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リチウムイオン電池の劣化、寿命予測技術

電池劣化を予測・推定する仕組みを学ぶ

リチウムイオン電池の劣化、寿命予測技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年5月8日(水) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部 リチウムイオン電池のリアルタイム分析技術と反応偏在を考慮したセル設計

(2019年5月8日 10:30~12:10)

  1. 背景 – なぜリアルタイム計測が必要か
  2. 測定の原理
    1. 黒鉛の反応
    2. セル仕様
  3. 充放電反応分布観察
    1. 動画観察
    2. 反応分布解析
    3. 反応分布と電池特性
    4. 各種条件下での反応分布測定例ご紹介
  4. Li析出を引き起こすLi偏在
    • 質疑応答

第2部 EVと充電器間のデータを活用したリチウムイオン電池の劣化診断

(2019年5月8日 13:00〜14:40)

 情報が少ないEV搭載の蓄電池に関し、限られたデータという制約条件の中で、過去に蓄電池の劣化推定を目的として分析したデータの一例の紹介と、アプリケーションの観点から、必要とされる蓄電池の劣化推定における推定精度を議論し、それを適当したスマート充電のアプリケーション例について紹介します。

  1. 蓄電池劣化推定システムで必要となる精度
  2. システム屋の観点から蓄電池劣化推定を考えるには
  3. 蓄電池データの取得とその内容
  4. 蓄電池データの例
  5. 蓄電池劣化推定の一例
  6. 劣化した蓄電池はその後どうなる?
  7. 蓄電池劣化推定結果を考慮したアプリケーション例
    • 質疑応答

第3部 交流インピーダンス法を用いたリチウムイオンバッテリーの劣化診断

(2019年5月8日 14:50〜16:30)

 本講座では、リチウムイオンバッテリーの劣化診断をテーマとします。まず、リチウムイオンバッテリーの電気化学的特性を知り、交流インピーダンス法を用いてリチウムイオンバッテリーを測定した場合の劣化診断技術について学修します。
 さらに、バッテリー群を構成する個別セルの容量バラつきが、全体劣化へと大きく繋がることを考慮して、バッテリー群のエネルギーマネジメント手法と、このアルゴリズムを提案し、理論的側面から納得して頂くことで、実機適用に対する揺るぎない理解へと繋げます。

  1. リチウムイオンバッテリーの電気化学的特性
    1. リチウムイオンバッテリーの電極反応
    2. リチウムイオンバッテリーの等価回路と回路応答特性
  2. 交流インピーダンス法とバッテリー測定
    1. 交流インピーダンス法によるバッテリーインピーダンスの測定
    2. リチウムイオンバッテリーの劣化診断
  3. バッテリーのエネルギーマネジメント理論と実際
    1. バッテリー容量均等化の手法とアルゴリズム
    2. バッテリー容量均等化の理論と実際
    • 質疑応答

講師

  • 澤木 裕子
    マクセル株式会社 技術統括本部 開発本部 解析課
    主任技師
  • 石田 隆張
    明星大学 理工学部 総合理工学科 電気電子工学系
    教授
  • 坂本 俊之
    東海大学 工学部 動力機械工学科
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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