書の作成方法についての概説を行い、適切な臨床研究を遂行する道筋案内を行います。
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(14:45~16:00)
疼痛治療の研究を行う際に、臨床現場の治療状況を知ることが大切です。疼痛の原因を知り、何をするべきかを考えることが大切です。そのために、本講義では、なるべく臨床での具体例を述べたいと思います。画像が多く、新薬、手術など最新の情報も多く盛り込んでいることが特徴です。
1. 疼痛の生理的メカニズム、慢性化機序を理解する。2.代表的な疾患について、解剖生理から学ぶ。3.疼痛に対する、臨床現場での薬剤および外科的治療の実際、薬剤の使いやすさや問題点を知る。ということをポイントにて述べたいと思います。
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